コーチング再チャレンジ編第2弾
またコーチング講座に通い始めました。第1弾は都合が合わず欠席してしまいましたので、いきなり第2弾から書きます。序二段編を少しパターンを変えて復習するような感じですが、なかなか普段の生活で意識的に行うことは難しいので、こういう講座の場で実践の訓練を重ねることが大事と考えました。今回のテーマは「承認」でした。承認とは、相手を受け入れて、存在そのものを認めてあげる、ということになります。ほめることとは少し違います。最初にやったのは、受講者全員で歌を歌うということです。一人が指揮者となり、残り全員が歌います。歌の途中で歌う人が特定されたり、あるいは全員で歌ったり、指揮者の指示でどんどん切り替わります。歌う側は指揮者の身振り手振りで判断します。指揮者の意思を全員がそのまま「承認」し受け入れています。次にやったのは、受講者が円形に座って、全員で一つのストーリーを作ることでした。これも少し変わっていて、例えば最初の人が、「ある日ある時、おじいさんとおばあさんがいました」と言ったら、その隣の人がその続きのストーリーを作っていき、更にその隣の人がそれに続くという具合に進めます。ストーリーは長くする必要はなく、「すると突然うさぎに出くわし」などワンフレーズで次の人につなげてもよいです。これも前の人の話を「承認」し受け入れることの繰り返しをしていることになります。「承認」において大事なことは、相手の話に対して「yes,and」で会話を重ねていくことです。相手の話を認めたうえで、「そして」「しかも」「その上」といった言葉を使って、話の一部に焦点を当てていけばよいことになります。やってみると意外と難しいですが、相手の話をきちんと聞くだけでも、基本的な承認になります。「でも」「しかし」といった否定した言葉は「承認」の際は好ましくありません。世間で人の話に難癖つけたがる人というのは、「承認」がきちんとできていないといえるかも知れません。また相手の話を最後まで聞けない人も、「承認」ができていない人に入ってしまうでしょう。そして講座では更に、相手がどんな未来を描いていて、どうなりたいか、ということを数分間色々相槌を打ったり質問したりしながら聞く、ということをしました。私が組んだパートナーは、まさにバラ色の未来で、これを承認しなかったら何を承認できるんだ、というくらいで、思わず聞き入ってしまいました。終わった後、話しやすかったと言ってもらえてよかったですが。コーチングの講座は他の講座と違って、受講者同士話をする機会も多く、ただ単に知識や技能を習得するだけでなく、受講者のキャラクターがストレートに伝わってきて、そういった面もかなり面白いです。