ブラジル移民 出航100年
ブラジル移民 出航100年のイベントのニュースが放送されていたのでずっと気にはなっていました旧国立神戸移民収容所に行ってきました。高校生の頃読んだ石川達三の「蒼氓」で全国から人々が集まりここで日本最後の時を過ごされ神戸から出発したとは知っていて建物の前も何度も通っているのですが、中に入るのは初めてです。建物も老朽化し不気味な感じもしますが、歴史の生き証人です。建物内の壁には当時の落書きまで残っていました。ブラジルだけではなくフィリピン、アフリカにまで行ったことも初めて知りました。国を挙げての移民政策なんての観念は今の日本には全くありません。こんな歴史事実があったことを伝え残す貴重な資料なのに知らない人が多いのも残念です。