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カテゴリ:葦澤美也子(Sereno)
葦澤です。
昨日、在住の区の教育委員会が主催する ワークショップ形式の教育懇談会に参加してきました。 これは、区内の各小(中?)学校PTAに 参加の要請が来るものなのですが、 私は昨年に引き続き2回めの参加。 教育ビジョンの策定の参考にさせていただきたい というのが主旨のようです。 10数人程度のグループが7つ。 テーマが3つ与えられて、各グループで 興味があるものを選んで討議という形式だったのですが。 1 家庭での生活習慣の確立 2 家庭での読書・学習の推進 3 学校・地域の教育活動への保護者の参画の推進 の中から、ほとんどのグループが 3をテーマに選んでいました。 さもありなん。 乳幼児対象の子育て支援の場でも、 学童の育ちを見守る場でも同じ。 その中核にいる人たちの多くは、 「やる気のある一部の人」と「無関心なその他の人」という構図や、 どんなに工夫しても伝わりきらない参画の意識や、 責任の所在を分散させるための縦割り意識やなんかに 悩んでいるのだなぁ、とあらためて思ったのでした。 そしてたぶん、みんなが1を選ばなかった理由は 自分の耳もイタいからなのではないかと(笑)。 少なくとも、私はそうです。w * * * ホームドラマを作る人が喜びそうな 一昔前の「絵に描いたような家庭像」なんてものは、 現代社会においてはいろんな意味で「幻想」。 そこを基準においたまま話をしようとすれば 当事者の心に、矛盾や自己否定が生まれるのではないのかな。 大事なのは、幻想ではなく 今、目の前に存在している子どもたちが、 自分の生に満足して、すくすくと 育っていることなのではないのかな。 * * * 最後の各グループの発表を聴いていたら、 「興味と自主性」が 大人にとっても、子どもにとっても課題であると 多くの人が思っているのだとわかりました。 そして、そこへ辿り着くために必要なのは 「工夫とコミュニケーション」だと、 多くの人が思っているのだということも。 点数的なものでは測れないものの重要さ。 目の前のひと手間を減らすことが 「誰でも出来る参画」にはつながらないということ。 いつもはマイノリティを自認している私ですが、 意外とみんな、同じこと思っているんじゃん! なんて。 ちょっと安心してみたりして。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 13, 2008 11:10:00 PM
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