ダメなところを認めることから始めよう!
以前の塾生の話。中学の数学や理科の計算で、小数や分数の計算は当たり前のように出てくる。ある入塾した当初のAさんは、分数の足し算・引き算が出来ていなかった。周りの生徒も少しびっくりしていた。その後、悔しい思いをしたことで、泣きながら一生懸命に居残りや補習で頑張り、中途半端に終わらせることなく、完全に克服したのだ。すると、どうだろう。文字式の計算や、方程式の計算、展開、因数分解まで、驚く速さで解けるようになり、いつも上位に入っていったのだ。決して周りの生徒のレベルが低いとか、遅いとかいうわけではない。苦手なところをプライドを捨てて、はじめからやり直し、完全に理解したことで、大きな自信に繋がり、中学生の内容も、居残りや補習を受けながら、あっという間に皆に追いつき、追い越したのだ!一人ひとり、苦手な箇所や分からなり始めた単元は違うだろう。時間はかかるが、そこからもう一度やり直せばなんとでもなる。大事なことは、本当に自分がしなければならないのは何なのか?である。成績が良く、県内でもトップクラスの高校に入学する生徒にも、程度の差はあるが、苦手なところは必ずある。悲しいことに、学力のまだ低い生徒の中には、問題を解いていて、分からなければ、ほったらかす生徒もいるだろうが、伸びていく生徒のほとんどは、学年を何学年さかのぼってでも、しっかり勉強をしている。応用に繋がる土台となる基礎は、これでもかというぐらい完璧にしよう!(大抵の一次関数の式なんて、数秒で暗算で求められるよね!)これも基礎が分かっているからできること!