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[映画] カテゴリの記事

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• 東京日和

  １９９７年製作。竹中直人監督。竹中直人中山美穂松たか子脱サラした写真家、島津の妻、ヨーコの様子が、このごろ少しおかしい。サラリーマン時代の同僚を自宅に招いたところ、水谷を「谷口」と間違って呼んだり、同じマンションに住む男の子に女の子の服を着せようとしたり・・・。「私のこと見ないでほしいのよ」と妻にいわれても、島津は優しく見つめている。 二人は、新婚旅行で出かけた九州を久振りに旅行する。やがて妻は、病気で死んでしまう。『東京日和』は元々、写真家である荒木経惟が亡くなった妻、陽子さんのエッセーに写真を添えたエッセー集であったが、竹中直人が、この本と出合い、雑誌の対談で会った荒木から映画化の許可をもらって製作したもの。映画は、実際の荒木夫妻とは関係のないストーリーになったらしいですが、映画を見た荒木氏は「かえって僕自身のドキュメンタリーになった。夫婦では語り得なかったことを映画は語っている」と話したらしいです。

  2002年11月09日

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• インディラ

  １９９５年（インド）製作。スハーシニ監督。アヌラーダ・ハーサンアルヴィンド・スワーミインドの小さな村。インディラは、村のリーダーとして人々から慕われている父セートゥと、母とともに暮していた。インディラの両親を始め村人たちは、もともとは対岸の村に住んでいたが、カーストの対立から村を追われ、川のこちら側へと来た。インディラには、婚約者のテャーグがいる。町の大学を卒業し、弁護士になって村に帰ってきたテャーグは、インディラの両親からも信頼されている。インディラたちの村と川向こうの上位カーストの村との間では、もめ事が続いていたが、双方の村の若い男女が駆け落ちしたことから、対立は一挙に表面化する。対岸の村長は、自分の息子とインディラを結婚させて和解しようと申し出る。インディラの父は下位カースト、母は上位カーストの出身。駆け落ち同然に結婚した二人は、村を追われて対岸に来たのであった。複雑な背景の中、インディラの意にそわないこの婚約は、対岸の村長の息子に愛人と子供がいることが発覚した為、ご和算になったが、そのことを根に持っていた対岸の村長は、地方議会の選挙でセートゥに敗れたときに怒りが爆発する。彼は、駆け落ちした娘の父親を教唆して、セートゥを殺させるのである。悲嘆にくれるインディラであったが、父の遺志をついで、二つの村を和解させる為に、婚約者テャーグや村人たちの協力を得て、差別のない社会のために勇気を持って立ち上がる。

  2002年11月08日

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• エンジェル・ベイビー

  １９９５年（オーストラリア）製作。マイケル・ライマー監督作。ジャクリーン・マッケンジージョン・リンチ精神病の男性が、グループ・セラピーで一人の女性と出会う。彼女のことを、運命と信じて疑わない男性。彼のことを、守護天使のお告げと信じる女性。二人は、直ぐに恋に落ちる。人を愛することの素晴らしさを知り、幸せな日を過ごしていく二人。自然に愛し合う二人なので、当然のように、彼女は妊娠してしまう。病院の医師や男性の親達は反対するが、反対を押し切って産むことを決意する。そして、二人は健康な赤ちゃんを産むために薬物治療をやめる決心をする。しかし、今まで薬によって精神の安定を得ていた二人は・・・。

  2002年11月07日

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• ラブ・アンド・ウォー

  １９９６年（アメリカ）製作。リチャード・アッテンボロー監督作。サンドラ・ブロッククリス・オドネル１９１８年戦地に派遣された看護婦と新米記者の物語。看護婦はアグネス・フォン・クラウスキーと言い、新米記者の名前はアーネスト・ヘミングウェイ。アーネストは、激戦区で負傷した兵士ロベルトを助け、自らも足を撃たれてしまう。病院に運ばれた彼を担当したのがアグネスであった。アーネストは、壊疽と診断され足を切断しなければならなくなるが、アグネスの看病と彼女からの医師への説得で、切断という最悪の事態を免れた。この出来事をきっかけに、アグネスに魅かれ始めたアーネスト。しかし、アグネスは、アーネストを子供扱い。実は１８歳もの年の差があったのです。そして、アーネストとは別に、アグネスに想いを寄せる男性がもう一人いた。医師のカラッチオ。アーネストをずっと子供扱いしていたアグネスだったが、一人の男性の死をきっかけにアーネストを恋愛対象としてみるようになる。しかし、アグネスに移動命令が出て、離れ離れになる。手紙によって愛を確認しあう二人。久振りに再会した二人は、薄汚いモーテルで結ばれる。アーネストは、アグネスとの結婚を考えながらアメリカへ帰る。しかし、その後アグネスからは・・・。後に文豪となるアーネスト・ヘミングウェイの青年時代の出来事。この間の体験が『武器よさらば』の背景になったらしいです。１９１８年当時のヘミングウェイの年齢は１９歳。

  2002年11月06日

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• 鍵

  １９９７年製作。池田敏春監督作。川島なお美柄本明谷崎潤一郎原作。若く美しい妻（川島なお美）と、初老を迎えた大学教授の夫（柄本明）。肉体的に下降期にある夫は、妻の欲求を満足させることが出来ない。しかし、美しい妻の肉体に日々妄想を巡らせる夫。若い男を妻に近づけることで、自らの性欲を湧き出させようとするが・・・。 お互いの心を日記で表現し合う。「鍵」は、この日記をしまった引出の「鍵」のこと。盗み見されていることを察知しているにも拘らず、日記を書き綴るふたり。その行為にも、神経を昂らせる何かがあるような・・・。

  2002年11月01日

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• ベスト・フレンズ・ウェディング

  １９９７年（アメリカ）製作。Ｐ・Ｊ・ホーガン監督作。ジュリア・ロバーツキャメロン・ディアスダーモット・マルロニールパート・エヴェレット大学時代、恋人関係にあったジュリアンとマイケルは、お互い２８歳までに結婚相手が見つからなければ結婚しようという約束のもとに、友人関係を結んでいた。２８歳になった時、マイケルは可愛くて性格もよくお金持ちのキミーと結婚することに・・・。ジュリアンは、何とかして結婚を止めさせようとするが・・・。邪魔をすればするほど、マイケルとキミーの絆は深くなり・・・。

  2002年10月30日

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• エビータ

  １９９６年（アメリカ）製作。アラン・パーカー監督作。マドンナアントニオ・バンデラスジョナサン・プライス１９１９年、アルゼンチンの貧家に生まれたエビータ。不遇な少女時代を過ごしたエビータは女優を目指し、１５歳の時に首都ブエノスアイレスに出てくる。ラジオ・ドラマに出演したのがきっかけに、映画にも出演しスターとなって行く。１９４５年、２６歳のエビータは、フアン・ペロン陸軍大佐と知り合って結婚する。ペロンは大統領選に立候補して、妻の人気で見事に当選。大統領夫人となったエバは積極的に国政に参加し、貧困にあえぐ人々の優遇政策や、女性参政権の確立に努力し、やがて民衆から『彼女を副大統領候補に』という声が上がりだした。副大統領に立候補しようかと思っていたとき、末期癌であることが分かる。病に倒れたエビータは、ペロンにも見捨てられ、３３歳という若さで生涯を終えた。

  2002年10月29日

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• 萌の朱雀

  １９９７年製作。カンヌ国際映画祭で史上最年少で、尚且つ、日本映画初のカメラドール（新人監督賞）を受賞した河瀬直美監督の長篇デビュー作。國村隼尾野真千子舞台は、奈良県西吉野村。林業で生計を立てている村。近頃の林業の低迷で、過疎化が進む。そんな時、鉄道敷設のトンネル工事計画の話が持ち上がる。「鉄道が通れば村を出ていかずに生活ができる」と、村人達の思いは切実であった。田原孝三（國村隼）一家も代々林業で生計を立てていたが、この話に夢を託し、孝三自身もトンネル開通作業に携わり、一家の幸せな生活は静かに過ぎていった。しかし、工事は中断され、トンネルは無残な姿で取り残される。時は過ぎ、働く気力をなくしてしまっていた孝三は、ある日、愛用の８mmカメラを持って出掛けたまま、帰って来なくなってしまう。そんな中、一家は夫々、村を離れなければならなくなってしまって・・・。

  2002年10月28日

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• ある貴婦人の肖像

  １９９６年（イギリス）製作。ジェーン・カンピオン監督作。ニコール・キッドマンジョン・マルコヒヴィッチバーバラ・ハーシーサー・ジョン・ギールグッドマーティン・ドノヴァンヴィクトリア時代の華麗な庭園やパラッツォに壮大な愛のロマンが展開する。１９世紀のイギリスの上流社会にアメリカから来たイザベルは貴族の求婚を断り、アメリカから追ってきた実業家の求婚をも断った。彼女の夢は、自立を求め、自分の可能性を探るという憧れを追い続ける自由な未来であった。そんなイザベルを暖かく見守る従兄のラルフは、臨終の近い自分の父に、自分への遺産の半分を彼女に送るように提案する。莫大な遺産を相続したイザベルは、彼女にとって貴婦人の手本のようなマールとともにフィレンツェへ。そこで、ヨーロッパ文化の粋を極めたオズモンドと出会い、彼の強い愛のささやきにイザベルは結婚を決意するのだが・・・。原作者、ヘンリー・ジェイムズは、１９世紀のアメリカ文学の代表的存在。

  2002年10月26日

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• 身も心も

  １９９７年製作。荒井晴彦監督作。柄本明かたせ梨乃奥田瑛二永島暎子友人である良介（奥田瑛二）と綾（かたせ梨乃）夫婦が外国へ旅立ったあとの一軒家で、シナリオライターの関谷善彦（柄本明）は、ひとり辞書の校正をしている。その家へ、夫婦の友人である麗子（永島暎子）が東京からやってくる。初対面のふたりの話題は、当然、留守にしている夫婦のこと。関谷の話す内容から、複雑な関係が次第に明らかに・・・。学生時代、善彦は学生運動で逮捕され有罪判決を受け入獄。服役中に恋人を親友に奪われていた。その親友が良介であり、善彦の元恋人が綾であった。

  2002年10月25日

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• 勝手にしやがれ

  １９５９年（フランス）製作。ジャン＝リュック・ゴダール監督作。ジャン＝ポール・ベルモントジーン・セバーグ撮影所で修行もせず、映画学校にも入らず、シネマテークやシネマクラブで映画の古典を見まくり、映画を論じ、研究し、批評を書いて、いきなり自主的に映画作りを始めた１９５０年代末のフランスの一群の若者達がヌーヴェル・ヴァーグ（新しい波）の名で呼ばれた。その代表作品であり、映画史に衝撃を与えた作品。『海が嫌いなら、 山が嫌いなら、 都会が嫌いなら、・・・ 勝手にしやがれ』の台詞で有名な映画。マルセイユで自動車を盗んだ青年ミシェルは、パリに逃げる途中で警官を殺して指名手配に。恋人、パトリシアとは互いの自由を認め合い束縛の無い関係。パリにも警察の捜査の手が迫っていた。パトリシアは警察にミシェルの居場所を密告。現れた刑事から逃げようとするミシェルは、背後から撃たれて『俺は最低だ』とつぶやき息絶える。ｼﾞｬﾝ=ﾎﾟｰﾙ･ﾍﾞﾙﾓﾝﾄの虚無的な青年を演じ、型破りの青春スターとして人気者に。

  2002年10月24日

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• 狂ったバカンス

  １９６２年（イタリア）製作。ルチアノ・サルチェ監督作。カトリーヌ・スパークウーゴ・トニャッティ３９才のおっさん（ウーゴ・トニャッティ）が、夏の終わりに、一人息子を訪ねる途中、海岸添いの道路で若者たちを満載したガス欠車に止められる。その中に、幼さを残しながらも艶っぽい一人の娘（カトリーヌ・スパーク）がいた。彼女は１６歳。おっさんは、女性の扱いのもなれていた筈であったが、小悪魔的な魅力をもった彼女に、翻弄されて・・・。息子との再会を気にしながらも、彼女への執着をつのらせて・・・。

  2002年10月23日

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• パリ、１８区、夜。

  １９９４年（フランス）製作。クレール・ドゥニ監督作。カテリーナ・ゴルベワリシャール・クルセヴァンサン・デュポンアレックス・デスカスベアトリス・ダルロラン・グレヴィル リトアニアに住んでいたダイガ（カテリーナ・ゴルベワ）が、女優をめざして、車でパリにやってきた。ポケットの中には少しの金といっぱいのタバコ。そして二つの電話番号だけが入っている。故郷に来たフランス人の舞台監督から、パリに来れば仕事を紹介してくれると約束されていた。ダイガはここで、監督からの連絡を待っていた。そのパリの18区に、黒人カミーユ（リシャール・クルセ）がいた。ホモである彼は、愛人の白人の共犯者ラファエル（ヴァンサン・デュポン）と一緒に、金のために、家にいる孤独な老人ばかりを襲い、暮らしていた。カミーユの兄テオ（アレックス・デスカス）は家族の将来を考えよそへ引越しすることを考えるが、妻モナ（ベアトリス・ダル）はパリから出ていくことなど考えられず衝突する。カミーユとラファエル、そしてホモの医者（ロラン・グレヴィル）との三角関係。花の都パリの暗部。ダイガは監督との約束が嘘だと分かった時、カミーユらの金を奪って・・・。

  2002年10月21日

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• 恋におぼれて

  １９９７年（アメリカ）製作。グリフィン・ダン監督メグ・ライアンマシュー・ブロデリックサムとリンダは恋人。しかし、故郷を出たいと思っていたリンダに２ヶ月のニューヨーク行きの話が持ち上がり・・・。リンダの帰りを待っていたサムに、別れの手紙がやってきた。直ぐにニューヨークに発った彼は、やっとの思いでリンダを見つけ出すが、彼女はアントンと同棲中。彼女が何れ自分の元へ戻ってくると信じるサムは、彼らの部屋の向い側の廃墟のビルの地下で２人の行動を観察。この観察の仕方が凄い。仕事が天文学であるのが幸いしたのか、向かいの部屋の光景を壁に投影し、その前にソファーを置いて、まるで映画を見るように・・・。そこへアントンの元婚約者のマギーが現れ、アントンに何とか復讐しようと考えている。リンダとアントンの二人を別れさせることで利害の一致をみたマギーとサムの二人は・・・。

  2002年10月20日

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• 愛する

  １９９７年（日活）製作。熊井啓監督作酒井美紀渡辺篤郎小林桂樹岸田今日子松原智恵子宍戸錠日活復活第一作作品として製作。原作は、遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」ミツ（酒井美紀）と努（渡部篤郎）は偶然に出会い、その日の内に結ばれる。ミツにとって努は初めての男性。努も沖縄から出てきて友達といえば、行きつけの同人会の飲み屋に集う仲間だけ。ただ、努にとっては、一夜限りの恋に近い想い。ミツは田舎から出てきて住み込みで働いていたが、勤めていた会社が倒産。仕事に精をだして働いていた努が、接待で訪れたお店近くにミツがいて、偶然の再会。一夜を共にした二人。翌朝、ミツの腕に痣が出来ているのを発見し病院に行くことを勧める努。診察の結果、ハンセン氏（ライ）病との診断。隔離病院への手続きが行なわれることに・・・。病名を告げ入院の話をして別れることになる二人。努は、そのことを行きつけの飲み屋の店主（宍戸錠）に告白。ハンセン氏病のことを知らなかった努は、店主から詳しく説明される。店主自身もまたその病気であった様子。ミツは、紹介された施設で再度検査されたところ、その病気でないことが判明する。その為、元の生活（努とも合える事）に戻れる事を喜んでいたが、引き返して、今度は世話をすると言い出す。入院中から、「ミッちゃん」と呼ばれて皆からアイドル的存在になっていたミツは、献身的に世話をして、皆に笑顔を取戻させていたのだが・・・。ハンセン氏病は、昔は伝染病とされ、強制的に隔離されていました。伝染病でない事が分かっても、永らくこの施策は続き、この施策が間違いであったことを、菅厚生大臣の時に謝意の言葉がありましたが、結局、帰る場所の無くなってしまった（戸籍からも抹消されることが稀でなかった為）患者は、今も無縁仏になるまで施設での生活を余儀なくされているのでしょう。この映画を酷評する人も多くいるようですが、私は好きです。

  2002年10月18日

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• 世界の涯てに

  １９９６年（香港）製作。リー・チーガイ監督金城武ケリー・チャンマイケル・ウォン不治の病に冒されているケリー・チェン扮する女性は、『スコットランド沖に死者の魂が帰って来る[世界の涯て]と呼ばれる場所がある』という言い伝えを教えてくれたあるイギリスの青年を探している。そんな時、何でも屋の金城武扮する青年と出会う。何事も親身になって依頼人に尽くす青年と共に人探しと[世界の涯て]探しを始める女性は、少しの間、楽しい日々を過ごすのだが・・・。

  2002年10月17日

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• 日陰のふたり

  １９９６年（イギリス）製作。マイケル・ウィンターボトム監督作。ジュード：クリストファー・エクルススー：ケイト・ウィンスレットフィロットソン：リアム・カニンガムアラベラ：レイチェル・グリフィス １９世紀のイングランド。勤勉な若者ジュードは、勉学に専念して大学を目指していた。しかし、村の娘アラベラに誘惑されて関係をもってしまう。そして、妊娠を理由に結婚を強いられる。だが、何の共通点もなかった二人の結婚生活は直ぐに破綻。アラベラは家出をしてしまう。ジュードは大学都市クライストミンスターへ移り、石工として働きながら再び勉強を始める。そんな彼の前に、従妹のスーが現れる。洗練された知性を持った美しいスーに、ジュードは夢中になる。ところがスーは、勤めていた店を辞めさせられてしまう。教師になる夢を持つ彼女は、別の土地でかなえようとクライストミンスターを離れる決意をする。ジュードは彼女を留まらせる為に、少年時代の師であり、今は子供たちのために学校を開いているフィロットソンに、彼女を教師として雇ってもらえるように懇願する。フィロットソンは、願いを聞き入れてくれたが、彼もまたスーを愛するようになってしまう。金持ちの子弟でなく労働者であるジュードの入学を大学が拒絶した為、彼は帰郷する。離れたことにより想いを募らせるジュードはスーを訪れる。しかし、ジュードはスーに対して自分が妻帯者であることを告げる。それを聞いたスーは、フィロットソンと結婚する。しかし、心底フィロットスンを愛せないスーは、結局彼と別れてジュードの元へ。一緒に生活をし始めたジュードとスーであったが、彼の前に再びアラベラが現れる。彼女はジュードに、自分たちの間には息子ジューイが生まれていたと告げ、引き取るように頼むのだった。ジュードとスーはこの子を引き取り、一緒に生活する。やがて、ジュードとスーの間にも二人の子供が生まれる。ジューイは、よく妹たちの面倒もみて、良いお兄ちゃん振りをみせていた。しかし、未婚で同棲する二人に対して、世間の風当たりは強く、職も住居も転々とし、ジューイを学校にも行かせてやることが出来なかった。ようやく職をみつけることが出来、服の新調や何よりもジューイを学校に通わせることが出来ることを喜び、そのことを告げる為に急いで帰った二人の前には・・・。

  2002年10月10日

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• いさなのうみ

  １９９７年製作。監督：日垣一博京子：馬渕英里何廉次：二宮哲也美智子：遠藤久美子いさなとは勇魚と書きクジラのことらしいです。高知県の室戸岬。古くからクジラ捕りをはじめ、漁業が町を支えてきたが、近年は捕鯨も禁止され先行きは不安。少年の頃から漁師にあこがれ、勇壮な漁師になることに思いをはせる廉次にとって高校生活など・・・。幼なじみ美智子の存在も煩わしく感じていた。そんなある日、その昔、クジラ捕り名人だった祖父が、『クジラを捕りに行く』と言い残して海へ・・・。時を同じくして東京からの転校生、京子がやってくる。彼女は、クジラの生態についての知識が豊富だった。廉次は、京子に魅かれながらも、同時にクジラを捕ることにも疑問を持ち始めるのだった・・・。大阪の［扇町ニュージアムスクエア］という小さな映画館でみましたが、行列が出来るほどに盛況でした。ただ、「大きなバックをもった、ちょっと暗そうな少年や青年が多いな」って思っていました。開場されて席につくと、館の関係者らしい人が前に立ち、「それでは、出演の馬渕英里何さんに出て頂きましょう」って、出てきた娘さん、滅茶苦茶可愛い！！そして一斉にフラッシュとシャッター音。そう彼らは、所謂カメラ小僧だったのですね。舞台挨拶があるとも知らずに出掛けて、変な雰囲気の中、上映開始になったのを覚えています。その後、馬渕英里何さんをお見かけしたのは、観月ありささん主演のＴＶドラマ＜私を旅館に連れてって＞で板場見習いみたいな役ででていました。このドラマ、観月の友達役で矢田亜希子さんが出ていただけの為に見てました。

  2002年10月06日

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• 林檎のうさぎ

  １９９７年製作監督：小林広司雄大：上野雄大お姉ちゃん：高田麻美子お母さん：森田美由紀お父さん：石橋凌雄大は５歳。お父さんは外国航路の船長。お母さんもお姉ちゃんも優しいけど、ちょっと寂しかったりする。楽しみだった運動会が近づいてきた。徒競走で一等賞をとりたい。お母さんと踊るフォークダンスも楽しみ。しかし一番の楽しみは、お母さんの作ってくれるお弁当。林檎のうさぎを入れてくれるかなあ？ところが、運動会の直前、お母さんは寝込んでしまう。小さな胸を痛める雄大の心配をよそに、運動会の朝は明けて・・・。

  2002年10月04日

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• 夜半歌聲　～逢いたくて、逢えなくて～

  １９９５年（香港）製作ロニー・ユー監督タンピン：レスリー・チャンユンエン：ウー・チェンリェンウェイチン：ホアン・レイ廃墟となった劇場に響く、深夜の歌声。その歌には悲しい恋人達の果たせぬ想いが籠められていた・・・。１９２７年、北京。タンピンが設計したオペラ座で、自らが演じる舞台【ロミオとジュリエット】は大ヒットした。ファンも数多くいたが、彼は、ただ一人ユンエンだけを愛していた。財閥令嬢のユンエン。時代も社会も、二人の愛を許さなかった。彼女は、別の男と無理やり結婚させられ、彼は何者かに襲われ劇場とともに炎に包まれる。それ以降彼の姿をみたものは、誰もおらず、ただ彼女だけが来るはずのない恋人を待ち続けている。時は過ぎ１０年後、旅の一座が廃墟となっているオペラ座にやってくる。深夜、ウェイチンは、劇場に響く歌声を聞く。まだまだ修行中のウェイチン。ある夜、ウェイチンの前に黒装束の怪人が現れ、オペラ「ロミオとジュリエット」の楽譜を渡し、ウェイチンに歌を教える。それが意味するところとは・・・。香港版、＜オペラ座の怪人＞。

  2002年10月03日

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• 月とキャベツ

  １９９６年製作監督：篠原哲雄花火：山崎まさよしヒバナ：真田真垂美歌が唄えなくなった（唄う気になれない）元ミュージシャンの花火。引退後、山中でキャベツを作っている彼のもとに、ファンだという女の子が強引に押しかけてくる。彼女の名はヒバナ。花火は結局、ヒバナと一緒に暮らし始める。歌が作れなくなった理由は、はっきりされてないけれど。始めはぶつかりあってばかりいた二人だったが、ヒバナのダンスと花火の音楽が次第に調和して、新たな創作がされるようになる。ヒバナの純粋な想いで花火は癒されていくが・・・。ヒバナの本当の姿とは・・・。夢を叶える為に月に願ったヒバナとは・・・。

  2002年10月02日

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• 竜二

  １９８３年製作。監督：川島透原作：金子正次脚本：金子正次助監督：阪本順治主演：金子正次共演：永島暎子、北公次新宿にシマ（縄張り）を持っていた組の幹部は、羽振りよく生活していた。しかし、そういう生活に嫌気がさして、堅気になる。堅気に戻って妻子と生活しはじめるが、極貧の暮らしが待っていた・・・。このＤＶＤが９月２７日発売で今日買いに行ったのですが、店頭にありませんでした。金子正次さんの最初で最後になった主演作。１９８３年の年１１月６日、癌性腹膜炎にて亡くなられました。享年は３３歳。亡くなられた当時、ＴＶの深夜枠で民放でありながらＣＭなしの完全ノーカットで放送されました。今年封切られた＜竜二　Ｆｏｒｅｖｅｒ＞は、この映画の裏側を描いた映画です。没後、彼の書いた脚本が映画化されています。１９８４年に＜チ・ン・ピ・ラ＞主演：柴田恭兵、ジョニー大倉１９８７年に＜ちょうちん＞主演：陣内孝則、石田えり

  2002年09月29日

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• 恋極道

  １９９７年製作望月六郎監督主演：奥田瑛二共演：夏生ゆうな、オール巨人衰退の一途をたどる組のためにヒットマンの役目を引き受けた中年ヤクザが、女子大生と出会う。中年ヤクザは、純粋無垢な彼女を“神様がくれた最後の天使”と思い込む。そして、彼女とともに、何処行くあてもない逃避行を始めるのであった・・・。実際にあった事件を映画化したらしいです。実は、当時、松竹の友の会会員で、年間鑑賞券が残りそうだったので観に行った映画でした。確か夏生ゆうなさんは新人だったのではなかったでしょうか？非常に魅力的な女優さんでした。もっと色んな映画に出てもらいたいのですが・・・。

  2002年09月27日

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• フィオナの海

  １９９４年（アメリカ）製作ジョン・セイルズ監督ジェニ・コートニー、アイリーン・コルガン母親を亡くして父と町に住んでいた少女フィオナは、祖父母の下で暮らすため、ひとり船に乗りアイルランドの西海岸を訪れる。祖父母の家の窓からは、ローン・イニッシュと呼ばれる小さな島が見える。その島はとは、昔、祖父母とともに一緒に暮らしていた島だった。その島の海岸で、幼い弟のジェミーが海にさらわれ、行方不明になった。祖父からアザラシの妖精（セルキー）の伝説を聞かされたフィオナは、弟が生きていると確信する。そして、セルキーに守られている孤島に弟を探しに行く。アイルランドに伝わるケルトの妖精伝説をモチーフに、家族の絆、自然と人間の関わりを描いた作品。

  2002年09月26日

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• 花の影

  １９９６年（香港）製作。監督：チェン・カイコー忠良：レスリー・チャン如意：コン・リーＤＶＤ裏面の解説を完全引用しました。富豪に嫁いだ姉を頼り、蘇州にやってきた少年・忠良。そこでは当主の愛娘・如意を始め、みなアヘンに酔いしれていた。退廃した空気の中、最愛の姉に弄ばれ絶望した忠良は屋敷を飛びだす。時は過ぎ、２０年代の魔都・上海。心に傷を負い女性を愛せなくなった忠良は、人妻を誘惑して金品を巻き上げる上海マフィア配下のジゴロとなっていた。そんな彼に、マフィアのボスが故郷の女富豪を誘惑する様に命令を下す。彼女こそ、美しく成長した如意だった。様々な思惑を交差させながら、二人はいつしか本気で愛しあう様になるが・・・。すれ違う二人の愛を、動乱の時代と共に激しく謳いあげた絢爛たる宿命のラブストーリー。

  2002年09月25日

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• 白い風船

  １９９５年（イラン）製作。ジャファール・パナヒ監督アイーダ・モハマッドカーニ 金魚を買いに出かけた少女の大冒険。春の訪れを祝う新年の日。７歳の少女は、新年のお祝いのための金魚がほしくてたまらない。お店で見た、ヒレが花嫁さんみたいな綺麗な金魚。お母さんにおねだりして、漸くもらったお金でお店にむかうが・・・。初めて街を一人で歩く好奇心で、あちこち寄り道してお店に着いたけれども、お金をなくしてしまっていた。どこに落としたのか・・・。日はどんどん暮れていく・・・。金魚が売れてしまわないうちに・・・。イラン版【はじめてのおつかい】。

  2002年09月24日

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• リチャードを探して

  １９９６年（アメリカ）制作。アル・パチーノ監督リチャード三世：アル・パチーノクラレンス公：アレックス・ボールドウィンマーガレット妃：エステル・パーソンズリッチモンド伯：アイダン・クインレディ・アン：ウィノナ・ライダー 舞台でシェイクスピアの【リチャード三世】を披露する為に出演者と練習中に、この戯作について討論するという設定で映画は進んでいきます。結局のところ劇は通しでみせてくれないのですが、シェイクスピアの【リチャード三世】の研究映画？という感じです。読んでない方は入門書として、読んだことのある方はより深い理解を得られる？かな。実は、ウィノナ・ライダー出演というだけで観に行った映画でした。学生時代に読んだことがありましたが、映画はチンプンカンプンでした。もう一度熟読してから、観てみたい映画です。

  2002年09月22日

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• フェノミナン

  １９９６年アメリカ制作。ジョン・タートルトーブ監督ジョン・トラボルタ、キーラ・セジウィック主人公は、誕生日の夜にＵＦＯからの光なのか隕石の閃光なのか分からない光を見た瞬間から、脅威のスピードで脳が成長して行く。隣人たちは、初めは重宝がって悩み事などを持ちかけて解決してもらうが、次第に気味悪がり彼から離れていく。このような能力が身につく以前から親しくしていた未亡人（友達以上恋人未満の関係）も遠ざけるような素振りもみせつつ動向が気になって彼の家に・・・。彼女が彼の髪を切るシーンが印象的。

  2002年09月20日

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• リービング・ラスベガス

  １９９５年（アメリカ）マイク・フィッギス監督作。ニコラス・ケイジ、エリザベス・シューベン（ニコラス・ケイジ）は、アルコール依存症の為に会社を辞めさせられ、家族にも見捨てられ、死に場所を求めてラスベガスにやって来る。売春婦のサラ（エリザベス・シュー）と出会い、同棲生活が始まる。「酒をやめろ、と言うな！」と繰り返すベンに対してサラは「飲まないで」という言葉は口にしない。ベンもサラに対して「その仕事をやめろ」とは言わない。お互いが、つかの間の安らぎを求め合う。しかし、ベンの生への気力は、ラスベガスに行き着くことで・・・。

  2002年09月19日

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• 天使の贈りもの

  １９９６年（アメリカ）ペニー・マーシャル監督作。ホイットニー・ヒューストン、デンゼル・ワシントン下町の貧乏教会の牧師ヘンリーは、借地の教会の土地が不動産屋から立ち退きを求められていた。貧しい人たちの寄付だけではどうにもならず、尚且つ、貧しい人たちの抱える問題の解決に努力するが、自分の非力さを感じるようになっていた。そんな彼のもとに、クリスマスが近いある日、天使のダドリーがやって来る。ダドリーは自分が天使であるとヘンリーに言うが、信じてもらえない。ダドリーは、ヘンリーの助手になって教会の手伝いを始める。ダドリーは奇跡を起こして助けるのではなく、何気に助言をするだけ。ヘンリーの妻ジュリアは、多忙の夫に欲求不満が溜まっていたが、仕事熱心な夫を誇りに思っていた。ヘンリーは、妻や子供の相手をしてやる時間がとれないので、ダドリーにジュリアの相手を頼む。ダドリーはジュリアの気晴らしに、昔ヘンリーとジュリアが一緒に行った店に連れて行ったりした。いつしか二人の間に、恋愛感情が芽生えるが・・・。心労のヘンリーは、うっかり不動産屋の口車に乗ってしまい、教会の立ち退きを承諾してしまうことに・・・。

  2002年09月18日

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• 司祭

  １９９４年（イギリス）アントニア・バード監督作。ライナス・ローチ、トム・ウィルキンソン、キャシー・タイソン若きカトリック司祭(ライナス・ローチ)は伝道の理想に燃えて教会に赴任してきた。そこで、もう一人の神父が労働党のプロパガンダのような説教をしたり、愛人と一緒に暮らしていることに憤りを感じたりしていた。しかし彼には、隠された一面があった。そんなある日、信者の少女から父親に性的虐待を受けていると打ち明けられる。信者の秘密は漏らしてはならないという掟がある以上、為す術のない彼は、思い悩む。また、彼自身も聖職者でありながら、男性しか愛せず、そして、一人の青年と関係を持つようになっていることに悩んでいた。少女と父親の関係が母親に分かり、事実を知っていながら何もしなかった彼は叱責を受ける。その辛さに耐えかねて、癒されることを望んで行った青年との密会を、見つけられて新聞沙汰にまでなってしまう。本当の愛とは・・・。

  2002年09月17日

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• 戦火の勇気

  １９９６年（アメリカ）エドワード・ズウィック監督作。メグ・ライアン、デンゼル・ワシントン 湾岸戦争中、或る戦車部隊の一基が敵と間違えて見方を誤射して同胞を死なせてしまうが、上層部は、この事実を公表せずに隠している。湾岸戦争後、或る中佐（デンゼル・ワシントン）は、戦死した女性大尉（メグ・ライアン）が名誉勲章を受けるに相応しいかどうかの調査をするように命じられる。この中佐こそが、誤射の張本人である。そして調査の為に、彼女の部下たちを相手に聞き取りを開始するが、ある者は彼女を真の軍人と賛え、ある者は臆病者と非難する。どちらが本当の姿なのか？狂気に満ちた世界で死に怯えながらも勇気を奮って戦うしかない彼ら・・・。事実、ベトナム戦争では、「背後に敵がいる」とまで言われたくらいに、錯乱した精神状態では、動くものすべてが敵に見えたらしいです。そして、未だにその後遺症から立ち直れないままで、日々の生活をされている人が多くいると聞いたことがあります。この映画について書こうと思ったのが、丁度テロ事件一年後の日に重なりそうだったのでずらして書きました。

  2002年09月16日

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• グース

  １９９６年アメリカ、キャロル・バラード監督作。アンナ・パキンジェフ・ダニエルズタナ・デラニーグース（カナダ雁）主人公は１４歳の女の子、エイミー（アンナ・パキン）。母を交通事故で亡くし、１０年間顔を合わせたこともなかった父（ジェフ・ダニエルズ）に引き取られる。父はカナダの大自然の中で暮らしているが、エイミーはなかなか打ち解けられない。そんなある日、エイミーは家の近くの森でグース（カナダ雁）の巣を発見する。母鳥を亡くした１６個の小さなタマゴ。一緒になってタマゴをかえし、ヒナ鳥を育てるうち、父との仲も自然なものになっていく。立派な若鳥に成長したヒナたち。しかし渡り鳥であるグース、父はその為に趣味である小型飛行機の操縦をエイミーに教える。操縦は覚えたものの、なかなかグース達は一緒に飛ぼうとしない。漸く一羽がついてきて、後はなだれ式に母鳥（小型飛行機）について飛びだす。かくして小型飛行機の先導による、越冬地を目指す空の旅が始まる。何とこれは実話に基づいたストーリーだというから驚きです。

  2002年09月13日

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• 太陽と月に背いて

  １９９５年イギリス、アグニシュカ・ホランド監督作。レオナルド・ディカプリオデビッド・シューリスロマーヌ・ボーランジェ吟遊詩人、アルチュール・ランボーとポール・ヴェルレーヌ。男２人の禁断の愛とヴェルレーヌの妻との三角関係。１８７１年、すでに名声を得ていたヴェルレーヌは、ランボーと出会い、ランボーの若さと才能、そして肉体に惹かれていく。やがて２人は愛と憎しみの日々を送ることに・・・。

  2002年09月12日

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• レオン（完全版）

  １９９６年アメリカ、リュック・ベッソン監督作。レオン：ジャン・レノマチルダ：ナタリー・ポートマン麻薬捜査官：ゲイリー・オールドマン 少女マチルダ（ナタリー・ポートマン）の父親が、麻薬を少し掠めた事に対して、麻薬捜査官がその父と一家みな殺しに。マチルダは運良くその場に居合わせていなかった、そしてその惨状を知らずに帰ってきた少女は、逃げ場を求めて同じ階の殺し屋レオン（ジャン・レノ）の部屋に逃げこむ。レオンに殺しの手ほどきを受ける。そんな生活の中、レオンは、家族への愛、女性？への愛を思い出す。マチルダは仇をとったが、レオンは死んでしまった。レオンが愛して毎日、陽に当てていた小さな植木鉢の草を、マチルダは学校に戻って校庭に植える。

  2002年09月10日

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• 愛のめぐりあい

  １９９５年フランス、イタリア、ドイツ合作。ミケランジェロ・アントニオーニ監督（ヴィム・ヴェンダース共同監督）作。出演者ジョン・マルコビッチキム・ロッシ・スチュアート、イネス・サストルソフィー・マルソーピーター・ウェラー、ファニー・アルダン、ジャン・レノイレーヌ・ジャコブ、バンサン・ペレーズオムニバス形式の４話の愛の物語。ある映画監督が疲れきって旅に出る。彼が旅の間に思い出していたのは、男と女の物語だった。第１話【ありえない恋の物語】青年は仕事で訪れた村で女性教師に出会う。二人は強く惹かれあうがすれ違い、そのまま数年がたってしまう・・・。第２話【女と犯罪】港町で監督自身が、自分の父親を１２回も刺して殺したが無罪になったと語る女と出会う・・・。第３話【私を探さないで】３年間、家に帰らない夫に愛想をつかして、家を出た妻は、妻に逃げられた実業家と出会う・・・。第４話【死んだ瞬間】尼僧志望の若い女を、青年手練手管で誘おうとするが・・・。

  2002年09月09日

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• 宮澤賢治　－その愛－

  １９９６年（松竹）神山征二郎監督作。主演：三上博史共演：酒井美紀、中山忍、仲代達矢１９９６年は宮澤賢治の生誕百年にあたるそうで、賢治の伝記映画が松竹と東映で制作されました。松竹制作は、主演に三上博史、監督に神山征二郎、脚本に新藤兼人。松竹の宮澤賢治は、自分の理想と現実との差に悩み、次々にドロップアウトしてしまう人物として描かれています。自分の周りに小さな自分だけの世界を作り、第三者が入り込もうとすることを拒んだり・・・。賢治が農業指導のために設立した羅須地人協会に、女性が入会してくる。彼女は、賢治の思想や生き方のよき理解者であったが、賢治は拒絶する。「性欲は思索と労働の妨げになる」というのがその理由。賢治最愛の妹は、浮ついた理想主義に陥りがちな賢治の性格を理解し、最も身近な相談役として、保護者として、妹というよりも、姉若しくは母のような存在。彼女の存在と死は賢治の生き方に大きな影響を与えていると思いました。理想と現実の間で悩み苦しむ息子を見守り、最期を看取る父親の姿は感動的でした。

  2002年09月07日

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• シクロ

  １９９５年ベトナム、フランス、香港合作トラン・アン・ユン監督作レ・バン・ロック、トニー・レオン、トラン・ヌー・イェン・ケー出演。現代のベトナム、ホーチミン市が舞台。シクロ（人力車）の運転手をしている主人公は商売道具を暴力団組織に盗まれる。その為に、闇の世界に足を踏み入れてしまう。売春まがいの行為をしている姉や、破滅的なヤクザが絡み合い、現代のベトナム社会を浮き彫りにする。監督は、ベトナム生まれでパリ拠点に活動中。デビュー作「青いパパイヤの香り」で一躍注目を集め、この＜シクロ＞でベネチア映画祭のグランプリを獲得しました。

  2002年09月05日

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• 水戸黄門

  本日、京都のローカルＴＶ局であるＫＢＳ京都の映画番組で＜水戸黄門＞をやっていました。１９７８年制作（東映）山内鉄也監督作。黄門さま：東野英治郎助さん：里見浩太朗格さん：大和田伸也他　三船敏郎、竹脇無我、栗原小巻、ハナ肇、植木等、谷啓加賀に赴いた黄門さま一行。そこでは、継嗣を次男坊にして藩経営を我が物にしようとする家老が、権謀術数を使って・・・。長男を擁護する家臣に三船敏郎と竹脇無我。クレイジーキャッツの御三人は旅の途中でのシーン。映画では良くある偽黄門さま一行役。その昔、月形龍之介さんの黄門さまでは、東野英治郎さんが偽もの役もやっていたとか・・・。ＴＶものでは、東野英治郎さんが一番馴染んでいるので、違和感なく観ていられました。しかし、次回の黄門さまは、里見浩太朗さんなのですよね。

  2002年09月04日

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• 湖畔のひと月

  １９９５年（イギリス）パスカリーノ・デ・サンティス監督作。バネッサ・レッドグレー、エドワード・フォックス、ユマ・サーマン出演。イタリア北部の潮畔のホテルを舞台にしたロマンティックコメディー。１９３７年。ファシズムの吹き荒れる時代ミス・ベントレーは父を亡くし、子供のときから毎年父と夏を過ごしてきた湖畔のホテルに初めてひとりで逗留している。彼女は、滞在客のウィルショー少佐に心を惹かれる。しかし彼は、若いアメリカ人の乳母に惹かれている。乳母は若いイタリア人に惹かれている。

  2002年09月03日

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• ウォーターボーイズ

  フジ系ゴールデンシアターで放送。【ウォーターボーイズ】監督：矢口史靖出演：妻夫木聡・玉木宏・三浦哲郎・近藤公園・金子貴俊・平山綾・真鍋かをり・竹中直人・杉本哲太・柄本明廃部寸前の水泳部（部員３年生１人）に真鍋かをり扮する新任女性教師が顧問になると朝礼で言うと、一挙に部員が増える。しかし、専門はシンクロであった。そして、シンクロを男がやってどこが悪いの？という発想から、学園祭でやることを思いつく。しかもポスターまで作って・・・。結局、残ったのは、水泳部生え抜きの鈴木（妻夫木聡）他４名。そしていざ練習と言う時に、顧問が妊娠８ヶ月であることが判明。これからどうする？って時に、クラスメイトたちの嘲笑に一念発起。イルカの調教師（竹中直人）に訓練を依頼するもいい加減なもの・・・、しかし何故か訓練らしくなってしまう。そして海で練習中にＴＶのニュースで取り上げられ、学校には問い合わせの電話が殺到、シンクロと聞いて辞めていった生徒も帰ってきて、今学園祭の目玉に・・・。本当にあった話を映画化。この撮影のため１ヶ月の合宿を行なったらしい。その成果もあって華麗とは言えないけれど、よく整った綺麗なシンクロでしたね。力強さもあり迫力も感じられました。観ていて一緒に盛り上がりかけました。

  2002年08月31日

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• スワロウテイル

  １９９６年岩井俊二監督作。三上博史、Ｃｈａｒａ、伊藤歩、江口洋介　他出演。【スワロウテイル】とは、アゲハ蝶を意味するらしいです。舞台は近未来のニッポン。無国籍都市【円都】（イェンタウン）。【円】に群がる貧しい移民であふれる街。娼婦の母をマフィアに殺された少女(伊藤歩)が、Ｃｈａｒａ演じるグリコに拾われ、アゲハの名前をもらう。グリコに好意を持つ上海出身のフェイホン(三上博史)らの住むイェンタウンで働き始めるが、グリコの客をめぐるトラブルから、彼らは偽札作りのデータを手にすることになる。バンドが結成される。イェン・タウン・バンド。曲がヒットして取材を受けたり放送局に行ったり・・・。しかし偽札作りのデータを、イェンタウンを牛耳る暗黒街のリーダー、リョウ・リャンキ(江口洋介)が狙っていた。

  2002年08月14日

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• ウェールズの山

  １９９４年（イギリス）、クリストファー・マンガー監督作。ヒュー・グラント、タラ・フィッジェラルド、コーム・ミーニー出演。１９１７年、ウェールズの小さな村に２人のイングランド人の測量士がやって来た。そして、村人たちが愛してきた山を測量した結果、山として規定する高さに、６メートル足りない為、村人たちが愛してきた山を丘だと定義する。それを聞いた村人達は、丘を山に変える作戦に・・・。このまま測量士を帰してしまえば、愛する山が地図上で丘になってしまう為、あの手この手で引き留める。そして、村人総出で丘の頂上に土を・・・。ある日突然舞い込んだ大事件。村人たちはとまどい、結束し、丘を山にするために心を紡いで行く。コメディ的要素もありながら、温かい気持ちになれる映画です。

  2002年08月10日

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• ビリケン

  １９９６年阪本順治監督作。杉本哲太、山口智子、岸部一徳、鴈龍太郎、泉谷しげる出演。＜チラシ抜粋＞まず、【ビリケン】について、・１９０８年アメリカ生まれ。・１９１１（明治４４）年、新世界の福の神として大人気に。・映画＜哀愁＞の中で、幸運を呼ぶお守りとして、ビビアン・リーが大事に持っている。・一年後に誕生したキューピーとよく似ているために兄弟だといわれている。・賭け事、色事、合格、縁談、奇跡、発見、何でもかなうラッキー・ゴット。大阪【通天閣】について・１９１２（明治４５）年エッフェル塔と凱旋門をイメージしたという初代通天閣が、新世界ルナパークの一角に建てられる。・１９４３（昭和１８）年付近の映画館で起こった出火が原因で通天閣一帯が大火事となり、ビリケン像は行方不明となってしまう。・１９５６（昭和３１）年高さ１００メートルの二代目通天閣が建てられる。・１９８０（昭和５５）年ビリケン像が復元され、通天閣の中に、祀られる。・１９９６（平成８）年４０周年で全面改装リニューアルオープン。以上のことを頭に入れて、この映画を観ましょう。

  2002年08月07日

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• 男たちのかいた絵

  １９９６年伊藤秀裕監督作。豊川悦史、内藤剛志、高橋惠子、夏生ゆうな、永島暎子出演。自分の中にもう１人の自分がいる。二重人格保持者の暴力団組員のお話。ただ＜ヤヌスの鏡＞や＜ジキル博士とハイド氏＞と違うのは、互いに互いの存在を認識しすぎていること。そして互いの人格を蔑視していること。凶暴でズル賢い松夫と、心優しい杉夫。組幹部は、今どちらの人格であるかを確認してから仕事を依頼する。女性歌手の公演を組で仕切ったのをきっかけに、その歌手と恋におちる。その歌手を接点として杉夫は、松夫と一つになれるかも・・・。そんな杉夫の心とは裏腹に・・・。

  2002年08月05日

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• 眺めのいい部屋[完全版]

  １９８５（イギリス）ジェイムズ・アイヴォリィ監督作。ジュリアン・サンズ、ヘレナ・ポナム＝カーター、ダニエル・デイ＝ルイス出演。＜チラシ抜粋＞１９０７年。イギリスの良家の子女であるルーシー・ハニーチャーチは、目付役の従姉妹シャーロットと共にフィレンツェを訪れた。アルノ川沿いの眺めのいい部屋を期待していた２人は、部屋から見える景色を見て失望した。そんな２人に同宿のイギリス人旅行者エマソンは部屋の交換を申し出るが、保守的なシャーロットは断る。エマソン氏はリベラルな思想の持ち主であり、息子のジョージも一風変わった青年だ。ジョージの存在を気にしながらも、ルーシーの彼に対する態度は冷たい。イギリス人一行が出掛けた郊外へのピクニックで、ジョージはルーシーに近づき、彼女を抱き唇を奪う。しかし帰国したルーシーは、育ちはいいがスノブな青年セシルと婚約するが、ジョージ・エマソンと、偶然再会した彼女は、自分の心の中の意識が、大きく変わっていくのを強く感じていた。新しい世紀を迎え、人々が旧習から次第に解放され始めた時代、１人の少女はイタリアの自由な空気の下、青年と出会い、新しい自分の生き方を見出す。

  2002年08月04日

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• 天使の涙（堕落天使）

  １９９５（香港）ウォン・カーウァイ監督作。殺し屋：レオン・ライ殺し屋のエージェント：ミシェル・リー青年：金城武失恋娘：チャーリー・ヤンワンナイトラブの金髪女：カレン・モク殺し屋とエージェント、互いに干渉しないのがルールの筈が・・・。別れの予感に怯えながら殺し屋に仕事の依頼をするエージェント。ゴミをみれば、その人が何をしていたかが分かるという彼女は、殺し屋の残した痕跡を求めて夜の街に出る。夜の街で殺し屋と出会い、一夜を共にする金髪女。『いつか街であったら、私のこと覚えていてくれる？』夜な夜な他人の店で勝手に営業をする青年。彼は、失恋したての娘に恋をして幸福感いっぱいになるが、失恋娘は元彼のことで頭がいっぱい。嘆き悲しむ娘に青年は・・・。ネオン煌めく香港。５人の天使の切ない恋。

  2002年07月26日

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• デッドマン・ウォーキング

  １９９５年（アメリカ）ティム・ロビンス監督作。スーザン・サランドン/ショーン・ペン今回もチラシの裏面より抜粋します。ひとりの死刑囚とカトリックのシスターの精神的交流を軸に、死刑執行までの様々な立場における人間の心情を、あるひとつの側面に偏ることなく終始透徹した支店で描いた、心を揺さぶられる感動作である。加害者と被害者という対峙する二つの大きな側面を、公正かつ入念に描かれている。死刑囚の死への絶望的恐怖と、肉親を殺された遺族たちの悲嘆と憎悪。それら双方の立場を十分に理解しながら、あえて極端な感情移入を排し、更に社会から白眼視される死刑囚の家族という側面をも通して、それぞれの間で揺れ動く、シスターの心の葛藤や精神アドバイザーとして死刑囚に接していく愛と勇気を誠実に描いていく。ラストシーンで、シスターの努力と勇気によって、真の愛に目覚めた死刑囚がみせる表情が、我々に訴えかけるものとは一体何なのか。法とは、正義とは、人間の尊厳とは、生とは、死とは・・・そして特定の状況下で正当化される死刑とは・・・。死にゆく死刑囚が訴えかけるその表情、そして目は、人間として決して逃避できない根源的な問題を心の奥底に投げかけるのである。”デッドマン・ウォーキング”とは、独房を出され、まさに死にゆく死刑囚のことを指す刑務所内の隠語である。以上、抜粋です。私自身、非常に心を揺さぶられた映画です。ラストのショーン・ペンの表情が訴えかけてきます。

  2002年07月22日

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• ピクチャー・ブライド

  １９９５年（アメリカ）カヨ・マタノ・ハッタ監督作。主演：工藤夕貴共演：アキラ・タカヤマ　　　タムリン・トミタ今回はこの映画のチラシがあったので、全文引用します。１９１８年、アメリカの州となる前のハワイ。夢を抱いてやって来たサトウキビ農園労働者たちの人生は挫折と妥協の連続であった。農園での労働は過酷で、報酬は最小限。お金をためて帰国するという夢は捨てなければならなくなった移民たちは、新しい土地で新しい人生を築くことにエネルギーを向ける。別の人種と結婚することを禁じられていた移民たちが選んだのは、自分の写真を日本に送り、花嫁を日本から迎えるという方法であった。この”ピクチャー・ブライド（写真花嫁）”の史実を基に、一人の女性が本当の愛を見つけるまでを感動的なラブ・ストーリーとして描いている。１９１８年、横浜。両親を亡くしたばかりの１６歳のリヨ（工藤夕貴）はハワイに移住した男との結婚を強く勧められる。彼女は気が進まないが、マツジ（アキラ・タカヤマ）の写真がハンサムであることと、彼のロマンティックな手紙を慰めにしてこの話を承諾する。しかし、ハワイの地を踏んだリヨの目に前に現れたマツジは中年の男だった。どうしても結婚したかったマツジは２０年前の写真をリヨに送ったのだ。ようやくできた友達カナ（タムリン・トミタ）も火災で失ってしまったリヨ。絶望的になってしまった彼女に対して、マツジは「ハワイこそ、俺たちの故郷じゃないか？」と問いかける。リヨにとっての故郷とは、日本なのかそれともハワイなのか・・・。以上、全文引用です。

  2002年07月17日

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• ＰｉＣＮｉＣ

  １９９６年岩井俊二監督作。出演Ｃｈａｒａ、浅野忠信、橋爪こういち。この共演をきっかけに、Ｃｈａｒａと浅野忠信は結婚したそうです。ある施設（病院）に、理由ありで送り込まれた３人は、塀の外に出ることを禁じられていた。３人は、病院と街の間に立つ塀の上に自分たちの居場所を見つける。「塀の外に出なきゃいいんでしょ。塀の上なら、いいのよ」塀づたいに行き着いた教会で牧師から聖書を渡される。施設に戻って、一晩、保護室に送り込まれて、聖書の黙示録を読み、地球滅亡の日を決め、その最後を見るために、塀から塀へと旅を始める。塀の上だけを旅する異色ROAD MOVIE。果たして彼らが見た最後とは・・・。

  2002年07月16日

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