新年会で懐石料理
昨日の話しになってしまいますが,昨日は私のお稽古ごと謡いの謡い初めがありました。毎年恒例で,松江市にある宍道湖の湖畔にある料亭で行われました。窓を開けて写真を撮ろうと思いましたが,窓を開けるととても寒かったので,窓ガラス越しの写真となってしまいました。 始まったのは10時からで,10時から2時間それぞれ謡いを披露しました。謡いは口伝で必ず1対1のお稽古ですし,今までは他の方とは曜日が違っていたのでみんなで集まるような会がないとなかなか会うことが出来ません。2年ぶりにお会いしたおばあちゃまも今回はいらっしゃいました。結婚して初めてお会いしたので,小山さん(旧姓)結婚なさったのね。でもなんで小山のままでなさってるの?お稽古事だけは旧姓でしようと思って。芸名です。芸名。そうなの?そのほうがしっくりくるけれど。そうなんです。私,お茶も謡いも旧姓のままでしているのです。さて,謡いが始まります。 皇居で行われる歌会始と同じ御題の謡いを詩人の大岡信さんがお作りになって,節(作曲?)をお家元がなさったという笑みという小謡いも謡います。これは毎年その年の御題に合わせて作られます。ただし,歌会始では御題(おだい)と言うのに,謡いでは御題(ぎょだい)と呼ぶのです。何が違うんでしょうね? 2時間後,12時になってやっとお料理の時間です。私はその方が楽しみだったりして?ここの料亭は1品1品運んでくれるのがとてもいいです。そして更にすごいと思うのは,食べ終わり次の料理が来るかな?って思う頃にちゃんとお料理が来るのです。会話が増えたとか部屋の雰囲気を感じ取ってお料理を出してくださるのではないかと思っています。私も全部写真を撮るつもりでいたのですが,そのうちおしゃべりに夢中になり,撮るのを忘れてしまったものもあります。私ってなんだかいつもそんなこと言ってるんですよね・・・(反省)。最初は色々なものが枡の中に入っていました。おせち料理のように金柑田作りゆりねかまぼこ海老蕗たたき牛蒡が入っていました。その右脇にちょっとだけ見えているのはお刺身です。しめ鯖ヒラメでした。カニのしんじょのお吸い物白く見えるのは湯気が立っているからです。ゆずに焦げ目がついていました。なんでかな?ゆずのアクセントがきいていてとても美味しかったです。さわらの焼き物鮑の貝が合わさって出てきたので,最初は中身が見えませんでした。お料理の説明があるまでは鮑の何かが出てくるのかしら?(ワクワク)と思っていましたが中から出てきたのは魚でした。そりゃ,5000円のお料理じゃ鮑は出てこないよねぇ。豚の角煮と野菜の炊き合わせ豚の角煮は八角という香辛料がすごくきいていて私の好みの味ではありませんでしたがそれでも美味しく出来上がっていました。次は茶碗蒸しかしわ飯お漬物が出てきましたが,ここでは私の結婚に至る結納金トラブル話し(トラックバックを参照してね)が炸裂してしまい,写真を撮る暇がありませんでした。最後はデザートです。パイナップルのジェラードでした。お酒も少々いただいて,とても美味しくお料理頂戴しました。お店を出たのが1時半。 女が9人も集まると話しは尽きず,次はコーヒーとウィーン菓子が美味しい喫茶店へ行きました。ここでも3時間。10時に始まって,会が終了したのは4時半でした。私はその後急いでスーパーへ買い物に行き,家へ戻り料理の準備をしました。ふぅー。 そうそう,芸名のお話しなんですけどね,お謡いの先生のそのまた上の先生にもお稽古つけていただいているんですけど,その先生が歯医者さん なのです。その先生のところに通っているのですが,先生はすぐに旧姓で小山さんと呼ばれるので,歯科衛生士さんは小山さんってどなたのことですか?って最初はすごく戸惑っていらっしゃいました。最近は大先生のところに謡いを習いに来ている患者さんだと認識しておられるので,先生が小山さんの上顎を・・・なんて言われてもはいはいって普通にしておられます。芸名も良し悪しですね。こちらもよろしくお願いします。