カテゴリ:中国不動産・株・理財のハナシ
不動産の上昇があまりに急なので、
ここ数日、政府の不動産に関する 新政策が矢継ぎ早に打ち出されました。 はじめて住宅ローンを組む人の 頭金比率などが上がったほか、 二軒目ローンを組む場合には、 頭金比率が50%以上でなければならず、 しかもローン利率が基準の1.1倍になるとのこと。 これ、銀行はほぼ即日実施のもよう。 それによって、二軒目購入で頭金を 30%しか準備していなかった人は、 突然ローンが組めなくなって大慌て。 日本だったら、こんな大きな変化、 絶対にある程度の猶予期間がありますよね。 中国の政策の変化は、ある日突然 嵐のようにやってきます。 発表されると同時に即日実施というのが多いんです。 で、政策が発表されたとたん、 物件を購入契約寸前だった人のキャンセルが 大量に発生しました。 頭金を準備できなくて購入を見送らざるを 得なかった人もいるけど、大多数は、 「これを境に不動産価格は下がりそう。 とりあえずキャンセルして様子を見よう」 という人たち。 実際、政策発表後、新築マンションで 値下げをはじめたところも少なからず、 中古マンションの売り手も、 少し値下げしてでも早めに売り抜けようという雰囲気で、 売りに出される物件数が急激にUP。 こうなるとほんと、物件価格が上げ止まることは 避けられないでしょう。 そんな中、更なる新政策の発表が。 「不動産価格が急激に上昇している地域については、 三軒目ローンは一時停止すること」 とのお達しです。 政府の言うことを聞かないといけない 銀行もかわいそうだけど、 不動産業者も泣きっ面に蜂、 もう踏んだりけったりです。 この発表があった翌日、株式市場の 25銘柄もの不動産株が軒並みストップ安。 一晩で8%も下げた銘柄もあったそうです。 大変ですね~。 つい昨日まで、不動産の急激な上昇に ホクホクしていたのが、政策の発表を境に 急に値崩れにおびえ、投げ売りする毎日になろうとは、 不動産を生業にする人たちは、 心臓に太い毛がワサワサと生えているぐらいでないと、 やっていけないですね。 中国の不動産価格ってほんと、「不動」とは名ばかりで、 ジェットコースターに乗っているように、 急激に上がったり下がったりするのです。 ま、三軒目ローンについては、 「不動産価格が急激に上昇している地域」がどこかという 具体的な地名は挙げられてないし、いつから実施というのも あいまいなまま。ここをあえて詳しく言わないで 調整の余地を残しているのでしょうね。 そんな不動産政策の変化は わが家にも影響を与えないではいられません。 まずは三環のマンションのこと。 売却手続きがまだ済んでいないのです。 買主は銀行ローンを利用する予定ですが、 もしかしてローン利率が変化するとか、 ローンが組めなくなるとかいう可能性もなきにしもあらず。 買主がローンを組めないと、この売却話はおじゃんです。 うちは頭金としてもらった現金で、 すでに三環マンションのローンを返し終わった後。 ここへきて売却できないとなると、 頭金を返金しなければならないけど、 そのお金はもう使ってしまった後なので、 どこかほかのところから現金を調達しなければなりません。 ううーっ、それは困る~。 もうひとつは三軒目ローンの停止。 チビちゃんのために三環のマンションを売って、 重点小学校がある地区に不動産を買おうと思っているけど、 そうするとそれは三軒目ローンにあたるので、 ローンが組めないかも・・・! 三軒目というのは家を三つ持っているという意味ではなく、 銀行ローンを利用するのが三回目という意味なんです。 家を買い替えても回数に数えられるので、 実際は一軒しか家を持っていなくても、 三軒目ローンの規制に引っかかるという人もいるはず。 つばめの今の願いは三つ。 三環マンションの売却手続きが無事済んでほしい! その後は重点小学校地区の物件価格が下がってほしい! そしてチビちゃんのための物件を購入する頃には、 三軒目ローンの規制が撤廃されていてほしい! ・・・ははは、そんなに思うとおりにうまくいけば、 神様はいらないよね。 とにかく、今回の政策発表で、 三環マンションの売却手続きに影響が出ないことを 今はただ祈ってます。 ↓はだかんぼ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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