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2010/04/23
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昨日、「三軒目」というのは
家を3つ持っているという意味ではなく、
ローンを借りるのが3回目という意味だと書きました。
数日前、銀行に出向いた時にローン担当者が
そう言っていたのです。
でもそれはもう、過去の話となりました。

今朝の新聞の経済面を見ると、
大きな見出しで、

「二軒目物件とは持ち家の数を指すのであって、
ローンの回数を指さない」

と書いてありました。

記事の中身を読むと、
「二軒目」「三軒目」の解釈が以前より厳しくなり、
今後はローン記録で何軒と数えるのではなく、
実際にその家族内の人が登記・所有している不動産の
数をもって「二軒目」「三軒目」が認定されることに
なるそうです。

だから、一軒目を現金一括で購入して、
二軒目をローンで購入する場合、
これまでだとローンが一回目なので「一軒目」と認定され、
頭金も少なく、安い利率でローンが組めたのが、
今後は登記された所有物件数を見るので、
はじめてのローンでも、二軒目の家だと、
頭金は50%以上準備した上で、残りのローン利率も
基準の1.1倍になってしまうとのこと。

逆に買い替えの場合、
実際持っている家の数は増えないわけだから、
一軒目の家を売って、また別の家を購入する際には、
一軒目として安い利率が適用されます。

今回の政策の基本にある考え方は、

「家というのは、住むには一家族に一軒あればいいわけで、
その原点に戻ったということ」

らしい。一軒目は生活必需品として
安い利率が適用されるけど、
二軒目以降は投資目的とみなされ、
頭金比率やローン利率を上げますよ、というわけ。
そして三軒目以降はもっと厳しく対応する構え。
とにかく、投資目的の不動産購入によって、
不動産価格がバブル化して不当に吊り上げられ、
本当に住むための家を必要としている人たちが
高すぎて家が買えないという状況を
防ごうという考えです。

その考え方はいいと思うけど、
政策発表と実施があまりに突然なんだよね~。
そして、いつから、どんなふうに、という
現実的な面は、今検討中、とか、
今後の発表を待て、というのが結構多い。
日本じゃありえないよね。

今回も二軒目三軒目の定義の変更?が発表されたけど、
実際には、個人の戸籍や婚姻状況と、
住宅登記状況、そして銀行ローン情報は
まだネット連動しておらず、
実際にきっちり運用するのは難しいようだ。
政府の考え方だけは発表されたけど、
運用に際しては抜け道はいっぱいあるということ。
ま、その抜け道は条件が整い次第、
おいおい埋めていくということなんだろうけど。。。

中国の政策の変化はある日突然やって来て、
市民のさまざまな生活状況を急変させます。
でも上に政策あれば下に対策ありで、
政策実施は急だけど抜け穴だらけっていうのが
慎重&完璧派の日本の物事の進め方とまったく逆なので
とっても新鮮に感じるつばめなのでした。





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Last updated  2010/05/02 12:23:20 AM
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