カテゴリ:中国不動産・株・理財のハナシ
三月中旬に売却が決まった三環のマンション。
その後契約書にサインし、買主のローンの審査から 税金納入や登記変更など様々な手続きを行っている最中に、 政府の不動産に対する一連の政策が次々に発表され、 つばめ達をひやっとさせましたが、 四月末にやっと手続きがすべて終了しました。 買主は南方出身のご夫婦で、 大学を出て北京で働く一人娘のために つばめ達の三環のマンションを購入するのだとか。 娘さんの名前で購入したので、 ローンも1回目だったので、 政策の変化の影響を受けずに 無事ローンが組め、トラブルなく手続きが済みました。 つばめが心配していたのは、 このご夫婦がマンションを購入契約してまもなく 政策発表があり、物件価格の上昇が止まったので、 「高値をつかんだ」と後悔しているのでは、ということ。 キャンセルとか、何らかのトラブルが発生するかも、 と覚悟していました。 ところが。 手続きの最後、買主のご夫婦と一緒にマンションの 登記変更手続きに行ってきた夫、帰ってきて 「GW後に奥さんと子供を連れて、三環のマンションに 食事に来てくださいって誘われたよ」。 という。つばめが 「ねぇ、買主のご夫婦は高値を買ったって 後悔したりしていないの」 とかねての心配を口に出してみると、 「きっとそのことを言うと、ボクがいたたまれない 気持ちになると思って、口に出さないんだと思う」 との返事。 どうやら人のいい夫は、買主夫婦に気に入られたようで、 これまでも何度か手続きに出向いた際も 外で食事をご馳走になったりしていたよう。 登記変更の際も旦那さんがちょっと政策のことを 口に出しそうになったら、夫人と娘さんがすぐ、 「もう購入した後なんだから、ごちゃごちゃ言わない。 とってもいい物件で気に入ってるし」 と旦那さんにそれ以上言わせなかったとか。 いいご家族に購入してもらうことになって 本当によかったと思いました。 そして今日、三環のマンションに招待されて 食事をいただきました。 つばめは初めて買主のご夫婦と娘さんに会ったのですが、 家族みんなニコニコして幸せそうで、 ひと目で家族円満なのが分かりました。 ご夫人の豪華な手料理をいただきながら話も弾みます。 建築業界で働く旦那さんは、政策発表で一時落ち込んでも、 北京の不動産はまだ上がる余地があると考えているよう。 それにGW前に、 「5月1日以降、一家族に一軒しか不動産を購入できない」 という新政策が発表されたのです。 これも北京の不動産購入制限の政策の一環なのですが、 「5月1日以前に何軒購入していてもそれは数に数えない、 5月1日以降、一家族に一軒だけ購入できる権利を与えます」 という内容。 (ローンを組む際には、実際に何軒物件を 登記・所有しているかによって、 頭金や利率の条件が変わります) だからご夫妻が5月1日以前に購入したのは ある意味、正解だったとも言えます。 今後もう一軒物件を購入できる権利を残しておけたのです。 いずれにしても、買主さんが満足していて、 娘さんも気に入っていて喜んで住んでくれそうだったので 本当によかったです。 つばめ夫婦、おいしい食事をいただいたばかりか、 帰り際にはチビちゃんにお年玉まで いただいてしまいました。 マンションにおいてあった家具や家電を 全部プレゼントしたので、 そのお礼の意味もあったのかもしれません。 三環のマンションをもう一度見られたし、 今後住んでくださる娘さんやご夫婦にも会えたし、 とても満ち足りた気分で マンションをあとにしたのでした。 ↓三環マンションの部屋。18階なので眺めもよく、 つばめも気に入っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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