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らぴすらずり・うぃ~くりぃ~

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毎日新聞の「少子化の風景」が21日で連載を終わりました。
私は毎日新聞は購読していないものの、このHPで連載のことを教えてもらってからこまめにネットで読んでいました。
同じように年初から特集していた、日経新聞の「少子に挑む」とつい比較してしまうのですが、日経の方は早々に特集が終わり、最期は国としての力が落ちてしまうからどうのこうのだの、誰に向かって何が言いたいんだ?という結末で終わったような印象が個人的にはあります。なんと日経新聞のサイトに「少子に挑む」で検索して、1件のヒットもないっていうののもどうよ....。

その日経新聞の最終回に、おちゃちゃさんのご意見が採用されたと伺いましたが、私の方には毎日新聞から採用の連絡が入りました。「実名が基本ですが....」とのメールに、新聞社さんのお立場を考えると実名に協力したいのは山々だが、マスコミの影響力を鑑みると申し訳ないけれども「神奈川在住女性」でお願いしたいとお返事しました。
いや、ぶろぐでこれだけ言われるんなら、マスコミだったらどうなるんだか。
あと、正直なところ、毎日を購読していないし....。

10行くらいに縮めるということでした。
私のメールのどの部分がどうピックアップされるのかが、楽しみです。
ちなみに、こんな文章を投稿しました。
本当は、アップする前にどうにか改稿できないものかと思案したのですが、こういう「言いたい気持ちいっぱい」で書いた時の文章って、どこをどう削ったらいいのかがわかりません。
なんだか、過去の恥ずかしいラブレター公開みたいな気分ですが(笑)、まぁ、世の中にはこんなことを思う人間もいるんだよ、ということで。
一部、企業や個人に関する記述は変えてあります。

********************************
少子化の風景、私のHPで人に教えられてから大変興味深く拝見しています。

私は、この年末で十数年年勤めた会社を退職しました。
私は在職中に、3回の育児休職を取っています。
会社の規定では、一人の子どもにつき3年まで。一人の母親につき5年まで。の育休権利があります。
私は規定めいっぱいの4年11ヶ月を取得しました。
社内で最初の3回目取得者です。
小学生と、(中の子は病気により逝去)、3歳児を抱えて、育児勤務を2年しました。

うちの会社の女性社員の産休取得は進んでおり、平均的には一人目で1年半前後を取っています。
現在二人目の育休・復職の世代にさしかかっていて、これがなかなか大変です。
一人目で無理をしすぎて、二人目妊娠をきっかけに退職、という例。
なんとか二回目の産休を取ったものの、もう戻れる気持ちにならずにそのまま退職...など。
二人の子育てと仕事を両立した女性先輩社員は、実はたった一人でした。
後輩として、数名が続いてきていましたが、「子どもが学校に上がったらどうしよう」という段階です。
「育児休職取得に理解を」という段階が10年前、「2回目の休職に理解を」が5年前、そして現在が「学童に上がった子どもの家庭生活との両立」
「保育園、学校と生活時間の異なる二人の子どもの家庭生活」
さらに、人数に関係なく「定時で帰れる事務系でなく、高残業の専門職の育児」が、大きな課題となっています。
一方で、男性社員の育児休職取得は、若手を中心に実績が進みつつあります。
奥さんが夫と同様に労働時間も給料も高い、という社員も少しずつ増えているのです。
1年のうち、前半を奥さんが取得したので、後半を自分が取ります、という社員もいました。
育児休職を取得したくても取得できない男性社員の一番の理由は経済面、でした。
経済的に心配がない家庭は、夫が育児休職を取り、更にその後も育児協力をする。
その形でうまくいけば、第二子でも同じような形態でこなしていってくれるのかな、と明るい期待が持てました。
これはひとつの、少子化社会に提案できる形ではないでしょうか。

私は労働組合の「育児介護専門委員会」の委員長を1年勤めました。
次世代育成支援対策促進法に基づく企業の行動計画策定のため、会社人事部と、組合執行部 が協議するための場に対し、執行部に具体的な提案を行う活動をしており、
復職者への個別相談支援、組合員全員を対象とした育児介護に関する実態アンケートの実施 などを行いました。
アンケート結果では、上述の、男性が育児休職の取得意向(非常に高かった)、取得できない原因(経済面、ついで評価)など大変興味深い結果が得られました。
にも係わらず、私が退職を決意したのは、学童保育卒所後の家庭生活の難しさと、中学受験です。

「少子化の風景」では、様々な実態がレポートされており、特に不妊問題やシングルマザーの話は
非常に実態どおりに紹介されています。、
一方でまだ取り上げられていないテーマとして、学童保育の問題、そして二人目不妊の問題があると思います。

学童保育は大きな問題です。
一人産んだお母さんがなぜ二人目に踏み切れないか。
働いている女性のサイクルで考えると、一子を産んで10ヶ月~18ヶ月で復職。
ラッキーな場合は短時間勤務を半年取得し、その後フルタイムで働いて約2年。
そろそろ次をどうしようか...と考えると、子どもは幼稚園の年中さんに相当する4歳。
それから妊娠をして、出産で1年休むと、ちょうど学校に上がる時期に復職することになる。
だが、そこまでしたのに進学する学区には、学童保育が無い....。
昨年まではあったのに無くなってしまった(川崎市)....。
無くなる動きがあるらしい(横浜市).....。
親が働くことを前提にしている保育園の世界から、学校というまだまだ旧体制の世界に入らなくてはいけない。
さらに学童は3年生までしかいられません。
4年生以降は自宅で留守番、ということになりますが、たかだが10歳の子を、長期休暇の場合は丸一日自己管理させることになるのです。
住んでいたマンションには空き巣が入りましたが、子どもと鉢合わせしたらどうなっていたか。

一方で、共働き家庭の方が専業主婦家庭よりも子どもの数が多いという統計があります。
これは、実家の援助など共働き支援が確立さえすれば、経済的余裕のある家庭の方が 子産みの力があるということだと思います。
経済力さえクリアーすれば三人の子育てを考えることもあると思います。
長期に渡る、仕事と家庭の両立支援施策の充実化が、子産み力の再生につながるのではないでしょうか。


また、シリーズで不妊の問題を取り上げたのは画期的だと思いますが、実は 二人目流産の問題も密かに大きな問題となっています。
これは、ベネッセ「たまひよ」などでも特集されることがあるので、注目すれば実は大きなトピックとおわかりになるでしょう。
二人目流産は周囲でも確実に増えていますが、初産の高年齢化と無関係ではないと思います。
一人目ができたから次も。そう思っていたのに、ちょっと2年3年空けたら、次がなかなかできない。
上の子を抱えての不妊治療は時間的にも、経済的にも、精神的にも厳しい。
そういう夫婦が増えています。
「うちは女の子だから、もう一人でいいわ」という家庭も多い。
男の子だとせめてあと一人女の子が欲しいけれど、というのです。
男の子ばかりの我が家は「かわいそう」と言われてしまう有様です。が、これも最近のトレンド。
不妊治療の受けやすさが望まれるし、また、兄弟育児の良さが軽視される傾向についても、なにかしらの警笛がなされればと思います。


ところで、うちの長男の学年はなぜかそこだけ人口数がちょこっと上がっているのです。
統計をご覧になってみて下さい。
なぜかおわかりになりますか?
平成**年10月から、出産手当金(分娩費・出産育児一時金)が大幅に増額になったからだ、と言われています。
うちの子は*月産まれ。とっても残念だったのを覚えています(笑)。
あれから10年据え置きのまま。
そろそろ、思い切った増額の実験を提案したいと思います。
体力的に、経済的に、体質的に。
産める環境にある人は、産む理由があれば産めるのではないかと思います。
その後押しとなるのが、やはり経済援助ではないでしょうか。

子育ては、基本的に自己負担です。
お金のために子育てしているわけじゃない。
そう、思いながらみんな子育てしている。
それなのに、かかる費用については誰も助けてくれないのに、子どもが育つのを待ちかまえたかのように、税金を負担して老人を養う財源かのように狙っている。
ちょっと待ってよ。子どもが私ら親を養うのならともかく、なんで見知らぬ年寄りの世話のために社会奉仕させられる?
だったら、あんたたちの年金をこっちにわけてよ。そう、思う人は多いでしょう。

お金がかかるから、子どもを育てながら働きたい。それなのに、その環境が不十分。
議論は「家庭力をつけよう」とか、じゃなかったら「社会全体で子育てを」とか、ぼんやりしたとんちんかんな話ばかり。

私たちは、今、子どもを必死で育てている。
働いている。働こうとしている。
一生懸命、険しい山を登ろうとしている人にむかって、遠くの山から
「がんばれ~」「だいじょうぶかぁ」と叫んでいい気分になってほしくない。
自分たちだって大変だったんだぞぅ、なんていう悠長な説教話も聞きたくない。
欲しいのは、上からザイルを放って引っ張ってくれるとか、下がりそうな尻を後ろから押すとか、そういう具体的な支援。
水も「あと1キロ先に川があるぞぅ」なんていうのじゃない、ペットボトルを今すぐ放ってほしい。
子育て真っ最中、仕事と子育て四苦八苦中の家族は、具体的な支援を望んでいるのです。

まとまりのない意見で失礼しますが、最後に、このシリーズがまだまだ続いて更なる具体例の紹介と問題提起をしてくれることを望みます。

らぴすらずり 女性 38歳

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最終更新日  February 6, 2005 12:32:05 AM
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