せん妄中に“しりとり”
昨晩は朝の5時に「おちんちん痛い」「死んだ~」と苦しそうに唸ってから排尿。その後1時間ほどグズグズ言っていたが、夜は良眠できていた様子。7時起床。朝食前、居眠り。食後すぐに「トイレへ行く」と言い、便器に座ってスムーズに中量排便。母に手を出したりして、不機嫌な状態のまま、9時半、Kホームのデイサービスへ。15時半、N先生より血液検査の結果の電話がある。白血球数は6300で、特に異常はないと言う。電解質は下限に近い値だが、腎臓、肝臓の働きはOKで、貧血もナシ。少しミネラルが足りない感じはするが、N先生の所見としてはやはりせん妄と認知症の合併ではないかとのこと。15時40分、父が帰宅。頭が下がっている。水を一杯飲んで、「寝る」とベッドへ。その後は最近お決まりの「起きる」と言って車椅子に座ると「寝る」と言い出すパターン。3回ほどベッドと車椅子を行き来する。ベッドに横になっても眠りはせず、喋り続けて、ベッドの柵をガチャガチャ揺らす。そして、数度に渡る失禁と尿パッド千切り。せん妄になると急に尿量が増えるのはなぜか‥。20時15分、ベッドから車椅子へ移るが、「寝る。寝る」と多動状態になる。夕食も食べず、洗面もせずに21時15分、ツナギに着替え就寝。もちろん、眠るはずもなく、喋りっ放し‥。ベッドの柵を縛ると、麻痺側の左半身を下にしてベッドの柵に掴まり、手を放して仰向けにゴロンゴロンと何度も転がる。普段は左側の柵に掴まることすらできないのに‥。23時半、ドスン、ガチャンという大きな音で駆け付けると、父がベッドから落ち、下の布団に仰向けなり、扇風機が倒れている。左の眉をぶつけたらしいが、少し腫れているだけ。布団があってよかった。寝ていても、柵を縛ってあってもベッドから落ちるのでは、目が離せなくなる。「下に寝る」と言うので、布団に寝せるが、すぐにグズグズ言い出し、ベッドのマットレスを引っ張る。気を紛らわすために“しりとり”を始める。「カラシ」に対し、「シラク」と答えるので、「何それ?」と聞くと「フランスの大統領だ」。父は考えもせずに瞬間的な返答をするのに対し、私は父の何倍も返答が遅い。しりとり終了後、父をベッドに戻す。0時半、ようやく静かになる。昨日は500ccだったのに、今日は排尿量1390cc。水分摂取量1340cc。