「BOY A」シネトレ ブロガー試写会、感想。
◆クレジット(c)THE WEINSTEIN COMPANY ,FILMFOUR CUBA PICTURES◆公開表記11月、渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー◆公式サイトhttp://www.boy-a.jp/重い、鑑賞後、これだけ観客を暗澹とした気分にさせる映画は、川崎を舞台にした「カインの末裔」以来でした… 兎に角、ラストに救いがないのが、何とも、マゾスティックな感覚を鑑賞者に与えるでしょう。事前に「イギリスのインディーズ系映画」と覚悟して観に行くべきかと。 この映画を観ると、どんなにハッピーな気分でも、鑑賞後に、ずどーんと、メンタルが墜ちますから。「BOY A」そう、元「少年A」なのです、主人公は。フラッシュバックのように当時の惨劇を後半映し出しますが、敢えて説明調にせず、観客の思考力に任せる、この映画はそんな編集手法でした。映画としては、評価されるべき作品ですが、積極的に、周囲に「これは観た方が良いよ」とお勧めは出来ませんね… 何故なら、上記の通り、すごーく、観終わった後に気分が落ち込みますから、、、主役のアンドリュー・ガーフィールドは、ハリウッドでテリー・ギリアム監督作品「バルナッサス博士の想像力」で、故ヒース・レジャー、ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウらと共演している、新進気鋭の若手俳優、その演技力は観ていて確かな物がありました。しかし、基本的に映画って、観客を楽しませる、感動させる、そんな感じな物を求めていると、偶に、こう言う映画にぶち当たり、丁度、車で交差点で前方不注意、衝突して、「あちゃー、やっちゃったー」な気分と似たものがありますね。正直、今のメンタリティでは観ていて耐えられませんでした。。。