「篠山紀信展 写真力」
「篠山紀信展 写真力」。サブタイトルは「THE PEOPLE by KISHIN」。ここにあるように、被写体は人間ばかりなのである。 けれども、不思議なほどに人間臭さがない。 篠山紀信は、それをこんなふうに表現した。 「写真は真を写すというけどウソなんだよね」 たとえば、歌舞伎。篠山は自分の撮影する歌舞伎の写真を「現代のテクを使った浮世絵」と呼ぶ。「歌舞伎はつくられたリアリティーを獲得している。そのウソの上に僕もウソをつく。それでリアリティーが生まれる」 彼は「真」を写そうなどと思っていないのだ、きっと。彼がカメラという機械で切り取っている現実は、「美」と「時代」。 展示は5つのテーマで構成されている。物故者の「ゴッド」、有名人の「スター」、歌舞伎やディズニーランドなど夢の世界の「スペクタクル」、肉体美、ヌードの「ボディー」、そして東日本大震災の被災者を撮った「アクシデント」。 おもなモデルは昭和の大スター、三島由紀夫や美空ひばり、山口百恵や宮沢りえ、さらには市川海老蔵、AKB48など幅広い世代にまたがっていた。 被写体は人間ばかりなのである。 けれども、不思議なほどに人間臭さがない。 篠山紀信は、それをこんなふうに表現した。 「写真は真を写すというけどウソなんだよね」... ネイチャーをテーマにしている私m-cyanには...人間臭さも感じる作品もありましたしエロ下品臭くも感じた作品も...50年間にわたり撮影されてきた写真に懐かしく拝見してからなんとなく気持ちが重たくてカメラ持ち歩かずひたすらもくもくと家事や仕事かたずけていました...早く気持ちを切り替えなくては...さてグランフロント大阪北館B1Fイベントラボで開催中の「篠山紀信展」は5月18日までです。