青春の輝き
一つ前の「成功」に関する名言・格言と同様、「青春」に関する名言・格言も多い。有名なのは、詩人のサムエル・ウルマンの言葉「青春とは心の若さである」であろうか。サムエル・ウルマンの名前は知らなくとも(私も知りませんでしたが。^^;)、この言葉は聞いたことがある、という人は多いでしょう。でも、これも「成功」とか「幸福」に関する言葉同様、分かったようで、考えると深いものがあります。 つまり、「心の若さ」ってなんでしょう? ということ。昨今、時代の進歩というか、世の中の変化が激しい中では、昔だったら尊重された「年長者の智慧」みたいなものが軽んじられる傾向がある。つまり、昔の経験から、こうだった、という経験則が、今の時代には合わない、適用できない、というケースが多いからだ。しかし、すべてがすべて、そうではない。科学の進歩やそれに付随する価値観の変化に追随する分野では、多くの新しい知見が、新たな枠組みを作り上げ、古いパラダイムは通用しなくなる、ということは、社会科学や経済の分野でも多く見られる。しかし、一方で、いったい人間は数千年間進歩しているのか?と思えることもたくさんある。格言で「温故知新」という言葉が、今でも立派に通用するのは多分、人間の心に関する部分だろう。 よく悩んだり、苦しんだりした時に、それに対する対応を考える上で、昔の本を読むと、そこには全く同じ内容のことがすでに書かれていたりする。最新の書籍で書かれていることの多くが、昔の本で、すでに誰かが言った事の蒸し返しに過ぎないことも多々ある。だからこそ、「聖書」などは、2千年の時を経ても未だに相当数の人たちの心のより所となっているのだろうし、仏教やその経典に関する理解などは、逆に昔よりも後退していて、全然別のアプローチから、やっと「自分なりの回答」を手に入れた、と思ったら、すでに数千年前に同じことが書かれ説かれていた、ということもままある。 で、表題の青春の輝き、そして、若さとは何か、これもまた、そういった類のテーマであり疑問であるのだろう、と思う。 じゃ、自分にとって「若さとは何か?」・・・・・・・・これも、書くと薄っぺらになりそうなので、止しておきます(笑)