イタリヤよ、お前もか!?
ギリシャが落ち着きそうな雲行きなのに、今度はイタリヤが危なそう・・・・前から、ギリシャ同様、次はイタリヤかスペインか、と言われてはいましたが。そのイタリヤの国債が下落している。国債と言えば、投資の中では普通「安全」な投資先として、当然金利は非常に低いのが普通だが、イタリヤの10年もの国債はとうとう金利6%を突破してしまった! 金利が6%と言えば、破綻したアイルランドの国債と同レベル。 つまり、買っても紙切れ同然になる危険があるよ、というくらいの市場評価だ。 ギリシャはIMFの支援でなんとか世界経済への影響は限定されるかもしれないが、イタリヤは、EU第三位の経済規模、ギリシャの5、6倍なので、もし危機的状況になったら、今回のヨーロッパ危機どころの話じゃない。 今でさえユーロは、日本円だけではなく、アメリカドルに対しても下げているのに、このイタリヤの危機が現実味を増したら、一層の円高は避けられない。 今以上の円高、下手をすると70円台そこそこか、もしかしたら・・・・日本も全然よくない状態なのに、相手が勝手に経済危機に嵌まって、そのとばっちりで円が高騰するんじゃ、なんともやりきれない。 さて、どうなる、イタリヤ! イタリヤよ、お前もか!!になって欲しくないものだ。もし、全然心配していない、という人が居たら、ぜひイタリヤ国債の購入をお奨めします。なにせ、今の世の中で、6.4%なんて投資、なかなかありませんよ。(笑)