[カテゴリ未分類]の記事一覧 | 自動車部品＠中国専門商社　一橋国際有限公司

日本車は「安全」か

中国の知人が自家用車を買おうと考えているようで、どの車にするべきか、相談を受けています。悩んでいるのはホンダのフィットとスズキのスイフト、日産のティーダあたり。日本のモデルチェンジ情報もしっかり把握していますね。しかし、最近も日本車のリコールが中国で大々的に騒がれ、「日本車も大したことはないんじゃないのか？」という意見も多いようです。　「それでも中国車よりも、はるかに信頼出来るぞ」とは言っているのですが、どうやら単純な意味ではない感じです。根底に「日本好きだと思われたくない」という気持ちがあるようですね。例えば少し以前のように、反日暴動が起きた場合、日本車に乗っているからという理由で白い目で見られるのではないか、大金を出して買った車も壊されてしまわないか、という方の「安全」が気になると。また例えば、先日の化粧品やデジカメ、上海の工場のように、政府の一言でがらりと状況が変わってしまい、日本車に乗ることが困難になったりしないか、等々。面倒な国ですね・・。無難にVWや上海GMを勧めた方が良いのかも、と思ってしまいますが、そうなると街の修理工場で入手出来るのは、ほぼ100％ニセモノ部品なんですよね・・。中国の楽しいお話はこちら！中国自動車業界の無料レポートはこちらから！

なぜ見えないのか

中国には「視野」の小さい人が多い気がします。まず、すぐ近くにあるものが見えないという視覚の面。道を歩くときにも、買い物をするときにでも、他が「見えない」のかと思うほど、周囲を気にせず行動しますね。自己中心思想の現れとも言えますが、単純に見えていないのではないかと感じます。毎日通る道に変化があっても気づかず、事務所の机の上に置いてあっても意識が向かない人がたくさんいます。そして、一つの事物から関連するものを思いつかないという面。既にある製品を模倣することに関しては、相当レベルを上げていますが、新たなデザインや機能を思いつくことが苦手です。中国企業とのビジネスでは、「まずはサンプルを送って下さい」から始まりますね。これまでの国内政策（の失敗）により、目の前の利益にのみ必死で、長期的な視野で人生を考えない人が多いのも、目に付く現象だと思います。サンプルがあれば何にでも対応出来る「柔らかい」面と共に、非常に「頭が硬い」という面が同居しています。この両面を意識しながら、場面によりどちらが当てはまるかを考えながら商談に臨むと、少しは無駄なイライラが減るかも知れません。中国の楽しいお話はこちら！中国自動車業界の無料レポートはこちらから！

日本からのおみやげ

今回日本に帰って、お世話になっているサプライヤーに何かプレゼントを用意しようと考えていました。まず1件は先方から依頼されていたもので、和服の写真がついているカレンダー。その社長さんは台湾の方で、台湾に住むお母さんが楽しみに待っているということでした。２つ用意しているので、きっと喜んで頂けると期待しています。もう1件のサプライヤーには、週末の新聞に入っているマンションの折込広告と、日本メーカーが販売しているオイルエレメント（イエローハットさんにて購入）です。この社長さんは日本について、物価や文化、生活など広く関心をもっており、「日本で生活するのにいくら必要か」などよく話題に上ります。間取り図や写真、価格の入った住宅の広告は、こちらの原価ゼロですが、興味をもって見て頂けるかなと思います。もう一つのオイルエレメント。これはPIAAフィルターさんが販売している「ツインパワー」オイルフィルターで、このサプライヤーの技術開発部門の研究用として用意しました。アフターマーケットをターゲットにしたフィルター製造工場では、最高のものがメーカー純正品で、アフター向けはどれも品質が劣るんですね。しかし、最近日本や欧州で販売好調のキャビンエアーフィルター（自動車用エアコンフィルター）は逆にほとんどがアフター用の方が純正よりも性能が良いのです。コスト的に問題が大きくなければ、アフター向けでも純正以上の性能が出る製品を開発しないと、アジアや東欧の無数の工場に埋もれてしまうと心配しているため、考えるヒントとしてこの商品をおみやげとして持参したわけです。他にも、使い捨てカイロ（こちらは既に暖かくなりつつありますが・・）やUSBメモリー、自動車雑誌なども準備しています。こういうプレゼントは、あげる方もまた楽しいですね。

感謝の気持ち

昨年2月に会社を立上げ、何とか初めてのお正月を迎えることが出来ました。ここ中国では外国人で無能な私を支えてくれているお客様、そして中国人社員に、感謝の気持ちでいっぱいです。中国では今日は単なる一祭日で、あまり特別な日ではないにせよ、「伝統的ニッポン人」である私には、一年で一番の特別な日です。ただそれだけで、今日は終日興奮しています。個人としても、経営者としても、この一日に考えることは非常に多いですが、自分一人では出来ないことばかり。今年も「ありがとう」の気持ちを忘れることなく、共に邁進したく思っております。ってなことを社員に言うと、また調子こいて言うことを聞かなくなりそうですが、日本語の分からない彼らには、私の気持ちをお酒に託して、感じ取ってもらいたいなと、勝手に希望しています。今年もよろしくお願いします。