国際化とテロ対策
21世紀になれば…それを夢見て世紀末には色んな想像が生まれた。ノストラダムスに後押しされたせいか、日本人は特に新しいものを次々と生み出していって、それを現実に変えてきた時代でもあった。80年代後半に、一つの夢物語が漫画になった。この作品中に出てくる専門用語は今となっては普通の日常会話に出てくるものだが、その時代には到底、理解できない言葉だった。それを堂々と表現し、近未来を正確に描写していた。『パトレイバー』(レイバー)こそまだ出てきてないものの漫画の中に出てくる、ディスク(MOらしきもの)、ネット環境、遺伝子工学、網膜照合システム、OSの存在は今現在に全て実現されて日常に浸透されている。漫画のクライマックスでは「国際化と何年も謳ってるわりにテロ対策もできてない」この言葉は今も心に突き刺さる言葉だ。ちなみに最近出来た湾岸署はこの作品の中にもすでに登場しており、踊る大捜査線もこの作品からヒントを得ている。