40歳のあなたが今後20年間に買えるオーディオ機器の総額を考えるリターンズ
年収800万円あれば、60歳までに2,600万円は使えるお金がありそうという話。パワーダウンして速攻帰ってきました(笑とんでもない忘れ物がありましたので、再計算します。2,600万円なんて夢のまた夢、甘甘な見積もりでした。お詫びして修正します。まずこの計算には自分への小遣いが含まれていないのです。子供に小遣いはやらないまでは気づいたのに(笑オーマニだったら、小遣いは全額オーディオに投資するのが筋と言えます。が、現実は酒だゴルフだとつきあいが発生します。”つきあいが悪い”というのは会社員が最も慎むべき”勤務態度”の一つ。部長が酒好きゴルフ好きの場合、その後継者が酒も飲まないゴルフもしない人間と言うことはありえません。気持ちよく飲めたことが大事で、会社にとって有能な人材を重用なんて口だけです。それに人徳確保のため部下や後輩におごる場面もあろうかと思います。ここは会社にしがみつくための必要経費として小遣いを献上しておくべきではないでしょうか。今会社員の平均小遣い額は40,000円強だとか。ずいぶん高いですね。さすがにそれはダメなので、30,000円/月にします。それでも2,600万円-3×12×20=1,880万円。あちゃー。いやいや、奥さんの小遣いも含まれていませんでした。本来男女平等ですから、旦那の小遣いと同額でもおかしくありません。が、ここは半額の15,000円/月で泣いてもらいましょう。1,880万円-1.5×12×20=1,520万円。PTAのつきあいも込みです。子供関係もさすがに学費のみというわけにもいきませんでした(当然だ(汗)。制服もあれば修学旅行もあれば七五三もあります。通学定期だっているかもしれません。いやいやクリスマスも誕生日も。やはり学費と別に15,000円/人/月は考えておかないと厳しいか。子供二人15年で1,520万円-3×12×15=980万円。わ、1,000万円を割り込んだ! 妙にリアルな額になってきたな。家だけでなく、自動車も本当は維持費がかかるんですよね。車両保険対人保険ガソリン代車検代すべて込みで一家で月1万円計算でどうでしょう。980万円-1×12×20=740万円。が、再再記載しますが上記計算は、TVも買い換えず、海外旅行にも行かず、病気もせず、子供に小遣いもやらず、音楽ソフトも図書館からの貸し出しですませ、贅沢な外食もしなければ、です。月1回一家で1万円を外食したら20年で240万円、年1回一家で10万円で旅行したら200万円。ましてやオーディオ以外の趣味を持つなんてもってのほかです。う~む、予想をはるかに下回る740万円。20年でこの額ですから….え?余裕は年間37万円?となると年収800万円でも、オーディオにかけられる金額って、予想以上に少ないような気がしてきましたね。もしかして、今後20年間で200万円、つまりは年間10万円くらいなんじゃ。。。 いやいやそれでは憧れの輸入ハイエンドオーディオ機器にはいつまで経っても手が届きません。これは困りました。「ハイエンドオーディオは金額じゃなくてその志」なんてのは、きれい事です。雑誌読んだってお店行ったって、結局は「高いものがいい音」、でしょ? マニアが高額機器目指さなくてどうする。ん?よく考えたら、740万円しかないではなく、740万円”も”余るんじゃないでしょうか? だって60歳以降の蓄えとして、二人で4,000万円貯め込む設定なのですから、使わなければ手元には計4,740万円あるはず。つうことは5,000万円近い財産が60歳のあなたにはあります! これでVivid audio G1 GIYAだろうと、Goldmund Telos1000だろうと買えるな。ハイエンドオーディオマニアを名乗っても大丈夫です。マニア自体がおかしい人達なのだから、妻の分の2,000万円は取っておくとしても、2,740万円は使っちゃってもいいんじゃね。。。。のように、崩壊すると家族に捨てられます。だいたい子供の諸費用を相当低く見積もっていますから(習い事も大学も行かせないしw)、実際4,740万円の蓄財は困難でしょう。一方、老後のために夫婦で4,000万円は貯めすぎのように感じます(ライフプランナーからは一人2,000万円と言われますけどね)。もらう年金も0にはなりませんし、幾ばくかの退職金も現在までの資産もあるでしょうから。今回シャレで計算してみて、私は40歳妻子持ちのオーマニ会社員が今後20年間に、いや死ぬまでに使える金額の上限目安は、現在の年収程度(年収800万円なら800万円以下)かなと思いました。もちろんオーディオが人生にとってどの程度の重きがある存在なのかにもよりますし、スタンスにもよります。家族の協力がないなら考えるだけ無駄です。それでも年収800万円という割と恵まれた設定ですら、ハイエンドオーディオ志向だとついて行けなくなる可能性大。もっとも多くの場合は買い増しではなく買い換えでしょうから、買い取り金額が加算され、実額はもっと使えるとは思いますが。でもそれらは今の生活が続く仮定です。税金も上がる。子供手当もなくなる。それよりも震災で、人生は一瞬にして揺らぐことが実感できました。さて、40歳のあなた。あらためて残りの人生、いくらオ-ディオにつぎ込みますか?