H.A.L.3☆SUNDAY EVENT~DACによる音質の違い(1/2)
先々週に引き続き、5555 4Fの第2回 SUNDAY EVENTに参加しました。日曜の午後、参加者は増えて9名。13:30開始になって、家で食事してから参加できるので良いですね。http://dyna5555.cocolog-nifty.com/5555blog/2009/03/hal3sunday-ev-1.html今回のテーマは“DACによる音質の違い” という事で用意されたのは下記6機種。なかなか DAC 6機種を聴き比べる機会もないと思います。個人的には現在使っているCHORD DAC64Mk2を非常に気に入ってますが、現行のQBD76に興味津々なのは既ご報告のとおり。今日はいいパフォーマンスを示してくれるでしょうか。Esoteric D-05 ¥630,000ESOTERIC D-03 ¥1,260,000CHORD QBD76 ¥714,000Berkeley Audio Designs Alpha DAC ¥997,500ORACLE DAC1000 ¥1,155,000GOLDMUND MIMESIS21D ¥1,039,500トランスポートはEsoteric P-05、プリアンプはMARK LEVINSON NO.326S、パワーアンプはLINDEMANN 852、スピーカーはB&W 802Dというシステム。ACケーブルは付属品で、デジタルケーブルもJORMA DESIGNでほぼ同一でした。試聴した順もだいたい上記の通りです。一曲途中まで聴いて、次、次、曲を換えて2周目、というスタイルで会は進行しました。6機種もあるとどれがどれだかわからなくなるので、限られた時間の中、この方法でよかったと思います。判断はどうしても1つ前1つ後に引っ張られますけどね。まずはEsoteric P-05+D-05で、アップサンプリング比較、シングルとデュアルAES/EBUの接続比較を行いました。我が家でもG-25Uでアップサンプリングして、DAC64Mk2に入力させていますが、初期の(例えばEsoteric D-70の頃の)アップサンプリングは「ただつるっと滑らかになるだけ」の印象だったのに対し、最近は分解能そのものが上がるような、そんな感じがします。実際はそんなことないんでしょうけど。Esoteric D-03に変更して、D-05との価格による違いを比較しました。確かにD-03は耳あたりよく高い(高価な)音がしますが、D-05はD-05で歯切れ良くていいんじゃないの?という感じ。私はあまり同一ブランドの高い機器を「上位機種」というのが好きじゃないんですよね。このクラスなら好きなものを選べばよろし。次は同じくデュアル接続が可能なCHORD QBD76に変更して試聴。またバッファの有無についても聴き比べました。デュアル接続での192kHz伝送は確かに良いですが、QBD76はシングルでも192kHzでロックするはず。聴き比べると面白いかも。またDAC64Mk2はアップサンプリング入力するとバッファの時間は短くなるのに、QBD76は我が家のDAC64Mk2に比べてバッファ時間が長いような気もしました。改良(?)されてる? また、バッファした時とそうでない時の差もDAC64Mk2に比べて小さいような・・・。ちなみにクロックアウトの機能も積んでいますが、原則的にCHORD専用ですよ。我が家のEsoteric UX-1 Limitedともロックしませんでしたし。いずれにしてもQBD76は闊達ですね。分け隔てなく隅々までスポットを当てたのが平等大好きの日本産Esotericの2台のDACならば、英国産QBD76は主役脇役を区別してやがる(爆 陰影が、強弱があります。また、上品な感じがしないところもGood。これでもQBD76を我が家で聴いた時はDAC64Mk2に比べてずいぶんハイエンド方向に振れた気がしたんですから、比較試聴恐るべし。(続く)