image hifi Mai/Juni 2008
帰路は飛行機都合で(行きも帰りもルフトハンザを利用しなければならなかった)、ユーロエアポートから、フランクフルトへ。このユーロエアポート、フランス領にありながらスイス・バーゼル市の主要空港として機能し、フランス領にありながらスイスの出入国手続きができてしまうという珍しい空港です。1つの空港で、3つの空港コードを持つというのも珍しい。周りは何もないですけどね^^ フランクフルト国際空港ではまた1冊オーディオ本を購入しました。一昨日、ドイツのオーディオ誌は立派な紙を使っていない本が多いと書きましたが、例外の1冊です。それはimage hifi誌。雰囲気は薄いステレオサウンド誌みたいな^^ 取り扱い商品はそうでもないのですが、中の写真も非常にきれいだし、外観も格調高そうな本です。お値段10ユーロ(1ユーロ=163円として1,630円)は今回買った雑誌の中で最も高い。どうやら隔月刊誌のようです。表紙は昨年日本のフェアでも発表されたKrellのiPod対応機「Krell KID」ですね。あの時「KrellはiPod対応機なんて出したらいけないメーカー何じゃないかな?」と思いましたが、EUではすでに発売予定のようです。仕様も細かく書いてありますよ。入力はiPod connector×1/3.5mm AUX、出力はXLR×1/RCA×1/S-Video×1/Composite×1で、Bass/Treble調節ができ、大きさは33×7×28(cm)で、重さ5kgです。(製品pdfはコチラ)この雑誌の面白いのは保証期間が書いてあることで、これは2年間だそう。日本でKrell製品の2年保証なんてしてくれていたっけ?お値段、なんと3,200ユーロ 今の円換算で52万円強音はいいのかもしれんけど、元が$200くらいのiPodにかける金額ではないような気も・・・。話が飛びますが、別雑誌にはWadiaのiPod対応機「Wadia iTransport」も紹介されています。(製品pdfはコチラ)性能的にはiTransportの方が興味深いです。なぜなら、Krellにもないデジタルアウトを積んでいるのですから。つまりこれは、iPodからデジタルデータを読み出し、S/PDIFで出力可能にする装置なわけです。しかもお値段390ユーロ USでは349ドル。日本なら45,000円くらい!? ただしDACは積んでいませんよ^^ (下記写真はリアパネル) この雑誌は取り上げている商品も、他雑誌とちょっと違って手広いみたい。今回記事でも上は30,000ユーロのLog Audio Prolog/Monologから、下は290ユーロのLehmann Audio Black Cube Statementまで製品紹介/試聴記事として2P以上で扱っていますからね。ところで、今号でimage hifi Award 2008が発表になっていました。値段も含めて、面白そうなので一部日本でも知られたメーカー/機種を記しておきます。ターンテーブル Acoustic Solid Wood MPX(1,650ユーロ)トーンアーム Rossner & Sohn SI 1.2(3,500ユーロ)カートリッジ Air Tight PC-1(5,350ユーロ)フォノイコライザー Connoisseur 4-2P SE(25,000ユーロ)チューナー Accuphase T-1000(4,000ユーロ)CDプレーヤー Burmester Reference 069(34,000ユーロ)SACDプレーヤー T+A SACD 1250R(3,000ユーロ)プリアンプ Spectral DMC-15 G2(6,950ユーロ)プリアンプ Jeff Rowland Capri(3,100ユーロ)パワーアンプ Soulution 710(18,000ユーロ)パワーアンプ Pass Labs Model XA30.5(6,700ユーロ)プリメインアンプ Krell FBI(19,000ユーロ)プリメインアンプ Naim Audio SuperNait(4,000ユーロ)スピーカー Kharma Exquisite Mini(45,000ユーロ)スピーカー JBL K2 S4800(12,000ユーロ)スピーカー KEF Reference 205/2(10,000ユーロ)スピーカー B&W 683(1,400ユーロ)