Stereoplay 05/2008
もうすぐEU最大級のオーディオショウ High End 2008がドイツ・ミュンヘンで開催されます。今そのミュンヘンにいるのに、High End 2008は4/24からと、微妙に日程が合わないのが情けないやら、もったいないやら。こんな機会、二度とないだろうに。行ってみたかったなぁ。残念。 そのプレ情報は、オーディオ雑誌を買いホテルで眺めることで、ささやかながら吸収することにしました。stereoplay誌です。「30 Jahre」と あるので、創刊30周年なんですかね。その記念の高音質テストディスク(まだ聴いていないので不明)と過去のオーディオの名機の小冊子が付いて、お値段 5.3ユーロ。多くの外国のオーディオ雑誌にあるように、KIOSKに売られているので、本誌は130ページほどですが、内容は本格的。だと思う(爆 いや、写真と製品名以外はほとんどわからないのですよ。 ドイツ語ですので^^ 120%の想像力を働かせて、この雑誌がHigh End 2008で特に名前を上げているのは LINN Majik LP12 Thorens TEP3800 Marantz SC/SM11S1 Naim Audio Musicserver HDXといったところ。(Stereoplay自身もHigh End 2008に出展しているらしい。B&W 801D、KEF Reference207/2、Klipsch P39F、Cabasse Karissima、ADAM Tensor Bataあたりを鳴らすみたい。また、各雑誌によってオススメ機種は当然違います。) 本当にHigh End 2008に参加したかった・・・・・ さて、本号(05/2008)の記事で取り上げられているのはドイツ語表記で、Der Einstieg zum Referenzklang: Die Majik-Version des LP 12Der highendigste Player fürs Geld: Meridian 808.2High End schon für 1000 Euro: Naim Nait 5iDie Superbox für alle Musikstile: KEF Reference 207/2Streaming Client + Edelwandler: T+A MP 1250 R等です。 製品評価が点数化されているのですが、この中でジャンルを問わずに高評価な機種を上げると、McIntosh MC1.2KW ACThorens TEP3800KEF Reference 207/2Meridian 808.2といったところでしょうか。 また、2001年以降の歴代のテスト機器評価点数も一覧として表記されていますよ。ジャンル分けも結構細かい。へぇぇ、こういう機器がドイツでは高評価なのかって感じ。ちなみにスタンドタイプ・スピーカーの最高位はLumen White Silver Frame(26,000ユーロ)、コンパクトタイプはWilson Audio Duette(12,750ユーロ)、プリアンプは前述のThorens TEP3800、パワーアンプはLamm Model 1.2(21,900ユーロ)、McIntosh MC1.2KW AC(25,900ユーロ)、Thorens TEM3200(17,000ユーロ)の3機種が同位、CDプレーヤーはBrumester 069(33,900ユーロ)、Naim Audio CD555+Netzteil(23,300ユーロ)、2ch SACDプレーヤーはemm Lab CDSD+DCC2(19,500ユーロ)、ユニバーサルプレーヤーはEsoteric UX-1(15,000ユーロ)です。 日本は世界有数のオーディオ機器の集まる国だと思うのですが、まだまだ知らないブランドがありますね。また先の歴代のテスト機器表を見ても、日本では知られているのにこちらではほとんど取り上げられていないブランドもあります。例えばGoldmund、例えばYG Acoustics、例えばFM Acoustics、なんてあたりがそう。展開してないのかな。逆にSoulutionやTransrotor、Naim、Brumester あたりが活発に広告展開もしており(さすがドイツ)、取り上げられていますね。 売りたし買いたし欄や広告を見ているだけでも、面白いものがあります。Brumesterユーザーは多そうだなぁとか、日本製品も浸透しているなぁとか。“過去のオーディオの名機の小冊子”については、また後日ご紹介します。