4/27 ダイナミックオーディオ試聴会(2/2)
試聴会の様子や機器は、こちらをご覧ください。というか上記を見ないと以下はわかりません(笑適性針圧で聴いたMCカートリッジの気に入った順は、LYRA SKALA > My Sonic Lab EMINENT GL > IKEDA 9TT > Phasemation PP-300 > Ortofon CADENZA BLACKそれぞれ値段は違うけど、LYRAがよいと感じたのは自分自身意外でした。音が研ぎすまされて一頭抜けているように感じます。ただ参加者で気に入ったカートリッジの挙手をしたのですが、正直ばらけました。つまりはどれも悪いものは無いということです。こういう試聴会の参加者がアナログ初心者だとは思えませんので、そこにアナログに対する理想的再生音にどれが近かったか、があるのでしょう。これこそ試聴会に参加した甲斐があるというもの。トーンアームはスタティック式の POLE STAR PS-UNV2 とダイレクト式 IKEDA IT-345 を聴きました。PS-UNV2はIT-345の半値以下ですが、それを差し引いても優秀でしたね。ただし製品の魅力は圧倒的にIKEDA IT-345かと。実は今回の試聴会で一番欲しくなったのはIKEDA IT-345です。このメカニカルな作り、光沢、精度、希少性、どれをとってもよい。年を取ってくるとこういう高くても長く使えそうなものがいいのです。フォノイコライザーは5種を聴きましたが、正直どれでもよいです(笑 あまり興味を引くものはありませんでした。あえて言えば接する機会の少ないOCTAVE PHONO MODULEがいいかな。最後のOrtofonの価格別MCカートリッジ試聴もよかったですね。そんな機会ないもん。私はOrtofonを高く評価していなかったので尚のこと。SPU Spirit(126,000-)もMC ANNA(630,000-)も非常によい。高音が力強く這い上がりに聴けるくらいです。情報量が違う。気に入らないのはCADENZA BLACK(236,250-)だけか(笑 Ortofonはカートリッジの宣伝文句に線材の純度を言い過ぎなんじゃないでしょうか。私もただ線材に凝ったカートリッジかと思っていました。MC ANNAすげーな。値段もすげーけど。ということで3時間半。いやぁ10年に一回の経験じゃないか(笑