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オール読物2011年30
小説すばる152
日本語本195
その他82
漫画27
ジェフリー・ディーヴァー27
マイクル・コナリー30
英語本35
テレビ・映画64
北方謙三77
伊坂幸太郎19
小説すばる2011年187
小説すばる2012年203
小説すばる2013年246
小説すばる2014年178
小説すばる2015年194
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小説すばる2018年191
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小説すばる2021年162
小説すばる2022年140
小説すばる2023年158
小説すばる2024年148
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小説すばる2011年9月号友罪 第十二回 薬丸岳彼があの事件の犯人だと、誰かに知られたら・・・。弥生の懸念は現実になろうとしていた。(小説すばるあらすじより転載)今回は白石弥生の話でした。仕事熱心が災いして、自らの家庭を顧みなかった白石弥生。自分の子供より、他人の子供を優先してしまい子供に十分な愛情を注げなかった。その結果が今回の話でした。きつい、っすね。仕事に打ち込めば、どこかに犠牲が出ますよね・・・・。様々な人間模様を詰め込んで、この話はどこに行くのでしょうか?【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年09月12日
小説すばる2011年9月号花のさくら通り 第十回 荻原浩さくら祭り中止で芽生えた思い・・・「このままじゃだめだ!」さくら通り再生プロジェクト、本格始動!?(小説すばるあらすじより転載)現在小説すばるの最大の楽しみです。光照の実家の本堂で行われたさくら通り再生プロジェクト、予想通り大波乱でした。面白かったのは光照がいちいちフォローするところ。なんだかんだ言っても、立派な跡継ぎですよね。杉山の提案でとりあえず対抗策を練った商店街。次はどうするのか興味津々です。初音ちゃんの行動も興味津々ですが(笑)【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年09月11日
小説すばる2011年9月号幸いは降る星のごとく 第三回 橋本治セックスレス・アンド・ザ・シティ 後編お笑いコンビ「モンスーンパレス」の金坪真名子と安井貴子。テレビに出たことで、その生活に変化が訪れる。ちょっとだけだけど。(小説すばるあらすじより転載)前回(第二回)までは、とても面白く読めた「幸いは降る星のごとく」ですが、なんだか、ぐだぐだ長々と書いてあって途中から斜め読みをしてしまいました。良く言えば「詳細」ですが、悪く言うと「だらだら」と書いてあるだけです。書き方がしつこいし。橋本治さんの小説を読むのが初めてなのですが、このような書き方をする作家なのでしょうか?次回の内容によっては、読むの止めちゃうかも・・・【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年09月08日
小説すばる2011年9月号会津の月、薩摩の星 最終回 清水義範1851年、会津藩士・秋月新之助は、佐久間象山の砲術塾で、薩摩藩士・橋口八郎太と出会う。不思議とウマの合う二人は、友人として親しくつきあうようになる。京都守護を務める新之助と西郷隆盛に仕える八郎太は藩を越えて交流を続ける。二人にとって薩会同盟は喜ばしいものだったが、薩摩は密かに長州と通じ、倒幕へと動いていた。(小説すばるあらすじより転載)幕末の会津と薩摩という、敵対する藩士の友情を書いた小説がついに最終回になりました。清水義範さんらしく、わかりにくい幕末の歴史をわかりやすく書いてあるので、すいすい読めます。会津と薩摩ですから、ほぼ想像通りに話が運びますが、明治になってからは、かなり予想外に話が進みます。どちらかというと、下級武士の話なので、歴史の裏というか、底辺を書いてあって非常に面白く読めました。幕末から明治にかけての日本の内戦の話なので、結構辛い話もありますが、二人の熱く固い友情を軸に、歴史の醍醐味を堪能できる小説でした。【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年09月06日
小説すばる2011年9月号孤狼城 第十回 矢野隆いよいよクライマックス。次回が最終回だそうです。しかし、クライマックスにしては今一、盛り上がりに欠けるというか、さっさと進んでしまうと言うか・・・ページ数が少ないのが原因かも知れませんが。とりあえず、黄泉軍勢の秘密が明らかになりました。なるほど、これなら可能ですね。何はともあれ、次回の最終回が楽しみです。感動が待っているのでしょうか?【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年09月05日
小説すばる2011年9月号異次元国家ブータン 第二回 高野秀行首都ティンプーから最初の目的地・北部のラヤへ向かう高野さん一行。ブータンは驚くことばかりです。首都ティンプーですら標高2,300m!高山病になるのが当たり前という感じです。ブータンは全土禁煙!煙草は密輸品!すごいです。高野さんの身体を張った旅行記めちゃめちゃ面白いです。本人は大変でしょうが・・・【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年09月04日
小説すばる2011年9月号御茶ノ水署シリーズ 第五話「深夜の罠」 逢坂剛島森の覚醒剤所持の証拠が出ない。御茶ノ水署のふたりは、最後の手段に出ることにする。(小説すばるあらすじより転載)御茶ノ水署シリーズには珍しい長編連載。相も変わらずむちゃくちゃな捜査で、読んでいるこちらがはらはらします(笑)悪徳警官とは言いませんが、かなり近いです(笑)捜査がうまくいかないからと言って、こりゃ、やり過ぎです。今のところ、順調っぽいですが、どう考えても、うまくいかないですよね!【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年09月03日
小説すばる2011年9月号解 第六回 堂場瞬一インターネット時代の寵児となった大江。しかし、業界は日々刻々と変化する。このままではいけない。大江は「伝説の男」に会いにいく・・・・(小説すばるあらすじより転載)大分話が進んできました。大江の次の一手は会社を大きくする事。大江が目指す会社は、まさに「楽天」を彷彿させます。まあ確かにプロバイダ事業だけでは頭打ちなのは確かでしたね。頭の良い大江は、金を出してもらうのにも「大物」を捕まえます。本心とは裏腹に、うさんくさい結果になっていますがね・・・・。次はいよいよ政界入りですね。政界でも大物をバックにしようと料亭で密談。いかにもという感じです(笑)今のところ、ただの成功物語ですが、「あの事件」がありますからねえ・・・どうでしょうかね?クライムノベルになっていくのでしょうか?まあ、どの方向に行くにせよ、大変楽しみな連載である事には間違いないです。【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月30日
小説すばる2011年9月号キトゥン・ブルー 関口尚動物看護師は、やらなければいけないことが山のようにある。しかし、ブログで見た猫が余命わずかだと知って、仕事以上に気がかりだ。(小説すばるあらすじより転載)獣医でなく、動物看護師という立場で書かれた小説です。想像通り、きびしい世界です。きつくて、給料が安いのは当たり前のようですが、動物が目の前で死んでいくのを見ている職業です。これはきつい。私には絶対出来ない仕事ですね。主人公の果南子はベテラン動物看護師。自分でも猫を飼っている果南子は、人の猫の心配までしてしまいます。FIP(猫伝染性腹膜炎)という難しい病気が出てきます。猫の三つの難病、猫エイズ、猫白血病、FIPだそうです。つらい話ですが、最後はなんとか希望の持てる方向に行ったようです。関口尚さんの書く小説は、暖かいですね。つらいけど、がんばれる、という感じです。【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月29日
小説すばる2011年9月号新・深川恋物語 第二話 青梅雨(あおつゆ) 宇江佐真理船宿「初音屋」のお内儀は素行の悪い長女に泣かされる毎日だが・・・・若い世代の恋と大人の恋を併せて描く、シリーズ新連載第二話。(小説すばるあらすじより転載)前回のあらすじ深川・常磐町で独り生活するお絹は三十六歳。小間物の行商をして生計を立てている。元々お絹は蝦夷松前藩の家老・日野市次郎の妻だったのだが、市次郎は三年前、藩内の不平分子の手によって江戸で命を落としていた。それと同時に、江戸に呼び寄せられていた息子・勇馬も行方知れずとなる。生きていれば十五歳になる息子を捜し出すため、今日もお絹は深川での暮らしを続けている・・・・。今回は船宿「初音屋」のお内儀の為にお絹が一肌脱ぐ話でした。初っぱなから、宇江佐真理ワールドが全開です!あっという間に世界に引き込まれますね。相変わらずキャラが立っていて、読みやすく、わかりやすいです。お得意の人情話で、最後はほろり。手慣れた手法で、さすがの出来です。次が待ち遠しい!という連載ではないですが、かなり楽しみにしている連載であります。【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月28日
小説すばる2011年9月号呪文みたいな 加藤千恵【あなたがわたしに 第五話】クラスで浮いていて、悪い噂があるリミ。わたしは突然彼女に呼び出されて・・・(小説すばるあらすじより転載)「あなたがわたしに」シリーズ第五話です。女子高時代の話を、ブレスレットを発見した事によって思い出すわたし。最初はなんだか訳が分からなかったですが、読んでいくうちにどんどん引き込まれていきました。リミの孤独とわたしの孤独。孤独の質は違うけれど、惹かれ会うものがあったに違いありません。かなり特殊な状況(リミ)の話ですが、みずみずしさ一杯の青春の話でした。リミの事は詳しく書かれていませんが、精一杯生きているのが伝わってきます。今、リミに会いたいですよね。どうしているか知りたいですよね。とても心配ですよね。何かとても感動してしまって、もう一回読み直してしまいました。本当に加藤千恵さん、うまいです。【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月26日
小説すばる2011年9月号白ゆき姫殺人事件 第三回 湊かなえしぐれ谷で、全身を刺され火を付けられた他殺体が見つかった。被害者は地元企業「日の出化粧品」の女性社員、三木典子だった。美人で有名だった彼女を殺したのは誰なのか・・・。(小説すばるあらすじより転載)一番最初のページに「週刊太陽」の記事は、集英社WEB文芸レンザブローで公開中。本文の前に読めば面白さ倍増です。と書かれています。ブログの上の方にもバナーを貼っておきました。まあ確かに読む前に見ておくと、理解が早いでしょうね。今回は前谷みのりという、如月美姫の友人の話。友人なので当然如月美姫を弁護しています。あと、如月美姫の高校の同級生尾崎真知子と岸本彩それに同じ高校同級生の男子、江藤慎吾の談話が最後です。うーん、今のところ何とも言えません。如月美姫の人物像もわかったようなわからないような。というより、よけいに分からなくなった、と言うべきでしょうか。私は、江藤慎吾君の立派な考え方に感動しました。なかなかこのような考えは出来ないものです。全然話の筋とは関係無いですが(笑)【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月24日
小説すばる2011年9月号十年日記 最終回【消光】 朝倉かすみなんだか、いろんなことを忘れていくようだった。出会うまえのことも、出会ってからのことも。(小説すばるあらすじより転載)上下に分かれて、上が現在、下が十年前という特殊な形態で書かれた連作の最終回です。「消光」という副題がついています。うーん・・・・・なんか、感想が書けません。あっさり終わっているとも言えるし、余韻を残して終わっているとも言えます。感動するわけでもないし、驚きの結末もありません。あえて言えば「ふーん」という感じですかね。十年は短いようで長い、ということでしょうか。ラブラブは長くは続かない、ということでしょうか。最後は「希望」と解釈して良いのでしょうか?ずっと読んできて、こんなに感想が書けない小説も珍しいです。私にとって良かったのか、良くなかったのか?・・・・ところで・・・「消光」というのはあまり聞かない言葉ですね。意味は分かりますが、普段は使いません。でもこの最終回のタイトルには合っている気がします。むちゃくちゃな感想文ですね、我ながら。【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月23日
小説すばる2011年9月号月と幽霊 諸田玲子【狸穴あいあい坂 第三シリーズ】第一話監視役として、結寿の実家からついてきている女中のお浜が女の幽霊を見たという・・・。好評の連作時代小説、第三シリーズ開幕。(小説すばるあらすじより転載)おお!楽しみなシリーズが帰って来ました!諸田玲子さんらしく、とぼけた味わいの時代小説です。小山田家の嫁になってもお転婆な結寿が実家の話を聞いて動きます。大騒動の末に、後日談が・・・いやいや、相変わらずの面白さです。小山田家に居座る、柘植平左衛門なる山伏のような人物は謎のままです。何者でしょうか?結寿の旦那、万之助は昼行灯ぽいですが、鋭さと寛容を併せ持つなかなかの人物。惹かれるますねえ・・・。もうちっと万之助活躍してくれないですかね?全く期待を裏切らないシリーズですね。これは毎号載せて欲しいです!【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月22日
小説すばる2011年9月号回廊封鎖 第二回 佐々木譲重原の事務所のホワイトボードに留められた、殺人事件を伝える無数の新聞記事・・・・。(小説すばるあらすじより転載)第一回は事件が二つ起こりました。何やら謎めいていましたが、今回はその謎があっさりと解けてしまいました。なにせ、犯人側からの記述でしたから・・・警察側も同時に書いてありますが、どうやら犯人側を主体に書いていくようです。犯人や、犯行の動機がすべて明らかになってもおもしろさは全く損なわれていないのがさすがです。むしろ面白さが増しているのがすごいです。最後の方は、読んでいてドキドキしてきました。人や組織の攻防。クライム・ノベルはこうでなくちゃね。【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月19日
小説すばる2011年9月号バカラ 第二回 桐野夏生未曾有の震災が日本を襲うしばらく前の東京、四十二歳の沙羅は自分の人生を見つめ直す気分になっていた。(小説すばるあらすじより転載)第一回は震災後の群馬県の話でしたが、第二回は話が飛んで、震災前の東京です。登場人物も第一回とは全く違うもので、とても同じ話とは思えない雰囲気です。今回の主人公は木下沙羅。四十二歳。大学時代の友人・瀬島優子がらみの話です。大学時代に瀬島優子と付き合っていた・川島。若い頃の話とは言え、微妙な関係ですな。木下沙羅の気持ちはよくわかりますが、最後に出てくる川島の不気味さは何なのでしょうか?この三人が、第一回の話とどうつながるのでしょうか?【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月18日
小説すばる2011年9月号夜明けの中心 朝井リョウ卒業式の夜、誰もいない校舎。私には、どうしてもやりたいことがあった・・・。(小説すばるあらすじより転載)高校の卒業式を舞台にした連作の最終回です。相変わらず「みずみずしい感性」という言葉がぴったりな文章で、高校生活の思いを馳せてしまいました。思い、思われるのって素敵ですね。すばらしい連作でした。【送料無料】小説すばる 2011年 03月号 [雑誌]
2011年08月17日
小説すばる2011年9月号文学賞創設 東野圭吾前の部署の上司、獅子取がとんでもないことをいい出した。若手から中堅の作家が対象の新たな文学賞を作る、というのだ。(小説すばるあらすじより転載)灸英社が、というより獅子取が、新たな文学賞を作るという話なのですが、笑えるのは他の文学賞です。どうやら、吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、直木賞をもじっているらしいですが、その名前が傑作です。吉村文学新人賞、山森長次郎賞、そして直本賞です。わはは・・・候補作の名前もツボでした。ドクター橋本なる人物の小説のタイトルも読んで吹き出してしまいました。「御破算家族」を書いたのは腹黒元蔵って、喪黒腹蔵じゃないですか?(笑)第一、灸英社一押しの唐傘ザンゲのタイトルが、「煉瓦街謀報戦術キムコ」って何ですか?(笑)途中まで、皮肉たっぷりに書いておいて、最後はびしっと決めましたね。最後の部分では、何と涙があふれてきました。この前半の展開から、この最後に持ってくるのはさすが「国民的作家」です。完全にやられました。うますぎです。脱帽です。ミステリーも最高級ですが、このような(失礼)小説を書かせても超一流です。全く毎回やられますね・・・・。【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月16日
お盆進行なのか、小説すばる九月号が本日、もう届きました。これはうれしいです。早速読みます。まずは「シロというと皆笑う」で大笑いさせていただきました。【送料無料】小説すばる 2011年 09月号 [雑誌]
2011年08月14日
小説すばる2011年8月号夜果つるところ 第八話 恩田陸「悪魔」・・・母から投げつけられた憎悪の言葉。私は衝撃のあまり、部屋にこもっていた。(小説すばるあらすじより転載)前回は異様な展開で衝撃でしたが、今回もすさまじい事件で驚いてしまいます。全くもって、墜月荘というのは異様な空間ですね。恩田陸さんらしく、淡々と書いてあるのが余計に怖さを増します。最後は種彦さんの話で終わっています。なにやら起こりそうで、興味半分、怖さ半分です。【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年08月07日
小説すばる2011年8月号ほよん 小野寺史宣僕はどうも死んだらしい。幽霊になった体で、恋人の家に行ってみることにするが・・・(小説すばるあらすじより転載)死んだ後、この世に戻ってくるという、良くある話です。ふわふわと風船のようにしか動けない、というところと、人や物を通り抜けることが出来ない、と言う設定はちょっと面白かったです。良くある話で、結末も良くある形なのですが、最後はほろっときてしまいました。元カノ・秋の話はうまいですね。まんまとやられてしまいました(笑)イラストも小説にぴったりで良かったです。死んだ話だけど、心の温かくなる話でした。【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年08月05日
小説すばる2011年8月号会津の月、薩摩の星 第七回 清水義範仕事を探す新之助に、八郎太が斡旋してくれた働き口。それはいかにも新しい時代にふさわしい職業だった。(小説すばるあらすじより転載)今回は話を進めると言うより、維新後の歴史の話がほとんどでした。歴史をろくすっぽ知らない私には大いに勉強になる話でした。警察官の話も面白かったですが、松平容保の維新後の進路を初めて知って、なるほど、と思ってしまいました。やはり大した人物ですね。それと維新後にウサギを買うのが流行したなんて全く知りませんでした。今回は「トリビアの泉」でしたね!何度も「へー」と言ってしまいました(笑)【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年08月04日
小説すばる2011年8月号孤狼城 第九回 矢野隆薬のせいで思うようにならない身体で、何とか脱出を図る無心と猿女。(小説すばるあらすじより転載)前回は少し話を強引に持っていった感がありましたが、今回は納得のいく展開で、はらはらドキドキが戻ってきました。とびきり効く薬とか、ものすごく強い人間とか、話だけ読んでいると、とても安土桃山時代の話とは思えません(笑)しかし、うまい話の持って行き方で余り疑問を感じずに読んでしまいます。今回は最後に向けてどんどん話が盛り上がっていき、最後は衝撃の事実!が明かされます。うーん。うまい。おもしろい。これも続きが早く読みたいですね。【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年08月03日
小説すばる2011年8月号目の壁【雲の王 第四話】 川端裕人中東で死を看取ったリク婆の葬儀のために、一族の郷へ来た美晴親子。なぜ自分たちが”雲”の一族なのか、謎はより深まった。(小説すばるあらすじより転載)気象小説「雲の王」も第四話です。毎回読み応えのある話ですが、今回もスピード、展開、共にすばらしい仕上がりです。登場人物の輪郭がはっきりしてきたので、感情移入しやすく、話も分かりやすくなってきました。謎の提示と、解決する問題。最後は、次回のスペクタクルの予感で期待度高まる一方です。早く続きが読みたいですね!【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年08月01日
小説すばる2011年8月号朱鳥の陵 最終話 坂東眞砂子逃げなくては。讃良皇女の手の届かない遠くへ。宮を抜けだした白妙を待ち受けていた運命とは・・・(小説すばるあらすじより転載)おお!これも最終回です。私が楽しみにしていた連載がどんどん終わってしまいます。さびしい・・・結果として、権力がすごいというか、讃良皇女がすごいというか・・・話の方向はほぼ予想通りでしたが、最後の展開は予想もしないものでした。想像するに恐ろしいですね。そして、意外な事に、古事記の編纂に係わったと言われる稗田阿礼が、あの人だったとは・・・!というおまけ付きです。ほとんど記述のない人物らしいので、うまく結びつけましたねえ。私には、余りなじみのない天武天皇と持統天皇という時代の話で、大変面白かったです。話の構造も、持統天皇の現在と、讃良皇女の過去を平行して記述するという、うまいアイディアで読み応えたっぷりの話でした。呪術的な要素をふんだんに盛り込んで藤原京時代を堪能できる、すばらしい時代小説でした。単行本で一気に読むと震えが来るかもしれませんね。【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月31日
小説すばる2011年8月号ストレイヤーズ・クロニクル 本多孝好STRAYERE'S CHRONICLEACT-2 最終回僕たちは誰を殺せば、勝ちなのだろう・・・。(小説すばるあらすじより転載)↑に書いてある「僕たちは・・」というコピーはこの小説を端的に表現していて、うまいですね。「虚無」が漂っています。いよいよACT-2が最終回です。私にとって、小説すばるの看板連載小説なので、寂しいです。昴たちとアゲハの戦いに決着が付きました。意外な着地点でしたね。最後の昴の決断はどちらなんでしょうね?学の最後の言葉もすごく気になります。相変わらず渡瀬の言っている事は意味不明です(笑)アゲハが何をやっている集団なのかも、良く分からないですが・・・ACT3以降でだんだんと明らかになってくるのでしょう。2012年新年号で再開だそうです。待ち遠しいですね。登場人物のメモ荏碕昴・・・驚異の情報処理能力玄馬沙耶・・・異常に鋭敏な聴覚秋山隆二・・・異常な運動スピード良介・・・特異な記憶力寛人・・・二年半前に死亡亘・・・・行方不明?英(ヒデ)・・・アゲハ壮(ソウ)・・・アゲハ、ロッジに来た少年桃(モモ)・・・アゲハ(金属)学(まなぶ)・・・アゲハ 車椅子碧(あおい)・・・アゲハ(超音波)静(しずか)・・・アゲハ片桐・・・?渡瀬浩一郎・・・政治家荏碕孝夫・・・昴たちの養父川原寛人・・・片桐のところにいた人リム・シャンエン・・・シンガポール生まれの遺伝子工学者井原卓・・・株式会社ガリソン宇佐美・・・元自衛官神谷昌樹・・・セキュリティ会社社長ワタル・・・少年。暴力を売っているグループリーダーカラス・・・暴力を売っている【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月29日
小説すばる2011年8月号花のさくら通り 第九回 荻原浩売り上げがたった百五十円の輪投げ屋・杉山は、さくら祭りを偵察中。店に戻ると、なにやら人だかりができていて・・・・(小説すばるあらすじより転載)相変わらず絶好調で抜群のおもしろさです。寺の息子・光照はちょいとかわいそうでした(笑)しかし石井のすごさと、杉山のひらめきの鋭さが十分楽しめる回でした。なんだか商店街の雰囲気が変わっていきそうでますます次回が楽しみに!【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月28日
小説すばる2011年8月号藤井フミヤさんと道尾秀介さんが対談をしています。その中で藤井フミヤさんが「僕、十年ぐらい前は賞を取った本ばかり読んでいましたね。」という発言をしています。さらに、「僕は(直木賞をとった本を)ほとんど読んでいますよ。読んでいないと話についていけないことがあるから。」とも言っています。本を読む藤井フミヤさんもすばらしいですが、「賞を取った本を読む」というのは一つのうまい本の読み方ですよね。道尾さんも言っていますが、ハズレが少ないでしょう。どうしても「相性」の悪い本もありますがね。「何を読んでいいか分からない」という人がいるみたいですが、賞を取った本を読む、という読み方で良いですよね。ちょっと感心してしまいました。私も出来れば、賞を取った本を読もうと思いました。
2011年07月27日
小説すばる2011年8月号異次元国家ブータン 高野秀行表向きは生物資源調査、けれど本当の目的は雪男探し・・・!?辺境作家がフシギの国・ブータンを行く、エンタメノンフ新連載。(小説すばるあらすじより転載)高野さんの連載が始まりましたね!多分ノンフィクションだと思うのですが、あまりにも現実離れしていて、小説か?と思ってしまいます(笑)ブータンと言えば、遙か昔父親が買ってきた本に未知の国として書いてありましたが、今も余り変わっていないようです。ブータンの話も驚きですが、雪男の話はもっと驚きです。本当に居そうです!(笑)高野さんらしく、とぼけた文章で引き込まれます。これも気楽に読めて楽しみな連載になりそうです。【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月26日
小説すばる2011年8月号回廊封鎖 佐々木譲新連載第一回老夫婦はなぜ、覚悟の自殺を遂げねばならなかったのか。使者たちの無念の思いが、今を生きる者の運命すら変えてゆく。(小説すばるあらすじより転載)佐々木謙さんの新連載です。主人公は警視庁捜査一課の久保田誠。相棒は巡査部長の望月。自殺のようにも見える殺人事件。どうやら七年ほど前の事件と関係がありそうです。テンポ良い展開と文体。何か関係なさそうで、ありそうな「ふり」。どれくらいの連載回数になるのか分かりませんが、かなり期待できそうな第一回でした。【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月25日
小説すばる2011年8月号ヒナ 畑野智美高校の同級生だった俺と高橋。漫才コンビを組んで、第五次お笑いブームを駆け抜けた。(小説すばるあらすじより転載)一度漫才コンビで大ブレークしたコンビですが、今は落ち着いていると言うか、落ち目になっていると言うか、という状態の話です。本人達、特に相棒は深刻な状況です。しかし軽めの文体に、主人公のお気楽ぶり(表面だけ?)で暗い話ではなくなっています。「めげない」奴、というだけで、なんだか読んでいるこちらも元気が出てきますね。【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月24日
小説すばる2011年8月号チワワ 馳星周(ソウル・メイト 第二話)妻の主張は二つだった。犬を飼うこと。定年後、軽井沢で暮らすこと。(小説すばるあらすじより転載)第一話・ボルゾイの話はまだ最後に希望が持てましたが、今回の第二話はひどく暗い話です。最初はそうでもないですが、主人公の過去が次第に明らかになるにつれ、どんどん暗い話になっていきます。読んでいて気が滅入ってきました・・・「神はどこまで試練を与えるのか?」っていう感じです(笑)犬も別にチワワである必要がないような気が・・・【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月23日
小説すばる2011年8月号ジャイアント僕 神田茜クラスのみんなは僕のことをお調子者だと思っている。だけどそんなのは真実ではない。僕はこんなにひとりぼっちだ。(小説すばるあらすじより転載)難読症という障がいを抱えている僕・夏見。本人は全く自然にやっていることが、すべて周りの人間にはふざけているとしか思われない。受け狙いでおもしろおかしくやっていると思われて本人はひどく心外です。確かに校門で教師・吉井に気合いを入れられた場面は腹を抱えて笑ってしまいました。死ぬかと思いました。「おまえ、なんでそんなに面白いんだよ」と私もつっこんでしまいました(笑)しかし、周りの無理解、母親の過剰干渉、なによりも自分に幻滅している僕・夏見はかわいそうですね。辛さがひしひしと伝わってきます。他の人とは違う事に悩み、苦しんでいるけど、なんとかうまく折り合いをつけられそうですね。強烈な印象を残す短篇でした。【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月22日
小説すばる2011年8月号きよしこの夜 島本理生お姉ちゃんが死んで、もうすぐ一年が経とうとしていた。どうしてお姉ちゃんが死んだのか、私だけが知っている。私の、せいだ。(小説すばるあらすじより転載)若さ爆発、青春小説です。読んでいると恥ずかしくなってきます(笑)武田君と多枝ちゃんの関係なんて、少女マンガのようです。めちゃめちゃ青春の高校生活の陰で、主人公・前埜望は一年前に姉を失っています。ものすごく美人の姉。むちゃくちゃにもてた姉。悩みの相談に乗ってくれていた姉。その喪失感を押さえ込んで、明るく振る舞っていた前埜望。姉の死んだ原因が自分にあると思い、密かに悩んでいて、誰にも思いを打ち明けられない。家庭の話になると、かなり辛い話ですが、最後の章で一気に救われた気が・・・・まだ若いし、一つ壁を越えた気がするし、何とかなりそうですね。印象深い青春小説でした。【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月21日
小説すばる2011年8月号天敵 東野圭吾若手作家との打ち合わせに向かう編集者、小堺は気が重かった。今日も、あいつは同席するのだろうか?何様のつもりだろう?(小説すばるあらすじより転載)編集者・小堺と唐傘ザンゲ(本名、只野六郎)の打ち合わせに同席する女、須和元子。プロデューサー気取りで、小堺の提案をことごとく反対する、須和元子。次第に小堺もいらいらが募ってきて・・・いつの間にか連載になっているシリーズです。不定期連載の頃は、ブラックな味わいでしたが、次第に若手作家を応援するシリーズになりつつあります。今回も周りのみんなが、苦悩する唐傘ザンゲを救おうとします。話はほぼ予想通りに進みますが、最後は意外なものに!さすが東野圭吾さん、一筋縄ではいきませんね。それにすごいのは編集長の獅子取です。こちらも一筋縄では行きません。だてに編集長をやっているのではない、凄みがあります。獅子取の行動に感動してしまいました!【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月20日
小説すばる2011年8月号バラカ 桐野夏生衝撃の新連載!終末の予感に満ちた日本の片隅で、男は一人の女児と出会う。名は「薔薇香」・・・(小説すばるあらすじより転載)タイムリーというか、早速というか、福島原発(とははっきりと書かれていませんが)が爆発して、群馬県まで避難区域に入っている状況の話です。主人公・豊田吾朗は避難区域のペットを保護する「犬猫保護ボランティア」を志願し、群馬県に来ます。犬猫ボランティアのメンバーは六十歳以上ばかりで、「爺さん決死隊」と呼ばれています。人っ子一人居ない町を捜索していたら、犬と一緒に女の子を発見。というところで、第一回は終了です。始まったばかりで、まだ何とも言えません。ちょいと短めだったし・・・主人公・豊田吾朗の状況が少し明らかになっただけです。奥さんが亡くなって居ないのですが、奥さんの声が時々豊田吾朗に聞こえます。それが、奥さんを思う気持ちなのか、何か贖罪なのか、何とも判断が付きかねます。どう展開していくのですかね?非常に重苦しい話ではありますが、楽しみな連載である事は間違いありません。【送料無料】小説すばる 2011年 08月号 [雑誌]
2011年07月19日
小説すばる2011年7月号夜果つるところ 第七回 恩田陸久我原の姿を見るだけで、胸が波打つ。幼い「私」はその気持ちに何と名づければいいか分からずにいた。(小説すばるあらすじより転載)娼館「墜月荘」(ついげつそう)に育った「私」の話なのですが、「私」は「ちっちゃいくせに末恐ろしいようなべっぴん」とカメラマンに表現されています。周りに子供がおらず、大人ばかりに囲まれて育った「私」。鏡を見ても自分が見えずに、自分がどのような顔をしているのか全く気にせずに育っています。その「私」の顔をめぐっての話が展開します。最後のほうのすごさ、怖さはすごいです!連載スタートから毎回異様な雰囲気で話が綴られていますが、今回もまた異様さが際立っています。夢とも現実とも区別のつかない世界・・・恩田陸世界ですね・・・【送料無料】小説すばる 2011年 07月号 [雑誌]
2011年06月28日
小説すばる2011年7月号孤狼城 第八回 矢野隆今回は余り話の進展が無かったです。牢屋を脱出する際の話が、少々安易だったような気がしますが、矢野隆さんの事なので、この後の展開でカバーしてくるのかもしれません。次回期待です。【送料無料】小説すばる 2011年 07月号 [雑誌]
2011年06月26日
小説すばる2011年7月号朱鳥の陵 第十話 坂東眞砂子己の体に戻ろうとしても、泥の海にずぶずぶと捉われる白妙の心。讃良との距離は、じりじりと近づいてゆき・・・・(小説すばるあらすじより転載)いよいよ佳境に入ってきた感じです。讃良に見つかった時は、非常に怖かったですねえ・・・へたなホラー映画より怖いです。最後はやはり予想通りの展開に。やっぱりこうなりますよね。権力者は恐ろしい・・・。大きな動きになりそうな、次号が大注目です。【送料無料】小説すばる 2011年 07月号 [雑誌]
2011年06月25日
小説すばる2011年7月号花のさくら通り 第八回 荻原浩六月の曇り空の下、さくら祭りが開催された。たこ焼きを売る光照の屋台には、初音ちゃんが手伝いに来てくれて・・・。(小説すばるあらすじより転載)面白い。面白すぎる!読んでいてあまりの面白さにうれしくなってきます。話法も円熟の極みです。杉山の元の職場・帝国エージェンシーの話。光照と初音ちゃんの話。普段は冴えないのに、いざというときにものすごい才能を発揮する石井。構成も話の進め方も完璧です。ますます前作が読みたくなりました。【送料無料】小説すばる 2011年 07月号 [雑誌]
2011年06月24日
小説すばる2011年7月号地獄八景亡者戯 後編 田中啓文第五シリーズ、笑酔亭梅寿謎解噺、最終回落語とは?芸とは?竜二はその答えに近づけるのか。連載開始から八年、おなじみ梅寿シリーズがついに完結!(小説すばるあらすじより転載)楽しかった梅寿シリーズが(私にとって)唐突に終わってしまいました。もっと続けて欲しかったです。最も、ちょっとマンネリ化していたのは感じはありましたが・・・・終わったと言っても、話は全然終わっていません。一応竜二が独り立ち出来たみたいな感じですがね。漫画ビックコミックオリジナルに連載されている「どうらく息子」も大変面白いのですが、ばかばかしさでは梅寿シリーズの勝ちですね。師匠のむちゃくちゃ度も梅寿の方が上です(笑)梅寿シリーズはぜひ、また再開して欲しいです!【送料無料】小説すばる 2011年 07月号 [雑誌]
2011年06月23日
小説すばる2011年7月号会津の月、薩摩の星 第六回 清水義範下北半島の斗南藩で新たな生活を始めた新之助一家。しかし、そこはとんでもない所だった・・・(小説すばるあらすじより転載)新政府に破れた会津は下北半島の斗南(となみ)藩に飛ばされます。ひどい不毛の土地で、新之助一家はまさに地獄のような生活に陥ります。その後、廃藩置県で自由になった新之助一家は斗南(となみ)藩を捨てて新天地に。清水義範さんの小説なので、斗南藩のことはあっさり書いてありますが、相当ひどい状態だったみたいですね。よくぞ生き残ったという感じです。新天地では知り合いにも会えますし、少し希望が湧いてきましたね。最後は就職も決まりそうですし。悪い事の後は、良い事があってもいいですよね。【送料無料】小説すばる 2011年 07月号 [雑誌]
2011年06月22日
小説すばる2011年7月号解 第四回 堂場舜一ウィンドウズ95の発売の熱狂を見て、大江は時代の転換点を感じていた。古きは、新しきものに駆逐されていく。大江は、自らを正当化しようとしていた。(小説すばるあらすじより転載)大江が起業すると言っていたので、何をするのかと思っていたら、インターネットプロバイダー業者でした。確かにウィンドウズ95発売後はインターネットが爆発的に普及したので、かなり儲かったに違いありません。起業で成功した大江が目指すのは政治の世界。しかし、犯罪を犯してまで目指すものなのですかね?と、つくづく思ってしまいます。後ろめたい気持ちを引きずりながら一生生きていかなければならない大江。折り合いをつけるのは大変そうです。【送料無料】小説すばる 2011年 07月号 [雑誌]
2011年06月21日
小説すばる2011年7月号ストレイヤーズ・クロニクル 本多孝好STRAYER'S CHRONICLEACT-2 第七回お前たちは要らない。面倒だけはかけるな。最後の誇りまで崩された戦士の怒りは、アゲハへと向かう。(小説すばるあらすじより転載)SFハードボイルド、ストレイヤーズ・クロニクルとりあえず一段落しました。といっても、読んでいるこちらは何が何だか分からない状態。現場も混乱していますが、こちらも大混乱映像化して欲しいです・・・最後に「あの人」が登場し、ものすごい迫力を見せます。もう、怖いのなんのって・・・「あの人」の言っている事はさっぱりわかりませんが、頭の良さだけでなく、実行力もあるのがありありと伝わってきました。最後の最後で出てくる、荏碕昴、かっこいいですね!現在の小説すばるはこれと「花のさくら通り」が二大楽しみ連載です。【送料無料】小説すばる 2011年 07月号 [雑誌]
2011年06月20日
小説すばる2011年7月号被害者たち 加藤千恵(「あなたがわたしに」第三話)年上の男と付き合って、大人の恋愛をしているつもりでいた。あの時までは。(小説すばるあらすじより転載)恋人からのプレゼントをテーマにした連作小説の第三話です。相変わらずむちゃくちゃリアルな小説です。ひふみ、という男が「わたし」にする行為がだんだんエスカレートするところが、あまりにリアルで、実話のようです。「見てきたような嘘を言い」というのはこのようにうまい小説家の事を言うのだと改めて思います(笑)主人公の安堵感と喪失感がとてもよく描かれていました。【送料無料】小説すばる 2011年 07月号 [雑誌]
2011年06月18日
小説すばる2011年7月号白ゆき姫殺人事件 第二回 湊かなえ疑惑が集中しているのは、被害者と同期の女性だった。週刊誌の取材を通して、被害者と彼女の複雑な関係が明らかになる。(小説すばるあらすじより転載)湊かなえさんお得意の「羅生門シチュエーション」です。今回は満島栄美(みつしまえみ)と篠山和彦の二人です。前回の証言者、狩野里沙子の話だけでは分からなかった被害者・三木典子の関係が少し判明してきました。とりあえず、三木典子と近い人物の証言は終わったように思えます。次回は誰が出てくるのでしょうか?【送料無料】小説すばる 2011年 07月号 [雑誌]
2011年06月17日
小説すばる2011年7月号小説誌 東野圭吾上司の子供が編集部に職場見学に来ることになった。最初のうちは可愛いところもあると思っていたが・・・(小説すばるあらすじより転載)おっっと!かなり問題な小説です!誰もが疑問に思い、言えなかった事を中学生に言わせてしまいました。1・小説誌は連載中の長編が一杯載っていて、途中から読むと何が何だか分からない。入っていけない。2・小説誌は売れているのか?などなど・・・・この後も沢山禁断の疑問が出てくるのですが、どれもこれももっともな意見です。かなり衝撃的な話も多く、特に「下書き」云々の話は、かなりやばいです(笑)最後は編集者の本音らしきものも出てきてこの短篇には、読者と編集者の素直な気持ちがたたきつけるように書いてあります。1・の疑問については、私はずっと読んでいるので、このような思いをした事がなく、目から鱗でした。でも確かにこの通りですよね。一番良いのは、好きな作家さんの新連載に合わせて買う事なのですが・・・2・の疑問は実は疑問でもなく売れていないでしょう。そして、おそらく、ほぼ確実に赤字でしょう。私の周りで読んでいる人は一人もいないし、電車でもだれかがが読んでいるのを見た事は一度もありません。図書館には置いてありますけどね・・・。本文に書いてあるとおり、単行本で回収するビジネスモデルなのでしょう。私が小説誌を買うのは◎読んで捨てるのにあまり罪悪感がない。◎知らない作家さんの作品が読める。◎好きな作家さんの作品が、単行本になる前に読める。という理由なのですが、こういう人間は世の中では珍しいでしょうね。感覚的には週刊漫画と同じなのですがね。それにしても今回の東野圭吾さんの小説は小説誌を読んでいる人間にとって衝撃的であり、もっともであり、最後は笑いと賞賛とすっきりもあり、まあ、みごとな短篇でした。しかし、小説すばるは、いくえみ綾さんしか読まない私の連れ合いにこれを読ませたら、「つまらない」と言って途中で読むのを止めてしまいました。小説誌など読まない、一般の人にはどうでもよい話なのですね。
2011年06月16日
小説すばる2011年6月号孤狼城 第七回 矢野隆小田原城下への潜入を果たした無心ですが、さすがに思うようにいかないようで・・・話は進んでいるようで、ほとんど進んでいません。短すぎるのでは?と思ってページ数を数えたら12ページほどあります。原稿用紙36枚ほどでしょうか?結構ありますね。でも、ものすごく短く感じます。おもしろいので、ものすごい勢いで読んでいるみたいです。もっと読みたいです。【送料無料】小説すばる 2011年 06月号 [雑誌]
2011年06月08日
小説すばる2011年6月号猩々(しょうじょう) その二 山本幸久【大江戸あにまる 第七話】前回の続きです。話はまんま「キングコング」なのですが、そのキングコングの最期にホロっと、きてしまいました。このへんのところは、さすがにうまいですね。【送料無料】小説すばる 2011年 06月号 [雑誌]
2011年06月06日
小説すばる2011年6月号会津の月、薩摩の星 第五回 清水義範戊辰戦争が始まり、命からがら江戸へ逃れた新之助。久しぶりに会津の我が家に戻ることが出来たのだが・・・(小説すばるあらすじより転載)橋口八郎太は江戸で勝麟太郎に出会います。そして、山岡鉄太郎(鉄舟)が駿府に居た、西郷に勝の手紙を渡すのに同行。そこで中村半次郎と出会い、中村半次郎の部下となるという、歴史の中にうまく溶け込んでいます。一方、会津では若松城の攻防の最中、白虎隊が飯森山で戦死。という有名な話をさくさく展開。松平容保が降伏した後、橋口八郎太と秋月新之助が勝者と敗者として対面するのはわかっていたとはいえ、つらいものですね。【送料無料】小説すばる 2011年 06月号 [雑誌]
2011年06月05日