池井戸潤「陸王」を語る
発売されて、バカ売れしている(であろう)「陸王」。小説すばる 2016年8月号に池井戸潤「陸王」を語るというタイトルで、池井戸潤さんにインタビューしている記事が載っていました。それを読むと、小説すばるに連載された物語は原稿用紙で1,400枚から1,500枚位。ところがこれを単行本にすると、上下巻になってしまう。今時、上下巻では売れないので、一巻に収まるように削ったそうです。ということは、単行本はかなりエピソードが抜けていることになりますね。その分、テンポが良くなっているのでしょうが・・・。東野圭吾さんが書いていましたが、月刊小説誌に載せる連載は、やっぱり「習作」なんですね(笑)インタビューに書かれていましたが、「陸王」に出てくる「シルクレイ」はもちろん架空の素材。でも、足袋メーカーの方に「紹介してください」と言われたらしいです。それだけ、リアリティがあって、魅力的だったと言うことですね。