中二病って実は・・・
「ティファニーで朝食を」が名画に区分けされる理由が、いまいちわからなかった秋葉原愛好家です。(最初の20分くらいで飽きてしまった・・・映像と音楽はキレイだけど。。。)久しぶりにライトノベルを買いましたよ。「中二病でも恋がしたい」中二病に罹患した経験のある方によると、アニメ版は、細かいところが妙にリアルなんだそうな。その「中二病」なるもの。私が中学二年生のころは、そんな病名(笑)は無かったか知られていなかったので、どんなものか興味もありました。(フィクションからは偏ったことしかわからないぞ!という正論は、ひとまず置いといて)ようするに中二病って、自分に非日常的な力があると信じ、それで世界を変えられると思っていて、それを信じない周囲は愚民と罵(ののし)ってしまう症状ってことですか?それなら、最近とみに「健康」「安全」「自然」を声高に叫ぶ人たちの中で、よく見かけるような・・・ある種の菌が放射性物質を放射線を出さないように変えるだとか、よい祈りで汚染した水が浄化するとか、2012年に5次元の世の中になるとか、大真面目なのか信者相手の商売なのか知りませんが、少なくとも表面上は真顔でそう語る人が出没しておりますよ。「放射能よ、EMの菌に抱かれて消えろ!」みたいな、アイタタタタッな人が。私オリジナルのツッコミではありませんが、そんなに簡単に放射線の害を消せるなら、原発の停止や事故の補償に悩む原発関係者が飛びつくはずなんですがね。教育、政治、経済について語る人々にも、とにかく「俺の言うような世界になれば、世の中がよくなるんだ!」と世の中に対する医師免許も無いのに、処方箋を書いてはばからない人の多いこと。どうやったら、そこまで「俺様の思想すげぇ!!!!」などと、私の「2次元に嫁がいる」より寒い信念がもてるのか。「科学」や「客観」を訓練しないと、いい歳こいた大人でも簡単に中二病になるものですね。恐怖、世の中への不満、疲労が強くなってくると、こういう暗黒面に落ちやすいようで。中二病にかかるのは若者だけでないですぞ。そして、財力や権力をもった大人がかかると、へたをすれば国の行く末を誤らせかねないので性質が悪いのです。