泣ける曲
基本的に、涙もろいです。よく泣きます。見る方は映画だろうとドキュメンタリーだろうとTVドラマだろうと。読む方も小説・エッセイはたまたマンガでも。そういうところにぶちあたったら、たとえ人が見てようと、電車の中だろうとおかまいなし。。。そして音楽(私の場合「歌」に限らずインストゥルメンタルも)も同様です。コンサートやライブではもうしょっちゅうですし、CDやDVDでもなんですね。で、今同時進行で聴いているアルバムの中で、どういうシチュエーションで聴いても泣けてしょうがない曲があります。CHEMISTRYの「最期の川」。最新アルバムの中に収録されている1曲ですが、役所広司主演の映画「象の背中」の主題歌でもあります。余命僅かな主人公の最期の日々を綴った物語で、残念ながらロードショウは見損ねているのですが、公開前の「予告編」で、すでに私「泣き」済みです。。。で、この曲。朝聴こうが夜聴こうが、デッキで聴いてもWalkmanで聴いてもとにかく涙。出てきます。止まりません。まあ、曲そのものの魅力・歌詞の背景もさることながら、やはり「歌い手の力量」ですねぇ。この二人は、かのオーディション番組からずーっと聴きつづけていますが、「圧倒的な歌唱力」というキャッチは、伊達でも贔屓でもないと思います。年齢を重ねる毎に更に磨かれ深みが増し、より一層魅力的なSingerになりました。歌だけで泣かせる のは、そんなに簡単なことではありません。いかにも「泣かせたる」という歌詞が、涙腺にクリーンヒットする旋律が、これでもか、と続いたって、歌い手の「心」がそこにのっかってなければ、何も伝わらないし、残りはしないのです。自分自身が「歌い手の一人」であるからこそ、とてもよくわかります。実際、このアルバムは多様な曲が含まれていて、基本的には明るく爽やかなポップSongと、しっとり聴かせるバラードがバランスよく配置されていて、気分良く聴ける中に、さりげなく心に真っ直ぐに届く歌があることで、彼らの「うたごころ」がきちんと伝わってくるのは嬉しいことです。。久しぶりに良い曲に出会えたコトに感謝。