アクアリウムの薦め
今日は、工房を一日お休みして、ドライブを楽しみました。途中で隣町の「リトルタウン」というペット屋さんで、お買い物♪ここは、おいらは常連でして、店長とも仲良しなんですよ。で、話ししている時に聞いたんだけど、釣り人の中で、釣りとアクアリウムを両方楽しんでいる方々って、非常に多いみたいですね。おいらも、釣り人の方々に、もう一つの趣味として、アクアリウムは絶対お勧め!飼育する魚は、熱帯魚でもなんでもいいんですよ。特に釣りビギナーの方は、アクアリウムもするべし!で、ですよ、お魚を飼育するからには、その魚が持つ、最大限の美しさを引き出せる飼育に、心がけてください。「お魚を愛しましょう」という事ではないのです。この、「魚が持つ、最大限の美しさを引き出す飼育」が、釣り上達のコツの一つだと個人的に思います。結果的にね、引き出せなかったとしてもいいんです。「最大限の美しさを引き出そう」という、努力と試行錯誤が、重要なのですよ。魚の美しさを引き出すという事は、単純に「色揚げ用の餌」を与えれば良いというわけでは、無いのですよ。まず、水。その魚に適した水質の調整。綺麗な水が良いからと、大きな勘違いをして、闇雲に水換えをバンバンやっていても、下手したらお魚が弱るだけ。アクアリウム初心者の魚を殺す、上手に飼えない原因の一つがまさにこれ。上手にやるには、まず自分の家庭の、水道水の水質を分からなければなりません。特にPH値ね。これで、PHを下げて酸性にすればいいのか?PHをあげてアルカリに傾けるのか?が、決まるわけです。あと、落ち着く環境。置くところより、水槽内環境に目を向けて欲しいと思います。障害物があったり、水草があったり、隠れるところがあったり。これも、「障害物があればいいだろう」と、適当にいれてしまっては、お魚によっては暴れて怪我をする原因。飼育する魚の性質や、すんでいる環境などを熟知しないと、落ち着く環境というのは作れません。例えば、砂に潜る性質のある「ヒラメ」を飼育するのに、底砂をもぐれないような、大粒の砂利にしてしまっては、底に潜れないから、お魚はストレス感じますよね。これじゃ、美しさを引き出すなんて、夢のまた夢。「魚のすんでいる状況」を、調べて熟知したり、色々模索してみる事が、必要なのですよ。それに、底砂。砂利の色や使う砂利、また、砂利に含まれている物(貝殻等)を、熟知しないと、良い底砂の状態は作れない。酸性の魚を飼育するのに、水をアルカリに傾ける性質のある、貝殻が入っていたら、意味ないですよね。同じ名前の砂利でも、メーカーによって、貝殻が入っていたり、取ってあったりするので、底砂をじっくり選ぶ必要もあります。底砂の色合いによって、お魚の色も、変化してしまうから、自分の魚にあった底砂を模索する必要があるわけです。あと、底砂や濾過材を掃除しすぎても、有益なバクテリアが死滅してしまい、水の浄化能力が無くなり、すぐ水が汚れる水槽になってしまう。感の鋭い人は、もうお分かりかもしれません。ぼくが言いたいのは、まさにそれ!「魚を美しく育てる」という事は、水、水の状態、底や水辺、障害物などの環境、魚自体の習性、好きな餌、等々・・つまりは、「釣る為に注意を払わねばならない事」に、全て通じているんですよ!冒頭で「結果的にどうなってもいい、魚を美しく育てる努力と模索が必要」といったのは、これを日々行う事により、「魚にとって必要な環境や、魚自体の観察」を、注意する習慣が身につく訳ですよ。魚が美しく育つ環境って、「魚が良くつれる環境」と、酷似してますよ。そりゃそうですよ、健康で、活発で、よく餌を食べてくれる魚ほど、バランスが取れて、色が上がって、美しくなる。汚い池しかなくても、その池の中で、そのような環境に近いところを狙えば、魚は釣れる訳です。時期によって変化する釣り場を、観察する癖も身に付きますしね。だから、釣り人の方々!是非、熱帯魚でも何でもいいから、魚を飼育してみてください。釣る魚と種類は違えど、必要な事をプロに聞くよりも、たくさん教えてくれますよ!!