ネッド・スタインバーガー
私はギターが大好きです。うちのロッドコンセプトを語る上で、ご紹介したいギターが、ゼマイティスの他にもう一つあります。上記の写真の、「スタインバーガー」が、その一つ。アランホールズワースが愛用する事で、一躍有名になったギターです。このギターの設計者は、ギターが趣味であった、インダストリアルデザイナーの、ネッド・スタインバーガー氏。工業デザインの見地から、ギターを構えるときのバランスを見直し、そのバランス追求の為に、当時のギター設計として必要不可欠とされていた、ギターヘッドを無くし、チューニングヘッドの代わりに、トランストレムという、トレモロにチューニング機能をつけるという、画期的かつ斬新なアイデアを盛り込んだギターです。彼の設計の凄さは、既成概念にとらわれず、純粋にギターを構えたときのバランスを追求した点。さらに、ギターにはつきものの、引いている内に起こる、チューニングの狂いを徹底的に排除した点。つまり、チューニングは狂ってはならないという、一番大事な部分を徹底追求した点。その製品に要求される、一番大事な点を見失わず徹底追求した形として、スタインバーガーという、それまでのギターデザインとしては、画期的なギターを生み出したのです。私とて、道具作りを生業にしています。いわば業種的にいえば、工業製品を作っているのであり、デザイナーの分野としては、インダストリアルデザイナーに分類される立場です。ロッドとして、追求される点を徹底的に追及し、その中で生まれたアイデアを形にする力。敬愛するデザイナーの一人、ネッド・スタインバーガー氏の発想スタイルを、このギターから見習い、自分のロッド作成に生かしたいと考えます。※ポチッとお願いします。=> ※こちらもポチッとお願いします。(ぇ?) =>