ヤスデ列車を停める
体長5センチのヤスデが列車を止めることがあることを知っていますか。昨年10月12日午前6時15分JR播但線で1両編成の普通列車が登り坂で空転し進めなくなりました。原因は線路を覆っていた大量のヤスデの幼虫が車輪につぶされ、体液の脂分で滑ったのが原因と判明しました。列車は1時間40分も遅れ、2本運休し80人に影響しました。ヤスデの大量発生による同様のトラブルは2000年7月、JR大糸線や小海線(高原線で、高度最高1375m)で起きています。次の記事がありました。 1937 06/01 小海線のヤスデに供え防虫塀を設置 1952 10/11 小海線ヤスデの大群で立ち往生 駆除追いつかず乗務員悲鳴 1992 10/04 小海線ヤスデの大群で車輪空転でダイア遅れる列車の立ち往生はこの他に、枯葉や朝露で一時的に車輪が空転したり、雨の急勾配な上り坂でもがあると言うことです。ムカデとヤスデの違い(日本にはムカデ130種、ヤスデは180種くらい) 一節から一対二本の足がでているのが「ムカデ」 一節から二対4本の足がでているのが「ヤスデ」ムカデは肉食で毒をもっていて有害だが、ヤスデは雑食で無害。トビズオオムカデは日本最大のムカデで、15cmほどの大きさ。獰猛で虫を捕まえると鎌形の毒の牙で刺して相手をしびれさせ、頭からムシャムシャ食べる。21対42本の足がある。