京都・嵐山・竜安寺
京都の宿は 左京区にあるGプリ○スホテル京都だった。
申し込んだのが3月上旬だったので 交通の便のよいホテルは軒並み満室。。。
そのホテルしか空きがないというので、しかたなく選んだホテルだった。
しかし、私は鞍馬に行きたかったので その目的からすると洛北にあたるこの宿泊場所は
最適の場所であることが判明。
夫は清水寺とか三十三間堂とか「そんなの修学旅行で行ったじゃん!」みたいな場所に行きたがったので
ホテルの位置が気に入らなかったみたいだが、実際に行ってみると最寄の駅から数分歩くとはいうものの
地下鉄の始発駅なので必ず座れたし、山の近くの静かなこのホテルに満足したようだった。
1日目は くにこさんと夜の東山探索を楽しんだ私たちだったが
3泊4日の旅なので 中の2日間はそれぞれが1日ずつ行きたい所を選んで
もう片方がそれに付き合うことにしていた。
私は鞍馬寺から貴船神社、夫は嵐山~天龍寺~嵯峨野の竹林~仁和寺~竜安寺~金閣寺~三十三間堂~清水寺 という盛りだくさんのコースを選択した^^;
私が鞍馬から貴船に行くだけで充分満足だったのをいいことに
彼は「そのあとに大原の三千院~寂光院まで足を伸ばせるのでは?」という提案までしてきた。。。
う~~ん 彼は日本人だ。。。
「せっかく来たのだから廻れるだけ廻らなくては損だ!」というまさに典型的な日本人の発想そのもの。
でも、彼に言わせると
「この先の人生、仕事でもなく3泊4日という時間を京都という街に自分の自由時間を
費やすときがあるとは思えない」(彼は外国が好きなので。。。)
そうか 京都という街は女性と男性では思い入れが違うんだな
もちろん京都が好きな男性はいっぱいいると思うが 夫にとっては優先順位が低いらしい。
でも、それはそれで受け入れよう!
さて、2日目 本当は今日鞍馬に行く予定だった。
しかし 前の日までの雨でかなり山道がドロンドロンなのではないかという危惧と
快晴だけど北風が強かったので 行き先を嵐山に変更。
朝、昨夜のおばんざいとシャンパン、ワインのせいでお腹が減らない。
何も食べずにホテルを出発。
四条まで地下鉄烏丸線を利用して、そのあと阪急で桂に出て阪急嵐山線で嵐山に!
河原で風に吹きさらされているせいか寒い^^;
小さな毛皮のマフラーを首に巻いてもちょうどよい感じ。。。
やはり3月の京都は3寒4温というだけあって油断できない。
渡月橋を渡り天龍寺へ!
天龍寺は世界遺産 お庭が素晴らしい。
夫は写真をバチバチ撮っていたが 私はいまいち気がのらなかったカナ。。。
それよりも嵯峨野の野々宮詣でに行きたくて仕方ない。
天龍寺にも竹林はあるが迫力に欠けるとかいいつつ外に出て嵯峨野の竹林へ向かう。
ほどなくして 雑誌やテレビで見たことのある風景に出会う。
嵯峨野の竹林だ!
平安貴族が野の宮参りと称して歩いた道。。。
野々宮神社は小さかった^^;
歴代の斎宮が潔斎をしに赴いた場所というわりには小さくない?
六条の御息所と源氏の君の恋にあやかって 縁結びの神様とか何だとか書いてあるけれど
あの話は 気位ばかりが高くて年下の恋人に甘えられなかった女性が
嫉妬に狂って生霊となり、正妻の葵の上や愛人の夕顔、紫の上までにもとりついた女性の話なんですが。。。^^;
しかし、さすがに若い女性が多い。
皆いろいろ悩んでいるのねぇ。。。
頑張れ!そして大きくなれ!
野々宮神社を出て嵐山に戻り お腹が減ってきたのでうどんとおにぎりがセットになった定食をバクバクと喰らい
そして嵐山電鉄で仁和寺に向かう。
嵐電は初めて乗ったが 東京で言えば世田谷線か都電荒川線といったところか。。。
民家の間をゴトゴト揺られ、眠くなってくる(*´o)*ゞふぁぁ…
眠る間もなくあっという間に降車駅。
仁和寺には驚いた。。。
豪華というか贅を凝らしたというか さすが皇室が絡んでいる神社仏閣はお金に糸目をつけていない。
金堂は御所に紫寝殿を移築したものだというが 襖絵とかが半端じゅない。
そして女性性の大きなパワーを感じたので これからきっとさらに素晴らしいアートがこの土地から 生まれ出るんじゃないかと思う。
この寺はずいぶん以前に来たことあるはずなんだけど そのときは今回のような印象は感じられなかった。
それは私が若すぎて無知だったためか それとも何かのめぐり合わせかわからないが
今回はこの寺と私の一期一会の出会いだったかもしれない。。。
夫の選択を修学旅行のようだとバカにしていた私だが このあたりまできて
彼の無意識の選択なのだろうが やはり何か意味があるのだと気づきはじめる。
そして 竜安寺。
このお寺は外人さんの観光客に人気のスポットなのだろう。
明らかに来日間もないといった感じの外人さんが多い。
平日だというのに石庭を見渡す縁側は超満員!
日本観光のビギナーが多いなと感じる。
境内の茶店でうどんを食べている若者が箸をフォークのように丼につきたて
クルクルと麺をまきつけているのが眼に入った。。。
こういう光景を見るのは久しい。。。
最近 東京の外人さんたちは器用に箸を使いこなす人ばかり。
寿司はもちろんのこと納豆も蕎麦も日本酒も日本人と同じように食べたり飲んだりしている。
思わず「スプーンやフォークをテーブルに置いといてあげればいいのに。。。」 と呟いてしまった。
それとも郷に入れば郷に従うでいいのかな。。。
外国に行ってお箸が用意されたら やっぱり興ざめするものね。
苦心惨憺して箸を使ってうどんを食べるのもいい思い出になるのかもしれない。
ところで この日記のどこがスピリチュアルだというのか 不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが
こういうちょっとしたことが実は凄く深いところに繋がるのでございます。。。
と、書きながらこれがどう繋がるのかいまだにわからないままなのですが^^;
でも、鞍馬山のことを書いているときに ハッとひらめくのかもしれません。。。
悪しからず。。。m(__)m
この旅はスピリチュアルな旅に違いないので これから先どうなるか私も楽しみです(^^)