オーストラリアTopEndの旅
シドニーから飛行機で北上。TopEndと呼ばれるノーザンテリトリー州、ダーウィンでの滞在が終わろうとしている。ここは、オーストラリアの最北部の近く。熱帯の気候で、雨季が終わりかけた今の時期はまだ湿気が残り、日差しは痛いほど強い。ここでの滞在の目的は、大自然が残る国立公園巡りと、オーストラリアを代表する魚、バラマンディーFishingだ。初日はダーウィンから車で1時間程の場所にあるリッチフィールド国立公園。道は、オーストラリア独自の赤茶けた大地であった。途中沢山目にする謎の土の塊。これは、アリ塚。 雨季に水に流されず、乾季に焼け死ぬことを防ぐために虫たちが作った城である。ここには、川からできた滝つぼが多数あり、ターザンになった気分で水につかる。次の日は待望のFishing!大物が釣れたが、この写真と話は次回。そして、最終日に訪れたカカドゥ国立公園。ダーウィンから車で3時間。ひたすら荒野をぶっ飛ばす。そして目的の地、ウビルロックへ向かう。途中、インフォメーションセンターで、川が氾濫して、普通の車ではNGと言われた。しかし、このウビルロックを見るためにわざわざ来たのにあきらめるわけにはいかない。4WDとは程遠い、一番安いエコノミーのレンタカーであったが、とにかくその地に向かった。途中、突然道が川になっていた・・・これか・・・ 隣にある深さを示すゲージは30cmしかし、実際の道の状況はわからない。。しばらくその場で立ち尽くす。。。途中に通る車は皆4WDこれまでプライベートでは4WDを乗り続けてきた自分にとって、肝心な時にこんな状況で悔しい。ふと後ろから、アボリジニのおじさんが乗った車がやってきた。自分と同じような普通の乗用車。あの人が行ければ、俺も通れると思いきや・・・アボリジニのおじさんは、Uターンして帰ってしまった!!!「アボリジニよ、お前もか!」と思わず叫びそうになった。しかし、行くしかない。そうだ、首都圏の洪水の映像で確か普通の車も水の中走っていたはず。気合で突破!ふ~!何とか難を逃れて、目的地へ向かう。しかし。。10分後。またしても難関が立ちはだかる。 終わった・・・と、思わず声を出してしまった。まさに池であった。しかし、釣り用の変更グラスで水を覗くと、何とか浅いルートは残っている。もう行くしかない。途中で止まったら、押せばいいし。(ワニがいるかもしれないが・・)そして、ギアをローにして進む。途中で車が遅くなる・・音も変な音がしてくる・・しかし、気合でなんとか突破!よかった!!!そして、苦労の末にウビルロックにたどり着く。 言葉にならない絶景。。。地球を肌で感じた瞬間だった。