人前で話すのは
講演会等人前で、自分の意見を的確に話すということは、話し慣れた人にとっても、なかなか難しいもののようです。私など、話す前にある程度を準備したつもりでいても、いざ講演会で話し始めてみると、ドキドキして、アタマの中が真っ白になったりします。意図したことを殆ど伝えることが出来ず、がっかりしたという経験があります。用意周到に準備をしたつもりでも、何故、人前では、自分の言いたいことを的確に話せないのでしょうか?その原因を、私自身、改めて振り返って考えてみると、あれもこれもと欲張り過ぎた場合が多いことに気付かされます。あれも伝えたい、これも伝えたいと欲張り過ぎて、結局のところ、いったい何を言って良いのかぼんやりとした状態のまま、焦って話し始めたということもあります。自分の実力以上に背伸びをしていては、逆に力は分散してしまうものなのでしょう。実力以上に背伸びをした自分を見せようとしてはいけません。先ずは、今ある、ありのままの自分を、力まずに出し切る姿勢が重要なのでしょう。今以上の自分など、出そうとしても、そもそもが虚像で、出せるわけがないのですから。講演会等、人前で話させて頂ける機会などというものは、滅多にありません。そんなせっかくの機会なのですから、虚像を見せるのではなく、決して背伸びせず、力まず、言いたいことを絞り込んで、実像を見せることを心がけましょう。急かず騒がず、今のままの等身大の自分を、誠実に表現出来るように心がければ良いのです。スラスラと流暢に話すよりも、言葉は朴訥としていても、一語一語、不器用に出て来るあるがままの言葉の方が、きっと相手の心に響き、印象に残るはずです。自分自身では短所と思っているようなことでも、逆から見ると、それは長所だったりするものです。弱点を覆い隠すのではなく、正直に誠実に、あるがまま表現すれば、それで良いのです。背伸びをする必要など全くありません。自分は自分、あなたはあなたとして、存在するだけで素晴らしいことなのです。正直に誠実に、あるがまま表現することは、自分自身が本来持っているものを、素直に引き出すことに、きっと繋がっているはずです。<モーニングセミナー情報>平成20年11月12日(水)のモーニングセミナーは、下記アドレスに掲載しています。↓↓↓(12-1)地道な活動を今、足元からhttp://nitte.heteml.jp/rinripdf/pdf/h20-11-12-1.pdf(12-2)チャレンジド -トマソンと少年の物語-http://nitte.heteml.jp/rinripdf/pdf/h20-11-12-2.pdfA3 PDFファイルです。参考にして下さい。