犬の出ている映画 Part2
映画を観に行くより、Benと寛ぎながら家でDVD鑑賞、と言う機会が圧倒的に多くなった今日この頃。DVDはアマゾンのレンタルに登録しているので、毎月6枚ずつ私作ったDVDリストに従って郵送されてくる。そして観終わったら添付の封筒に入れてBenとの散歩のついでにポストに入れるだけなので、とっても簡単!日本から帰ってきたら、3枚のDVDが既に届いていた。それは、1)「モンスター・イン・ロー」、2)「イン・ハ・ーシューズ」、そして3)「ファインディング・ネバー・ランド」 だ。1)は以前に移動の飛行機の中で観たようなのだが、半分寝てしまったのでもう一度。そして残り2枚は初めてのものだ。驚いたことにこの3作ともに犬が出てくる。3)はニューファンドランド・シープ・ドッグが出ている、ということでお友達のプチ姉さんに教えてもらったもの。「イン・ハ・ーシューズ」ではハニーバンという名前の犬が出てくるが、原作本の中ではパグだった。しかし、監督のカーティス・ハンソンと製作のキャロル・フェネロンが一定の犬種を映画で扱うと、その犬種を安易に欲しがる人が出てくるのを怖れて、あえて雑種犬の中から選んだと言う。というのも、アメリカで毎年800万から1,200万匹の犬が不要犬引取り所に連れていかれ、そのうち500万から800万匹が処分されている現状を憂えたからだという。そして、純血種だけでなく、雑種でも素敵な犬がいる、という事を知らしめたいと思って探し出したのがハニーバン役のハムレットと言う名の雑種犬だったらしい。そもそも雑種、という言葉は私は好きではない。では何て呼べば良いか、とちょっと考えてみたのだが、ハーフと言っても、必ずしも2種類だけ、とは限らないし、混血、といのもヘン。ハイブリッド、では大げさかな?英語では「mutt」や「mongrel」と呼ばれる彼らは純血種と違って、サイズや容貌、性格などが小さい頃には予見しにくい。しかし、純血種によくみられる特定の病気や疾患に悩まされる事もなく、飼い主との絆をきっちり築ける事に変わりは無いのだ。ただ、1)と2)では失職中のJ・ロペスとT.コレットがドッグ・ウォーカーをアルバイトでしている、と言う同様の設定なのがちょっと気になった。というのは、家の中で生活している犬にとって、散歩はとても大切な日課。犬仲間と出会い、飼い主以外の人間と接して社会性を育くむ機会だし、運動不足を解消して気分をリフレッシュする事もできる。飼い主にとってはしつけを確認して犬との絆を深めるチャンスだ。失職中で職探しをしている人間でも安易にドッグ・ウォーカーはできる、と受け取られかねない設定がちょっと嫌だなぁ、と思った。