最後のカウンティ・コンペ
今日は最後のバークシャー・カウンティ・コンペでした。場所はサニングデール・レディスGC。あの全英女子が開催されたサニングデールにまさに隣接してある由緒あるゴルフ場。1905年開設だから優に百年を超える歴史を誇り、歴代のキャプテンには王族や公爵・爵位を持った方の奥方が歴々と名を連ね、1932年にはエリザベス女王の母君、HRH Duchess of York(ヨーク公夫人)まで名を連ねている。だからと言って、エクスクルーシィヴな雰囲気はなく、クラブハウスは、小さく旧い造り。そしてユニークな所はクラブハウスのみならず、バーやキッチンまで、クラブの会員がボランティアで運営している事。コースはPar60、Par3が14ホール、残りの4ホールがPar4で3705ヤードと短い。かと言って、へザーが多く、最長241ヤード、最短でも145ヤードのPar3は起伏に富んで、幅が狭いので、正確なショットが要求され、一度へザーに入ると、ボールは見付けにくく、また出すのも大変。Par3はティーショットをはずすと、リカバリーするのが難しい。そう思って練習にわざわざ行ったのだが、なんとパターを忘れて行き、もっぱら4アイアンでパターの代わりをする始末。ただ、ティーショットはいずれもグリーンを捉えられたので気をよくしていたところ、肝心の当日はなぜか練習時より距離はでるものの、思った方向に出ず、グリーンをはずしまくってしまった。1H、2Hともに5打で入らず、ブロブで3Hでもグリーンを大きくはずしてしまい、落ち込みまくって一緒に回っていたダイに「わ~ん、最低。もう家に帰りたい」とつい弱音を吐いてしまった。ダイは「大丈夫。これからは本来のあなたを発揮してパーを連発すればいいのよ」「ティーショットのとき、ボールの行く先を気にしすぎて、ヘッドアップが早い。だから曲がるんじゃない?」とアドバイスをくれた。自暴自棄のプレイをしても、その一打に集中してプレイしても同じ一打。ならこんなにひどい所からグリーンにリカバーする事だけに集中しよう、と思い直してラフの下り傾斜地からピッチショットでグリーンを捉える事だけに集中した。そして何とかボールは下りでもグリーンに止まった。そしてボギーをキープ。その後、何とか調子を持ち直して前半は2ブロブしながらも17点、後半はパットの調子をくずし、ブロブ1、またヘザーの中でボールをロストして15点の計32点(パーが5、ボギー9、ダボ1)。これでハンディは0.1ポイント上昇。仕方ない。ヤケになりそうなところを持ち直してボギーをキープした自分を嬉しく思うと同時にちょっぴり誇りにも思う。他にいい所なしの今日のハイライトだった。そして、だめな時、失敗を重ねた時も自暴自棄にならず、事実を受け入れて、その対策に集中できるような心持を持てる様になってきたこともとてもうれしい。今までの私はこういう時、ムキになったり、自分に怒りをぶつけたりして自滅する事が非常に多かったからだ。そして何より、ダイの励ましに感謝。いつも親身に励まして、力になってくれて、ありがとう