松尾芭蕉の心にふれる。
新幹線で「新白河」を降りると、松尾芭蕉の像がお迎えしてくれる。(他には何も無い新幹線の駅)石造の足元に「心もとなき日数重るままに 白河の関にかかりて 旅心定りぬ」 と、”旅心”を謳った句が残されている。 現代の”旅人”としては、芭蕉の気持ちを感慨深く思うのだが、「定りぬ」とは? 「ぬ」という副詞は何を意味するんだったけ?「る」「らる」「す」「さむ」「じむ」「まし」「まほし」「ふ」「ゆ」「き」「けり」「つ」「ぬ」「たり」「たし」「けん」受験勉強の”古文”で一番最初に覚える副詞。「ぬ」は「完了」???「「否定」????完了であれば、「定まった」と訳すし、否定であれが、「定まらない」と訳す。でも「完了」であって、「旅心が定まった」という句であってほしい。現代の旅人は今日も日帰り。