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天気が良いと、待ちに待った週末。

日ごろの行いがいいのでしょうね、今週末も気温２５度、晴れの予報です♪今日土曜日はピクニック、見晴らしのよい場所でお昼ご飯を作って♪で、明日は思い切り走りに行こうと思います。先週出会った豚さん達♪

Jun 17, 2006

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今日も良い天気♪

夫はＭＴＢ仲間とでかけるというので、ロードに夢中になっているワタシはソロで、お気に入りのＴＣＲでお出かけです。天気が良いと、サイクリスト人口が増えるのは嬉しい限り。特に女性が目立つのはさらに嬉しい♪家を出てすぐ、信号待ちで出会ったピンクのトップが似合う彼女に挨拶をすると、ワタシのポルカドットのボトルを目ざとく見つけたその彼女。彼女の夫も参加していたのよ、とたわいない会話に花が咲きました。次の信号で出会ったのはアンジェラ。レースで名前を残す実力の持ち主で、過去に私の所属するクラブのクラブランにも顔を出していて、ま、私は彼女を知っているけれど、向こうはどうか、といった程度の顔見知りでしたが、声を掛けるとなにげに会話に花が咲き、暫く並走。お気楽に走り続け、一人身の気軽さで写真などを撮りながら進んでいくと、発見したのは適当な柱。なかなか写真を頼む人に出会えないので、私の写真は風景ばかりなことを気にしてました。ようし自分を撮ってみよう、と自転車をセットし、あとはカメラだゾ、とばかりに格闘していると、目の前を走り抜けるサイクリスト。誰にでもするように挨拶すると、あれれ？ワタシと同じジャージーを着ているではありませんか。一人で走っていたクラブ仲間のロリーでした。久しぶりに顔をあわせ、話に花が咲きまくり♪つい先々週、英国縦断、１０００マイル以上を９日間で走るクラブラン（苦笑）の話を聞き、聞いているだけで、尻が痛くなってくるよう（笑）。モンヤッシュのカフェまで行くという彼に誘われ、体力的には問題ないかとも思いましたが、３時間のライドを予定していた為、お金もスナックも、電話すら持たずに出てきてしまったから、とやむなく予定に沿って走る事に。ちょっと冒険の日曜サイクリングでした。ここ数日の天気の良さに、植物は敏感に反応しています。去年は何事も起こらなかった、前庭の植木に変化が…。これって、花なの？何なの？１日に３ｃｍくらいの勢いで「伸びて」るんです。

Jun 11, 2006

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久しぶりの登坂に気を良くして、引き返して下ってまた登る（笑）。

２週間ぶりのサイクリングです♪あ、自転車通勤はカウントしてません、念のため（笑）。朝から酷い霧で、部屋から見下ろすお外は寒そうで、「冷えは手首に良くないよなぁ」等と一度は弱気になったワタシでしたが、実際出てしまえば思ったほどでもないのは経験論としてあるので、思い切って着替えてみました。長靴下＋アディダスのＣｌｉｍａｓｈｅｌｌ靴下の二枚履き、ショック・アブゾーバーのスポーツブラにＨｅｌｌｙＨａｎｓｅｎの半そで防寒肌着、ビブショーツ＋真冬用ビブタイツ（ヒザ＋腿部にＡ－ＴＥＸ付き）、アソスのエア・ブロックジャケット、シマノのＳＰＤカジュアルシューズにナイキのネオプリンオーヴァーシューを履き、Ｏｘｆｏｒｄのバラクラーヴァを被ってからヘルメットを被り、パールイズミのグローブにウインド・ブロックの手袋の二枚重ね、仕上げにパールイズミのウインド・ブレーカー（着用順）。ふう。点検済みの自転車を玄関から出して、外に出たとたん、かろうじて露出しているカオに感じるのは、霧雨。あああ。おうちに帰りたい（笑）。そのまま玄関から再び入ってしまう、という選択もありましたが、せっかく↑のサイクリング・キットも身に着けてしまったことだし、何事もなかったかのようなフリをして道路にでちゃいました。恐る恐る左手でブレーキフードを掴んでみると、結構イケそうです♪いつもの９０分ルートで調子を見ることにしました。登りで立ち上がった時に引き手ができないくらいで、ブレーキも使えるし、上機嫌になったワタシは、お気に入りのブリックワークスを上りきるとそのままＵターンして下り、も一度登ってみました。１００メートル先も見えない霧でしたが、前後二つずつつけたフラッシング・ライトがあるもんね。ひひひ、もう大丈夫♪

Feb 5, 2006

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無理をしているつもりはなくても結果はそうだったことは多い、でも今度こそは（笑）。

あまり待ち遠しくなかった週末でしたが、少しづつ良くなってきている手首に気を良くして、わくわくしてきてしまっているワタシですが、さて皆さんいかがお過ごしでしょうか。先日、ピストS田さんから送っていただいた自転車雑誌を、隅から隅まで読んでいて気が付いたことがありました。専門誌にありがちなこととは思うのですが、専門用語（カタカナ）が多くて、しかも縦書きで読みづらく、言葉の進化に付いていけなくって（笑）。○○をするには○○○はマスト！って。「帆？」かと思った自分に苦笑い。MUSTだったのね・・・。小説を読んでいる限りは、こういうショックには出会わないんだもん。どんどん古くなってきている気がするわ。だから光速を目指して走りに行こう！そうしよう（笑）。

Feb 3, 2006

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寒くても、晴れている限りは走りに行くけれど。

乾燥して、青空が広がるトーキョーの（ってこれしか知らないんですが）真冬とは違って、雲がなくたって湿気ている英国は、雲で覆われていないと気温が下がり、あちこちが凍ります。この日も天気が良いゆえに、道路はアイスリンク化していました。ロードバイクで出かけるには、裏道や田舎道は滑って危ないので、年末の閑静な主要道路を使えるよい機会。家の前は交通量がほとんどなく、融けている所が無い上緩やかな坂なので、少し自転車を押して歩いて大きめな道路に出て、軽く一回りしに出かけました。温かい家の中から寒々としたお外に出る、ここが勇気の試される瞬間です。一旦出てしまえば、「思ったよりは寒くない」ことが多く、まあ満足して帰宅できるのですが、この日は…もの凄く寒かった（涙）。臀部辺りなど、寒すぎて麻痺しているかのようで感覚ナシ。凍ってしまったかのような足の指。クリスマスで楽しんだと見られる余韻は、路肩に散らばるシャンペンのボトルの破片。こんなときに限って、本当に暫くぶりの知人に会って立ち話。でも一番凍えたのは、緩やかに続くロング・ヒルの下り…。登ってきて汗をかいているから余計に寒さがこたえました。何とか暖まろうと足を動かすけれど、そうするとますます加速してさらに寒いことに。悪循環とわかってはいても、足を止めればさらに寒いことに。ボトルの水を口に含めば、カキ氷を食べて頭がキーンとするときのあの感じに加え、前歯までキーンとしましたね（笑）。何故走る（笑）。

Dec 27, 2005

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仕事も収めて、ゆっくりするってコトは

朝寝坊して、髪もとかずに朝食をって…。そんなつもりでしたが、ちょっと調子が良くなるといい気になるのは十八番のワタシ、いつも通りに起きて、新年用の新しいルートを教えてもらう為にロードで出かけました。登りを避けた（笑）１時間半のルートです。スピードが乗って気持ちいいコースなのですが、いやー覚えるまでにどれだけかかるか（笑）。でもって来年までお休みよ♪なんて一部のかたにお知らせしたのはいいですが、ちょっと時間があればこうやってアップして…。自分のブログでゲリラ作戦（っていわないか）？だから文章ちぐはぐ（笑）。ログインしたかと思ったらそくログアウト（笑）。自分だけ面白くてもそれでイイ（笑）。

Dec 24, 2005

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右目に飛び込んできたモノは。

午後に用事ができてしまったので、クラブランは諦めて、軽く流してくるコトにした日曜日。サマータイムの終わりということで（強制的に時間を戻します。これでGMTとの時差はナシ）一時間余計に眠ったので、なんだか調子がヘンなわけです（笑）。走りはじめてすぐ、蝿大の虫が口の中に飛び込んできました。ノドにひっかかっていた為、吐き出すコトに成功。あ、時々は不成功におわり、消化吸収するハメに（うげぇ）。そして約９０分後、どこからともなく跳んできた（とは言っても、先行する車輪からなのは明白ですが）物体が、私の右目を直撃しました。虫が目に入るコトは時々ありますが、これはかなり大きく、一瞬思ったのは「泥の塊」。この時期は「常に」路面が濡れていて、所によっては泥だらけなコトもあるからです。涙で流れていくだろう、と、ちょっと走り続けましたが、目の中はごろごろしていて、開けられず、坂を降りきった所でストップ、洗い流すコトにしたのですが。「目に何か入ったよう」「え？どれどれ見せてごらん。うげぇ。」目に入ったモノとは。牛糞（笑）。緑の涙を流しているワタシ（笑）。ボトルに入っていた水ほとんどを使って洗い流し、目が開けられるようになったところで走行を開始し、家路についたのでした。あーツイてない（笑）。運が付く、なんてコメントはお避け下さい（笑）。

Oct 30, 2005

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クラブランに行ってみた。

５月のスコットランド・ツアー以来、ぴったりと参加するのを止めてしまったクラブランでしたが、クラブの会報上で「XX、どーして出てこない！」と激を飛ばされ、呼ばれたからには出ていかなきゃなぁと、のこのこ出かけていった日曜日。久しぶりに見るカオのなかにはなんと！グレアム♪来年から、彼の古巣のJクラブから我W.W.C.C.へと移籍するとは知っていたケド、会えると思っていなかっただけにドキドキ（笑）。私は密かに彼のファン♪冬期クラブランの一発目というコトで、平らめなカフェストップありのルートだそう。それでも多少のクライムがあって、去年私とどっこいどっこいだったマイクは遥か下方に、去年追い付けなかったエリックとデイヴが射程距離にあることを知って、ちょっと有頂天♪向上してるかも、ワタシ（笑）。午後に用事のあった私達は、同じく用のあるというウォレン、マイクとデヴィッドと一緒に引き返すことにしたのですが、なななななななんとグレアムも付いてくるではありませんか！話によると、あまり調子が良くないので、引き上げるとのこと。ここまでは、クラブの半分が別ルートということでよかったのね。ででででも。マイクとデヴィッドはすでに疲労していて付いてこれず、残ったのは４人。夫はウォレンと先行していて、私はグレアムと併走♪黙っているワケにもいかず、困るワタシ。話したいのは山々なのですが、彼は恐ろしく早口な上、とても小さな声で、耳元を風がびゅーびゅー音を立てている、しかもサドル上での会話は私の最も苦手とするトコロ。クラブを代わった本当の理由とか、聞きたいコトはたくさんあったのに。いや、ハタから見たら、ハナシが弾んでいるように見えたでしょうが、結局、何度も「え？」とか、「も一度言って？」を繰り返すのがイヤで、「うん、うん」と聞いていたワタシ。話してくれたコトの１０分の１しか理解できなかったよ、グレアム（涙）家に着いて、夫にこの「困った」ハナシをしたところ、「そーなんだよね、ボクだってグレアムが何言ってるか解らないコトあるもん」だって。

Oct 23, 2005

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ひたすら平らな道を行く

苦手な「平ら」克服の為に数週間前からこっそりと始めた特訓。というほどのモノではありませんが（笑）。陽が出てきたと思ったら、すぐに雨に降られて、虹を見ながらのサイクリングは寒い。だから虹なんて嫌いさ（笑）。泥除けの付かないバイクなので、尻も濡れます。牧場の脇を幾つも通り、すれ違ったトラクターはジャガー製。メルセデスのバスとかトラックはよく走っているけれど、ジャガーのトラクターは初めて。でもワタシはポルシェとかフェラーリの自転車の方がいいな♪走行距離７０ｋｍ、2時間30分。

Sep 27, 2005

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いっぱい登った♪

快晴。こんな日を逃すのはサイクリストとしては愚か者（笑）。いつものルートを少々アレンジした本日のルートは！登り登りちょっと下り登り登り下り軽い登り（笑）。ひとつ登って休む間もなく次の坂。しかし今日は調子がスコブル良くってツールの神様が舞い戻ってきたようです！ぜーぜー言ってはいますが、快調、快調♪ちょっと下って三つめは、苦手なロングヒル。ああもう永遠に続くかのようなまっすぐな登り。空がキレイ。青いよう。路肩のお花。光るアスファルト。なーんてコトだけを考えて登りきると、また登り。あああ。貯水池わきを通り過ぎた時に見えた景色は、きらきらと陽射しを乱反射させた水面の奥に見える小高い丘。空は青く広く、空の半分にくっきりと描かれた飛行機雲。さて登らなきゃ（笑）。2時間ちょいの走行時間、1時間以上は登りに費やした、おなか一杯登った日曜日の午後は、トルコGPをバックグラウンドに日記の更新♪けだるいような疲労感に包まれてはいるけれど、何だか優雅な日曜の午後なのでした。

Aug 21, 2005

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曇り頂上は霧、後に木こり

朝から軽く流してきたいつものルート（クライム込み約30ｋｍ）てっぺんは霧で真っ白でした。ライトなど着けて来なかったので、車がいつもの倍は怖かったー。曇ってはいましたが気温はさほど低くなく、しけった空気のなかイイ汗をかきました。最後の７－８分は、ぐいぐい漕げるちょっぴり下りの主要道路なのですが（このワタシでさえ平均45-50kmプラスで流せる！）、信号に止められることもなく、クルマの塊りの丁度真ん中辺りにいることができて、まるで通行止めの道路を独り占めしているようでキモチ良かった♪最後の500mはお決まりのスプリント。トップ・ギアでぐいぐい（笑）。午後、陽が出てきたので庭仕事をしました。芝の真ん中にあったフラッグ・ストーン（50cmX50cmX5cm）9枚を車庫に運び入れ、同じく芝の中に残っていた古い切り株（直径70cm）を斧でたたき壊しました。ワタシは木を伐るのが大好き♪すっかり死んでしまっているとはいえ、元は大木、三分の一もやっつけてしまうともうこちらがぐったりです（笑）。おてて痛い（笑）。

Aug 16, 2005

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まだまだ。

そんなに急に体力が回復するとは思ってはいませんでしたが、「万が一」ってコトもあるでしょ。とゆーわけで、今朝は約30kmのクライムサーキットに出かけて参りました。結果は。…ボロボロ（笑）。日曜日とほとんど変わらないパフォーマンスにちょっとしょげての帰宅となりました。以前、歯の治療で抗生物質を投与されていた時も同じような思いをしたので、きっとこれも薬のせいね。副作用がちょっとコワイ、ステロイド錠を服用してるんです。5日間という短い期間だから大丈夫だとは思うけれど、それでも薬の与えるダメージってけっこう大きいと思いました。午後は気分を取り直して、アップル・クランブルを焼きました。スライスしてパイ皿に並べたクッキング・アップル（酸味があるのだー）の上にはさくさくのクランブル。カスタード・ソースも作ったのよー♪うまうま。ちょっと水入れすぎたみたいだったけど、ま、味はオッケー。見た目はあまりヨロシクないので、この画像はナシ（笑）。

Aug 9, 2005

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病み上がりだけど、さ。

じっとしてても始まらない日曜日、朝から晴れていたらやっぱりサイクリングでしょう（笑）。「慣らし」程度に抑えて走れば大丈夫、と判断して、出かけるのはいつもの３時間コース。先週文字通り「飛ぶように」走り抜けた、縁起のよいトコロ。しかしカラダは正直でした。「え、ココ坂だったけ？」とか「え、ココこんなに傾斜キツかったっけ？」。道路は一向に変わってなどいません、念のため（笑）。帰ってきたら、もうぐったり。

Aug 7, 2005

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一皮むけた？

毎週飽きずに、いつものルートに出かける日曜日。旅行明け、初めてGIANTでのサイクリングですが、いやこの無駄の無いこと。一漕ぎで３０ｃｍは余分に進んでいる気がして、走り出してすぐに上機嫌のワタクシでしたが(単純！）いでたちは長袖のエア・ブロックにレッグ・ウォーマー。もしもの時の為のジャケットはポケットに。寒いのよう（恨）。曇ってるよう（恨）。しかし、今日のワタシはなぜかとっても調子がイイ。いくつもある坂をさくっと登ってしまい、自分でもびっくり。きっとツールの神様が付いて来たんだわ♪（←ないない。）

Jul 31, 2005

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ミスティ

目覚めてカーテンを開けると、晴れのようだけど霧がでていました。いつもは雲の中で暮らしているようなものなので、気が付くことがないのかもしれませんが…。「ミスティだねぇ」との言葉がアタマをよぎった瞬間、記憶の隅から突然よみがえった甘酸っぱい思い出。は置いといて、今日もサイクリング日和です♪街を抜ける前に出会ったフィルと一緒に走ることになりました。彼はスプリンターなのですが、まぁその腿の発達しているコトったら、ワタシのウエスト位あると言っても大げさではないでしょう。その腕ときたらまるでニシキヘビ（笑）。実用的な筋肉ならよしとしよう（笑）。なにやら競輪に興味があるらしく、いつかは日本に行きたいような事を言っていたので、もしその時がきたら皆さんよろしく（笑）。決まったルートなので、これといってドラマティックな展開もないのですが（景色の印象は常に違って見えるけれど。迷ったりした場合は別。そりゃもー大騒ぎ♪）併走するとどうも無理する傾向があるらしく、帰ってメーターをチェックしたらいつもより１０分早く帰ってきました。初めて走った時から２０分も縮まった♪やればできるぞ、ワタシ！（笑）。朝からの霧は、陽が高くなるにつれ無くなっていきましたが、遠くに見える丘はまだぼんやりとしていて、「絵ハガキのような」景色には程遠かったです。

Jul 10, 2005

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お決まりのルート

天気は思わしくありませんが撮れなかった写真のことが心残りで、準備万端で向かうはワタシのいつものルート。とは言っても日曜の半分以下の距離の「天気の悪い日にはさくっと回って」これるお手軽なヤツです（笑）。とにかく街をぬけないことには始まりません。通勤ラッシュをかいくぐりながら向かうはブリックワークス。この辺りでは、ヒルクライムのタイムトライアルにつかわれる、サイクリストなら組み込みたいルートでございます。登っていくのは続いていく道がみえるでしょうか。ああ、天気悪いですね。ジツは雨がちらついているんですよ。でもこんなコトは毎度のこと、文句を言うのはエネルギーの無駄ですね。忘れるコトにいたしましょう。登りきると見えるのがこんな感じの景色です。あまり高くはないですが、これに続く緩やかなストレートと景色とのコンビネーションがいいんですね。ああ、曇っていますね。どんよりと落ち込んでくる画像をお披露目するのは、心苦しい限りでございます。その直線が終わると見えてくるのが、のどかですね（笑）。このあといくつか登って、このルートの一番高い所からはおどろおどろしい空ですね。雨はぽつぽつとですが、降り続けています。ああもう帰りたくなっちゃいますね。この後は「ががが」と下ってメイン道路を使って帰路になります。平日の昼間はトラックが多いので、路肩で止まって撮影するのはちょっと危険。おまけの画像は古い「舗装」道路です。振動がすごいのと、冬場はコケでつるつるして厄介きわまりないですが、レースではこんな道路が組み込まれることも結構ありますね。

Jul 5, 2005

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さわやかな日

目覚めてカーテンを開けると、風は強そうだけれど陽が差してきてまずまずの日のよう。ぜーたくは言ってられないわ。ちょいと走ってきましょう。日曜の朝９：００はまだ交通量も少なく、汚されてない感の空気は冷たくて新鮮。約３時間のお決まりのルートは、幾つかのヒルクライムのある景色の良いルートです。ヒルクライムが好きなのかと聞かれれば「平らよりマシ」程度の「好き」ですが、日ごろ邪念の多いワタクシには、「無」になるコトのできる貴重なせーしん修行で…ってコレ、今日坂登りながら「使える」と考えてました。修行がまだまだ足りませんね（笑）。ネタ探しするよりもっと真剣に登れって？そのとーりでございます（笑）。視力があまり良くないので、日なた木かげ日なた木かげ日なた木かげ、と続いている曲がりくねった下りは不得意ですが（特に右）、MTB等でのダウンヒル、特に直線のロッキーロードを「ががが」と行くのは大得意でした。速かったですよ（自画自賛）。ごつごつが見えない分、恐怖感が少なかったのだと思います。危ないですね。大怪我をしなかったのは運が良かっただけだと思っています。無茶は止めよう（笑）。さわやかな風が汗ばんだ肌に心地よく、鳥はさえずり、空は（一部）青く高く、雲はかなりあるものの、頂上からはご褒美の景色♪誰かに見せたいこんな景色をカメラに…って、忘れてきてるよ、この子は。とゆーワケで、今日の画像はなし（涙）。

Jul 3, 2005

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教会の代わりに行くのは

決まっていつものルート。盛り上がったスコットランド・ツアーの後からは、何故だかわからないのですが、どうも集団で走る事に抵抗を感じて、気ままに走る日曜日。昨晩は、夜中に目が覚めて眠れなくなってしまい、ちょっぴり睡眠不足だったせいか、出足は思わしくナイ。雲が瞬く間になくなって、美しい景色が顔をだしました。くっきり見えるのは滅多にないこと。（かなしー）それでも、今年２度目の半そでジャージーにショーツ！。雨は降りそうにはありませんでしたが、油断ならないここの天気、カメラを片手に、”この坂があのブリックワークスでございまぁす♪そして左手に見えているのはウインドギャザーロック…キャットアンドフィドルは最も標高の高い所にあるパブで…”と画像いっぱいのルート案内ができるのは、いつになるコトやら。というワケで、今日は画像はナシ（笑）。

Jun 26, 2005

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スコットランド・ツアー４日目　(70km, 2h40mins)

ついに最終日。結論からお話しますとね、やってしまいました！完走したんです♪５５４km、２３時間５５分の実走時間。よくやったなぁ、私。（←自画自賛♪）咽もと過ぎれば何とやらで、終ってしまえば楽しいツアーでした。参加した誰もが、経験したことのない無謀なサイクリングでしたが、Ashleyが一部ヴァンに乗っただけで、残りの１１人（厳密には４日を走った８人）は見事に完走。太陽あり、車無し、雨あり泥ありパンクあり、砂利道、泥道、水溜り。もうダメだ、と何度も思いながら後半は泣きながら走ったスコットランド。痛いの寒いの濡れるのと、呪いながら走ったスコットランド。ああもう全部許してあげよう！この達成感は何事にも変えがたいのです。美しい自然に、澄んだ空気。楽しい仲間と分かちあった頂上からの景色。普段見せることのない、限界を越えた表情。どれもが大切な記憶となりました。「誰もやらないコトをやる」、これもサイクリングの一つの楽しみなのではないかと思います。クラブジャージーを見て、「あら、あなたもあのクレージーライドをするの？」と他のクラブに言われるコトを、ちょっぴり誇らしく思う、馬鹿者集団。自分の身体が、思った以上に耐えられることを知った、貴重な体験をさせてくれた彼らに、感謝。ただ、一つだけ確実なのは、来年はもっとグレードアップするに違いない、というコト。付いていくのが、大変♪１日目へ >> ２日目へ >> ３日目へ >> ４日目ホームへ >>

May 2, 2005

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スコットランド・ツアー３日目　(170km, 7h25mins)

朝から雨でございます（涙）。レースをオーガナイズしていたWillとJimmyが朝食に顔を見せると、なんだかツアー初日のような気がしてきて、昨年のようにヴァンに乗ってのスタートなど考えもしなかったのですが、いざ走り始めてみると、やっぱりカラダは正直。おてて痛い肩痛い腿痛い尻痛い（笑）。それでも昨年「やってみる前にあきらめてしまうと後で後悔する」というコトを学んだので、自己の限界に挑戦するワタクシであります！それでも。痛いモノは痛い。天気の悪さを言い訳にできると悪魔が囁きます。しかしWillにはひとかわ剥けた私を見せたい。とゆーのも、昨年のMouth to Mouthの２日目、ヴァンでスタートするという私を最後まで説得する姿勢を見せたのがWillで、後半はヴァンから降りたものの、やっぱり後悔してしまった私を「だから言ったろ」と暫くからかわれていたからで・・・。とにかく、この日は意地が勝って、完走。でもって、この日も未舗装道路のルートがあってですね、なんと砂利まみれの泥まみれの、酷い道。新しいアスファルトを敷く為に撒かれた砂利は、ものすごくシャープで、パンクする自転車続出（笑）。WillとChrisの自転車屋が儲かるようにできているワケです（笑）。この夜の宿は、高速道路のサーヴィス内に建てられたロッジ。とにかく風呂風呂風呂、と浴槽に身を沈め、体を洗い始めてびっくりしたのは。ちょっと撫でただけで、腕痛い足痛い、お腹痛い背中痛い。歩く姿はまるでロボット（笑）。あーあ、今夜も痛みで眠れないのか・・・。１日目へ >> ２日目へ >> ３日目４日目へ >> ホームへ >>

May 1, 2005

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スコットランド・ツアー２日目　(144km, 6h30mins)

しっかりと食べた朝御飯は、フル・イングリッシュ・ブレックファスト。ブラックプディングの代わりにはスコットランド名物（？）ハギスでございます（笑）。ハギスとは、挽いた羊や子牛の心臓、肺、肝臓に玉ねぎ、オートミールを混ぜて味付けし、胃に詰めて茹でたもので、響きはあまりヨロシクないですが、スパイスが効いていて、私はキライではありません。ブラック・プディングは豚の血と脂なんですが、これまた「おつ」なモノで。どちらにしても、「美味しい」お店（か信用できるお肉屋さん）からのものでないと、食べられたものではありません、念のため。さて私達一行が本日向かうのは、Stranraerという港町。最短距離なら７０キロで行くところですが、そうは問屋が卸さない我がクラブ。この日はなんと、未舗装道路が組み込まれていました。とっておきの、レーシングバイクで、です（笑）。しかもぬかるんでいる、牧場をいくつか横切ります。走った距離より、歩いたほうが長かった、ぬかるんだ道で転ぶ人、足元を良く見ずに進み、ヒザまで水に浸かってしまう人、ムリヤリ乗って前輪がはまり、ムーンサルトを決める人・・・。私達は、ロードサイクリストのはずなのですが、そんなこんなで、道路に辿り着いた時には泥まみれ、マウンテンバイカーだってこんなには汚れないだろう、という位で（笑）。こんな日に限って、太陽は隠れたまま、どうせ濡れたんだから、雨でも降ってくれればキレイになれそうなものですが、「ぽつり、ぽつり」な雨では役にも立ちませんでしたね。今夜の宿は、Stranraerのベッド・アンド・ブレックファスト。見事に泥だらけの一行１０人を、温かく迎えてくれた女主人、洗濯すらしてくれたのには感謝、感激でした。とにかくシャワーを浴びて、さっぱりした私達は、町に繰り出しフィッシュアンドチップスの夕食です。スコットランドでは、何でも揚げてしまう風習があると聞いていましたが、メニューに書かれた「マーズチョコレートバーのてんぷら」や「ジャムサンドイッチのてんぷら」を見て、騙されていたわけではなかったのだと、妙なためいきをついたものでした。１日目へ >> ２日目３日目へ >> ４日目へ >> ホームへ >>

Apr 30, 2005

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スコットランド・ツアー初日　(170km, 7h20mins)

朝６時、ショップに集合した８名がミニバスで向かったのは、イングランドとスコットランドの境界の町、Carlisleの少し北に位置するLongtown。仕事が休めない教師のEricとAshleyは今夜、３０日にトラック・チャンピオンシップを企画、運営しているWillとJimmyは明後日の夜から合流とのこと。高速道路の休憩所でコーヒーブレイクをして９：３０、ここからついに、狂気のスコットランド・ツアーが始まりました。皆の祈りが天に届いたのか、くっきり晴れた美しいサイクリング日和です。ありがとう！綿密に計画されたルートは、主要道路を避けた、交通量のほとんどない、のどかな田舎道。鳥がさえずり、仔羊ははしゃぎ、うさぎは跳ね、野性の鹿があわて、雉が羽ばたき、子牛が不思議そうに見つめる中、進んでいきます。時々の休憩は、芝生に寝転んで。雨の多い英国では、こんなことができる日もそう多くはなく、お天気に感謝、この辺りは急な坂はあまりないのですが、緩い傾斜が延々と続き、下りになり、といったローリングロード、普段とは違ったサイクリングです。昼食はDrumlanrig城に隣接するカフェで、そのあとはやはり隣接する、こじんまりとした自転車ミュージアムにぞろぞろと入っていきました。展示されている木製の自転車、Penny Farthingという、前輪（か後輪）が大きいチェーンのない自転車、隣同士で漕ぐタンデム等、今では実用的ではないにせよ、素晴らしい時代の自転車にうっとりしました。自己最長の１７０キロを無事走破してたどり着いた、今夜の宿は、Colvendにあるホテル。電車で駆けつけたEricとAshleyが合流し、１０人で楽しく夕食のテーブルを囲んだのでした。１日目２日目へ >> ３日目へ >> ４日目へ >> ホームへ >>

Apr 29, 2005

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クラブラン、湖水地方。

始まりました、クラブラン。今年は昨年の「十戎」のようなエピックライドは無いものの、一筋縄ではいきません（笑）。今日の予定はレイク・ディストリクト、湖水地方と言った方がわかり易いでしょうか。丘ばかりの、ウォーカーや、バードウォッチャー、そしてピーターラビットの観光として賑わっているエリアです。ただでさえ丘だらけなところなのに、選ばれたルートは更に急勾配、登りも下りも気が抜けません。朝６：００に集合、車に分乗した１６人のbl**dyサイクリスト達。今年初のクラブランを讃えてか、青空にお陽様が顔を出しています。天気予報は「午後から雨」、気温は６度です♪当たって欲しくナイ時に限って、よーく当たる天気予報。いくつかの難所を越えて、１２：００過ぎ、今にも泣きだしそうな空に志気を盛り上げようと、カフェストップをしたグラスミアで、日本からの観光ツアーの団体に遭遇しました。列の最後方でゆっくり歩いている婦人に声をかけます。「日本からですかー？」（面食らいながらも）「はいはい」突然現れた、揃いのジャージーを着た集団がぞろぞろとカフェに入っていくのを指差し、「ななな、なにかあるの？」「ああ、サイクリングです。クラブランで来ているんです♪」私はたいてい、日本人を見つけると声を掛けたいタイプなのですが、この御婦人達は会話をしてくれて、嬉しかったなぁ。そういえば、トーキョーからの帰りの機内で、飲物を取りに行った時にも、話し掛けてきた日本人女性がいたっけ。他人と交流できるスキルって、大切だなぁ、うん。話を戻して。いくつめかの２５％勾配（！）、ただでさえ脚がなくなっている私めがけて、大粒の雨に向かい風。ああ、自然にはいつもかなり優しいワタシなのに（涙）。等と考えるアタマすら残っていませんでしたが、なんとか頂上までたどり着き、ここでギヴアップ、バックアップとして待機していたヴァンに乗り込みました。走行距離１００km、５時間１５分。雨は変わらず降りしきっています。昼食の為、カフェで温かい食べ物をとり、仲間を見送ります。雨は激しく、冷たく、彼らの顔からは、繕う笑顔さえも無くなって、気力だけが彼らを支えているようでした。その後、何人かがパックから離れてしまいましたが、車の中から指示を出し、全員ずぶ濡れで凍えながらも無事にゴール。総走行距離１６０km。脚も痛いけれど、胸も痛くなってしまった、長い長い一日でした。帰宅時間２２：３０。（使用画像は Lake District Japan Forum.より）Mouth to Mouth１日目へ >> Mouth to Mouth ２日目へ >> Mouth to Mouth こぼれ話へ >> 湖水地方 '04へ >> 湖水地方 '05へホームへ >>

Apr 17, 2005

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自転車盗難事件。

いつものトレーニングコースを走り、Jのクラブランに合流、カフェストップをしようと立ち寄ったガーデンセンターでの話である。このガーデンセンター（植木屋？）はAlderley Edgeという、数多くのフットボールプレーヤーが住んでいるマンチェスターいちの高級住宅地の、少し外れに位置し、奥まった所に設置された屋根付の駐輪場もあって、チェシャーを主に走っているサイクリスト達がカフェストップに利用する、人気のスポット。話によると、ほんの３０分位の間に盗られたバイクはCannondaleの最高級モデルを含む数台。駐輪場は突き当たりにあり、ここへサイクリスト以外の服装の人が入れば、かなり目立つ為、サイクリストを装った、計画的な犯行だろうとの事だった。我が子同様（かそれ以上）に大切にされてきた自転車が、額面の価値を捕えた自分勝手な盗人に踏みにじられたこの事件は、楽しいはずの日曜のサイクリングを暗いものに変えてしまった。

Sep 26, 2004

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サイクリングと下心

お留守番である。WW'sの仲間は皆ダービシャーに行ってしまった。"Derby Death" と銘うたれた、２００４年１０戎クラブランの最後を飾る走行会。予定走行距離は約１５０マイルと短めではあるが、ピークディストリクト内の、短いながらも急勾配（２０ー３０％！）の、登れる限り（１５ー２０！）のクライムが含まれている、文字通り「死」のクラブランなのだ。先週のウェールズ位で泣きごとを言っているような者は、置き去りにされるのがオチである。彼らの上りのペースに付いてゆけずに、足手まといになるのは明らかなので、今回は見送る事にする。来年こそは！しかし天気は良くなるらしい。最高気温は２２度まで上がり、雨は降らないとの予報を信じ、朝８時、お決まりのヒルクライムルートへ出発。街を抜け、Pott ShrigleyからKettleshulmeに向けて３km登り、少し下ってまた２km登る。通称「ブリックワーク」と呼ばれるこのルートは、ヒルクライムのタイムトライアルで使われるコース。道を覚えるのがとても苦手な私が、自然に行って帰ってこれる位走り込んだコースである。しかし、いつまでたっても辛いし遅い（とほほ）。帰り道、Jの日曜走行会の待ち合わせ場所に寄ってみる。誰もいない。「うーん、今日は何かレースでもあったか」と思っていると、そこに現れたのは麗しのGraham。今日は絶対ついている！彼は私のヒーローなのだ。ハンサムなのだ（面くい）。それだけである。膝を傷めていると聞いていたので尋ねると、まだ良くないそう。何だかんだと話をし、「平らめなルート行くなら付いていく。私もう一回りしてきた帰り道だから」。下心はトレーニングの大きな要である♪私を含め、５人で出発。１０分も走らないうちに一人失う。Grahamのペースが速すぎるのだ。最初の坂にたどり着かないうちに、もう一人失う。「２人失くしちゃったよ」と言っても、一週間ぶりのライドに嬉しくなってしまっている彼の脚は止まらない。待てよ。この道はついさっき私が走ってきた道じゃないか。というは、また３km登るのか。平らだったらなんとか付いていけるが、坂道ではとても彼のペースでは登れない。しかも今日は２度目なのだ。彼の顔を見ているのはとても楽しいが、背中はちっとも楽しくないのである。下心沈没。ついてなんかいなかった。「私今朝、ここ走ったんだよぅ」「あらら、ブリックワーク行ったんだ」「うん」だから平らって言ったのに。迷子になりやすい私は、以前「置き去りにしないで」と懇願した事があった。その時Grahamは、馬鹿正直にも家の前まで併走してくれたが、今日は私の良く知っているコースである。付いていきたいのは山々だが、彼のペースで登る脚も（もともと）無い。待ってもらうのが嫌でクラブランに行かなかったのに、これでは同じ事である。「道わかるから心配しなくていいよ。楽しんできてね。」と言うと、安堵の表情。やっぱりそう思っていたか。くそ、いつか速くなってやる。暫くはもう一人の若いライダーと３人で走っていたが、ブリックワークに差し掛かった所で私の下心パワーも力尽き、彼らの小さくなる後ろ姿を見つめた。そして２度目の周回を終え、ダービシャーにいる仲間を思い、自分の下心には今後気を付けようと思ったのだった。（走行距離74.5km、走行時間３時間５分）

Sep 5, 2004

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ワイルド・ウェールズ・チャレンジ

参加者は５００名を越す、年に一度のヒルクライムイベント、ワイルド・ウェールズ・チャレンジ。２１回目の今回、クラブからは１０名の参加である。「レースじゃないんだ。ま、お祭りみたいなもんだね。」とのWillの言葉に惑わされ、参加表明。朝６時、暗闇の中、店の前に集合。皆の自転車を積み込み、スタート地点のBalaへ向かう。予定走行距離、８９マイル(142.4Km)、Mouth to Mouthで泣きながら登ったBwlch-y-Groesで幕を閉じるという劇的なコース選択だ。当日渡されたブックレットの裏表紙には、出発地点と終着地点の他、４ヶ所のチェックポイントの欄があり、完走者には記念品が出るという。夏休み中に子供達が競っていた、電車のスタンプラリーを思い出す。この日の天気予報は「曇りのち雨、時々晴れ間、そしてにわか雨」という典型的な英国天気。しかもウェールズ地方はさらに天気が変わりやすい。小降りの雨の中、スタート。バラ湖を見ながら、皆で進んでいく。湖の中心からくっきりと虹が出ている。とても美しい光景だ。自分が濡れていなければもっと美しく思った事だろう。最初のチェックポイントはDolgellau、サインを貰い、温かい紅茶で暖を取り、再スタート。ここから手応えのある登坂が始まった。よくもまぁこんな道を選んだものだと感心した一つ目は、細かい砂利道の１４％登坂。後輪のトラクションを無くしてしまう為、座ったままのクライムが要求される、意地の悪い坂道である。気合いで登りきる。そのすぐ後、最大勾配１４％プラス。路面が濡れている為グリップは良くないが、ガソリンでてかっている場所もあまり無く、さくっと登る。いつの間にか雨は止み、ウィンドブレーカーもその下のジャージーも乾きはじめている。気温１７度。濡れていなければサイクリングには快適温度なのだが。頂上での抜きうちチェックポイントを通過し、散りぢりになっていた仲間と合流。丘を越える度に散らばっては合流を繰り返し、昼食はTywynのチェックポイントの後、海のみえるカフェで。どんよりと灰色に曇った空の下にあるのは、凍り付きそうな黒い海。何時大雨が降ってきても不思議はない空模様である。大量のホットコーヒーで体を暖め、たった一つ切実に祈るのは「雨よ、降らないで」。そして雨は降るのだ、大量に。目を開けていられない位の大粒の雨は、私をずぶ濡れにするまでに何分もかからなかった。木陰で雨宿りをしたり、ケープを羽織ったりしているライダーも見かけたが、既に手遅れ状態の私はそのまま進むことにする。ペダルを踏む度に感じる、靴の中の水。しかも寒い。５つ目のチェックポイントはDinas Mawddwy。この先には、あのBwlch-y-Groesを残すのみだ。約8Kmにわたっての登坂は徐々にその勾配を増し、頂上手前の500mは20%、しかも急カーブという心臓破りの坂である。ちなみにこの「丘」の標高は546m。Col du Tourmaletの標高が2115mだった事から考えると、約４分の１の高さで距離は半分だが、勾配は２倍である。英国は丘ばかりだが、急勾配が多いのだ。雨は止み、太陽がのほほんと顔を覗かせている。幸いな事に、追い風まで吹き始めた。自然は私に味方している。仲間は散りぢりになっていて、周りには歩いているライダーばかりだが、誘惑は無い。この坂をもう一度味わうために、今日ここまで走ってきたのだ。ゆっくりとしたペースで登ってゆく。頭の中は冷静で、前回泣きはじめた場所、Willの声で我に返った場所、DaveとIanが止まっていた場所、まるで昨日の事のように覚えている。しかし、頭と体はちぐはぐだった。体はもうやめてくれと信号を送り続けている。無視しようと色んな事を考えたり、思ったりしてきたが、段々霞みがかって、思考が止まりかけてきた。自分の中の天使と悪魔が戦う。それでも、ダメなものはダメなのだ。脚の力はゼロになってしまった。「あーあ」とは思ったが、全力を尽くした結果で、今の私の実力なのだ。前回より遥かに先、誰のサポートも無くここまでこれた事を誇りに思った。歩いて私を追い越してゆくライダー達が、次々と激励の言葉を掛けてくれている。私は答える。「ありがとう、でもまだ終ってはいないの」。再スタート。自転車の坂道発信は難儀である。一度転ぶ。脚は残っていなかったが、自分を笑う余裕はあった。大丈夫、あと少しだ。雨に打たれ、凍え、いくつもの坂を登った１５６km、７時間４５分は文字通りの「チャレンジ」であった。ゴール地点で最後のチェックを済ませ、記念品を受取り、熱い紅茶にサンドイッチで仲間と健闘を讃えあう。また来年も参加したいと思った。

Aug 29, 2004

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ワイルド・ウェールズ・チャレンジ

今度の日曜は、ヒルクライムに行く。泣きながら登ったあの坂にまた挑戦するのだ。さて、結果はいかに。

Aug 27, 2004

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蜂に刺される。

旅行後、丸１週間体調を崩していたが、やっとサイクリングが楽しめるようになった。わーい。２時間のいつものコースを走っている途中、麗しのGrahamに出会う。ラッキー♪うーん、いつ見てもハンサムである。彼は今日行なわれているレースを見に行くといっていたが、ついていきたい気持ちをぐっとこらえて、Jのクラブランに参加すべく、待ち合わせ場所のパブ（の前、もちろん）へ行く。天気は良かったが、ライダーの多くはレースに出ているらしく、集まりは悪い。結局３人なので、Grahamの行くといっていたレースを見に行くことに。あらまた彼に会えるかしら、と下心ありありで向かうはDove hole。 Sparrowpitにさしかかると、先頭集団が向かってくる。ああJimmy、Willの勇士が素敵。「頑張れJimmy!　Will!」と声をかけると「おおぅ」との反応。このレースはクライテリアムなので、逆走している限りはまた会える。しばらく走ると、Clairを発見。彼女のボーイフレンド、Martinに水の補給をすると言って、ボトルを抱えている。受け取れなかった事を考えて、手を貸してほしいというので手伝う。ただボトルを渡すだけなのだが、彼らはレーススピードで走っている。立ち止まっている方からすると、猛スピードなのだ。結局、私からのボトルは弾かれてしまったが、Clairは無事に渡せたので一安心。再び走り出し、何度か彼らに激を飛ばし、途中でやはり応援で来ていたAlistairと短いチャットをし、帰途につく。その帰り道。家まであと３０分の所で、何の気なしにドロップポジションに変えた途端、右手人差し指に激痛。今年大量発生しているすずめばちにやられたようだ。痛みはその後１２時間程続き、４８時間に渡って腫れ続け、たまらず病院に駆け込んだ。何をするにも人差し指の腫れゆえ、人差しっぱなしだった事を、自分の事ながら笑ってしまったのは不謹慎だった。薬を飲み、４８時間後、やっと普通の指になったのだった。

Aug 15, 2004

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湖水地方ー１４６km

観光の話なら良いのだろうが、クラブランである（苦笑）。国内で最も困難なクライムに挙げられる内の、１つだけならまだしも、４つを登ってしまおうという、贅沢な挑戦。美しい湖を横目に、向かうはWrynose、Hardnott Passes、傾斜３０%。傾斜に加えて、ヘアピンカーブだらけのこのルートに立往生する車さえ見かける中、自転車は進むのだ。Bwlch-y-Groes (Mouth to Mouth参照）に比べたら、短い距離なのだろうが、登りは登り、脚が悲鳴を上げる。降ったり止んだりの雨が路面を濡らし、滑りながらの登坂だ。やっとの事で頂上にたどりつくと、こんどは急勾配の下りである。車から洩れた（であろう）ディーゼルが路面で光り、非常に恐い。ブレーキパッドを使いきってしまうかと思った位、長く、急な下り。降りきるとリムが熱くなっていた。指先に暖をとる。登りは暑いが、下りは寒いのだ。３つ目はHonister pass、傾斜２５%。５%の差は大きく、少し楽に登る事ができた。最後はKirkstone pass、傾斜２０%のこの坂はもう平らも同然。総走行距離１４６km、走行時間７時間３０分。坂中毒になりかけてきている私であった。 Mouth to Mouth１日目へ >> Mouth to Mouth ２日目へ >> Mouth to Mouth こぼれ話へ >> 湖水地方 '04へ湖水地方 '05へ >>ホームへ >>

Jul 4, 2004

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２５miles　４-up　タイムトライアル

初めてのタイムトライアル、しかもチーム戦である。我がW.W.C.C.からはエリート衆の２組と、私を含むお気楽レディース組の３組がエントリー。朝起きて、一番始めに祈ったのは天気である。毎度ながら情けない願いだ。やきもきしても仕方ないのはわかっているが、それでも路面が乾いているに越したことはない。お風呂に入り、お弁当を作り、夕食の準備を整え、会社に行く。ううう、仕事が手に付かない。そしてこんな日に限って、いつもより数倍も忙しいのである。あわただしく夕食を済ませ、集合場所へ。ナンバーをもらい、メンバーと合流し、約８km離れたスタート地点へ向かう。スタート時間までできるだけ脚を回す。応援の仲間に見守られてのスタート。緊張も束の間、程良いテンポでさくさく進む。先頭交替も、慣れてくると効率が良くなってきて、疲労感や緊張感が和らぐ。チームは楽し。２５miles（４０km）のコースを１時間１１分、雨も降らず、風も吹かず、まずまずの結果に上機嫌で帰宅したのだった。

Jul 1, 2004

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雨のトレーニング

朝から雨だが、天気予報によると止む方向だというのを信じて出かける。もちろん、泥よけの付いた冬用バイクでの出動。途中で雨がおさまれば、長目のトレーニングを考えていたのだが、結局しとしと降る雨に全身ずぶ濡れ。お決まりのルート（５０km）で帰る事にする。帰宅途中、これからトレーニングに向かうという数人の仲間と出会う。Mouth to Mouthを共に走ったIan（と彼の友人）は立ち話をしている私を見つけ、「ちょうど君の話をしてた所なんだ、偶然だねぇ」とあの日の苦労を労ってくれた。久し振りに会ったPeterに、私のロングランの話をここぞとばかりにしていると、そこに現れたのは麗しのGraham。週末のほとんどをロードレースに費やしているので、長距離の走行会への参加は時間的に無理があると言う。しかし、２００miles以上の距離を知っている彼は私のロングランの話（最近はこればかり...）には感心してくれた。彼らと一緒に走りに行く事も頭をよぎったが、既に２時間のワークアウトの果てにずぶ濡れ状態、とてもカフェストップに耐えられるとは思えなかったので、別れる事に。

Jun 20, 2004

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Mouth to Mouthこぼれ話。

初日の実走時間は９時間３０分。１４名もの大所帯を常に先導していたのは、マップリーダーのChrisである。事前に頭にたたき込んでいたとはいえ、主要道路を避けながらの５００kmにわたるルート選択、地図を見ながらのライディングには本当に頭が下がる。彼の凄い所は、ほぼ正確な読みでもあった。絶妙に配置されたサポートカーとのランデブーポイント、到着時刻、そして事前に知らされていた走行距離も、ほぼ正確であった。これだけの長距離にもかかわらず、アクシデントは少なかった。初日、１７mile地点の下りで起きたPhilの落車位だった。彼自身は擦り傷程度で大事には至らなかったが、ウィールの調整が必要になり、１日の大半を車の中で過ごした。いくつもの穴の開いたショーツからのぞいている腿の傷が痛そうだね、と声をかけると「見た目程じゃないんだよ。痛いのは皮膚の外かな」と指差したのはAssosのショーツ。下ろしたてだったらしい。自転車乗りの恐れる「P」（走行会中は禁句）は一度もなく、日頃の皆の行ないの良さを感じさせた。そして、どんよりとしたスタートだったが、この２日間雨に降られなかったというのも、特筆すべき事である。（悲しい事実...。）青空が広がった２日目等は、美しい風景をより美しく見せ、足取りも軽く、寒さに体力を奪われる事なく、額に刻印された日焼けの跡を笑う余裕さえあったのだ。ゴール地点のGreat Yarmouthに着いた途端、海岸添いの駐車場で、自転車をそっと横たえ、１２名の健康男子達がいきなり着替え始めた光景は、目に焼き付いて離れない。こんな時、目のやり場に困るのは私の方なのである。が、世の殿方が婦女子の着替えを目の前にした時に、おそらく感じるであろう、ちょっとトクしたような、そんな心境でもあった。Mouth to Mouth１日目へ >> Mouth to Mouth ２日目へ >> Mouth to Mouth こぼれ話湖水地方 '04へ >> 湖水地方 '05へ >>ホームへ >>

Jun 14, 2004

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２日目は９４miles（１５０km）。

２日間に及ぶ睡眠不足のせいか、気分がすぐれない為、彼らと一緒のスタートは見送る事にした（これは今強烈に後悔している）。サポートカーに乗り、６１miles（９８km）地点から合流。天気に恵まれ、とても気持ちの良い日だ。昨日に比べたら、まっ平と言ってもいい程のルートである。目指すはゴールのGreat Yarmouthだ。美しい景色やのどかな田園風景、時折通り抜ける小さな村は、まるでテレビで見ていたTour de Franceを思い起こさせ、気分だけはすっかりTourライダーの私達。一日に約１５０ー１６０milesとはいえ、二日間に渡っての走行会というのは、私を含めほとんどの仲間にとって初体験らしかったが、この日は何のトラブルも無く（昨日はPhilが下り坂でクラッシュして、彼は一日の殆んどを車の中で過ごしていたのだ）全員揃ってゴール（Great Yarmouth）に到着。フィッシュアンドチップスを皆でほおばりながら（こーいう所はとっても英国的。苦笑）健闘をたたえ、ミニバスに乗り込み、ついに解散となったのは午前３時であった。自転車を下ろし、家まで乗って帰った時には既に３時半を回っていた。土曜の朝５時に家を出てから４６時間ぶりの帰宅。辛く、楽しい、長い長い旅の終わりだ。私個人としては、実走２５０km+１５０km、二日間で４００kmを乗る事のできた、記念すべき日であった。Mouth to Mouth１日目へ >> Mouth to Mouth ２日目 Mouth to Mouth こぼれ話へ >> 湖水地方 '04へ >> 湖水地方 '05へ >>ホームへ >>

Jun 13, 2004

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１日目は１５６miles（２５０km）。

待ちに待ったMouth to Mouth、英国横断という、とてつもなく長距離のクラブランである。西のBarmouth（ウェールズ）から、東海岸のGreat Yarmouthまでの約３２０miles（５１２km）を、２日間にわたって走行するのだ。参加者１４名、毎度の事ながら紅一点である。空模様はあやしくあまり有難くないが、８時半、走行開始。約２３miles（３７km）地点から、この日最大の登坂が始まった。ここいらのサイクリストには有名なBwlch y Groes（ウェールズの地名。私には読めない...）、約５miles（８km）にわたって傾斜が除々にきつくなっていくという、心臓破りの登坂なのだ。始めの半分程はグループでするすると登っていけたが、後半少しずつペースの違いがあらわれてきて、ちらばってきた。追いかけたりはできない。自分のペースを守らなければ、頂上までたどり着けないばかりか、その後のグループのペースをも乱しかねない。先は長いのだ。が、頭が働いていたのは、坂の３分の２位迄であった。今まで体験した事の無い長く苦しい登坂に、私はもがいていた。まるで永遠に続くかのようなその坂に、何度も負けそうになっていた。この日のためにと入れ換えた１２ー２７にもかかわらず、登れば登る程ペダルが重たくなっていく。私の呼吸は乱れ、フォームが乱れ、ボディランゲージはもう限界だと告げている。頂上は、まだ見えない。行く先を見ると、仲間の一人が自転車を降り、歩いているのが見えた。気が緩んだ。とその時である。「漕ぐのを止めるな」リーダー、Willの声が背後から聞こえた。我に返った。再び全力で漕ぎ始める。Willはひたすら「漕ぎ続けろ、道路幅を一杯に使え、ジグザグに進め」と呪文を唱えるかのように、背後から私に声をかけている。しかし既に私はこの時点で、彼の声は聞こえているが、自分が何をしているのかよくわからなくなっている状態であった。体のどこかが痛いとか、そういう事では無かったような気がする。ただ「辛い」ということしか覚えていない。対抗車が来た。避けようとしてバランスを崩し、足を地面に付けてしまった。ぼんやりとした頭の中に悔しさがこみ上げてきた。登れない坂など無いのだ。顔を上げた。私は言葉を発する事ができずに前方を指差した。「そうだ、あと少しで頂上だ」とWillの言葉に私はうなづく。彼に押されての再スタート。思考は完全に止まっていた。活き造りにされた鯵の口がぱくぱくしているような、そんな条件反射だけでペダルを踏んでいる。頂上に近付くにつれ、ペダルはどんどん重たくなっていく。仲間の二人が路肩で休んでいる。ああ私も、と思ったか思わないかの瞬間に「奴らの弱さを思い知らせてやれ」とWillが呟く。気力と意地で進み続けると、赤と黒の揃いのジャージーを纏った集団が目に飛び込んできた。あと２００メートル。文字通り、死にもの狂いで頂上に辿り着くと、安心した為か、気が緩んだせいか、号泣してしまった。理由があったかどうかは今もわからない。しかし、泣かれた彼らは、さぞ困った事だったろう。数人が登って来るのを待ち、皆揃っての再スタート。結局、私の目標にしていた１００miles（１６０km）を大きく越える、実走１５６miles（２５０km）、一日のメニューを完全にこなし、一同揃って宿に到着。体中が沸騰しているようで、よく眠れない夜であった。Mouth to Mouth１日目 Mouth to Mouth ２日目へ >> Mouth to Mouth こぼれ話へ >> 湖水地方 '04へ >> 湖水地方 '05へ >>ホームへ >>

Jun 12, 2004

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９０miles（１４０km）完走。

初めてのビッグクラブランに参加した。総走行距離は２５０Miles（４００km）。とてもではないが、今の私にこなせる距離では無い。短距離組が出るとの事なので、混ぜてもらったのである。朝５時半に本陣出発。私達は車でIron Bridge（地名）に行き、ランデブーポイントとなる所までの５milesに向けて出発。短距離組のまとめ役、Mikeが携帯電話で本陣と連絡をとる。予定通りに落ち合える筈だったが、いくら走っても合流できる気配が無い。本陣が私達に追い付く形以外での合流は不可能に近い。彼らが既に５時間以上走っているとはいえ、彼らに追い付くのは死難の技なのだ。落ち着きはらっていたMikeが慌てだした。とその時、遥かに赤と黒のジャージーを纏った集団発見！「いたいたいた！」出会えて本当に嬉しいよう、と挨拶もつかの間、再出発。本陣はカフェを求めていた。予想外の好天で、ある者は渇き、ほとんどは燃料補給が必要だったのだ。本陣のまとめ役、ChrisとWillの知り合いの、地元ライダーの案内でカフェ到着。揃いのジャージーを身に付けた本陣９名、短距離組３名の総勢１２名、見事な眺めである。私の前に運ばれてきた、フルイングリッシュブレックファストを見たMikeが、「彼らと同じに食べると、１００miles走った後でも３kgは体重が増えてしまうよ」とジョークとは思えないアドバイス...。途中の登坂で、ジャンヌダルク気取りで「Come on! Follow Me!」などとふざけたのがたたったのか、最後の５milesは文字通り泣きながら走った。が、これまでの自己最高距離である９０milesを消化。大満足である。

May 30, 2004

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ロードレース。

レースは嫌だと、ほんの１週間前に言っていた癖に、そそのかされてその気になったロードレース。恐ろしく長距離のクラブランで知られている自転車クラブ、W.W.C.C.に正式に入ったためだ。シーズン半ばの入会は、既にスピードのあがっている週２回のチェインギャングに必死で食らいついていくか、のんびり次シーズンを待つかのどちらかしかないのだが、私は迷わず後者を選ぶ（根性無し）。当日登録できる、女性ライダーは少ししかいない（先週はたった一人だったらしい）ので完走すれば入賞する、サーキットなので迷う事は絶対に無い（私は世にも稀な方向音痴）、クラブの車を出す、等々と説かれ、すっかりいい気になってしまった。詳しくレース内容を聞きもせず頷いたのだが、他のライダーの話は少し趣きが違っている。実力の違うグループが一緒くたなので、周回される時は速くて恐い、自分が出た時には落車続出だった、落車したら轢かれる、等々。うーん、それでは困るなぁ。

May 20, 2004

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払った代償。

私の最愛のバイクがどれ位素晴らしく、体に馴染むかは改めて書くまでもないが、それ故に起こった、困った問題のお話である。サイクリスト特有の、先行車を追跡せずにはいられない妙な性質は、自転車に限らず車やバスにまで及ぶ（私の場合）が、素晴らしく速く一体感のある自転車に乗っていると、その傾向は助長の一途を辿る。交通量が増加してきた日曜日の午後。車を抜きつ抜かれつの、微妙なスピードが面白くなってきた。ターゲットを決めた。緑のシトロエン、女性ドライバーだ。信号が緑に変わり、全力でペダルを漕ぐ。車との距離は１メートル、スピードが上がっていく。と、その時である。突然、先行車の下から現れたのは、道路に開いた大きな穴。とっさに避ける事もできず、衝撃を受け止め、バランスを立て直すのに精一杯だ。結局、前後のリムを凹ませてしまい、交換する羽目になった。この最だからとグレードアップする事にして、楽しんだ後の痛ーい出費であった。

May 17, 2004

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TCR2

久しぶりに乗った、我が愛車。自転車って見た目には同じようなのに、天と地程走りに違いがある。思い通りの加速。きちんと曲がり、止まる。冬用バイクにそんなに不満があったわけでは無いが、心の底では信頼していなかったのだと、改めて思い知らされる。自転車との一体感が、これ程気持ちの良いものだったのかと、感動に近い思いで、まじまじと改めて見つめる我が愛車。私に応えてくれる、健気な可愛い奴だ。これは正に愛情なのだ。良いバイクというより、自分に合うバイクというのは、誂えた洋服の様に身体にぴったりと馴染む。相性が良いなどというものでは無い。生涯の伴侶。（これは言いすぎ）

May 11, 2004

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日曜サイクリング。

先週の１００kmランに味を占めて、今週も出かけてみることにする。風が強いが、雨は降っていない。英国でのサイクリングは毎回賭けである。途中までは同じルートで街を、Cat&Fiddle（イングランド内で最も標高の高い所にあるパブ。もしかしたら他に新しくできたかもしれない。）を先週とは逆方向に向かう。恐ろしく風が強くなってくる。ふらついて恐い。向かい風で下り坂も上り坂のようだ。Cat&Fiddleはモーターバイクライダーの集合場所でもあり、今日も沢山の自動二輪が止まっていた。どの国でも、モータリストは曲がりくねった道が大好きな様である。登ったり下ったりを繰り返しながら、今日のカフェストップはジョドレルバンク（宇宙との交信にと建てられた、巨大な電波受信器。一度何かを受信したとかしないとか。）のそばに昨年できたばかりのファームカフェ。予想しなかった向かい風だったせいか、たどり着いた時はすでに１３時を回っていた。さあ、たくさん食べよう。十分に燃料補給し、さて帰ろうとした時、雨が降ってきた。あああ。濡れるのやだ、寒いのやだ。しかし、そう言っていてはこの地でサイクリストなどやってられないし、雨が止むわけでも暖かくなるわけでも無い。思い切って外に出る。足取りは重いが、早く帰りたい一心でけんめいにペダルを漕ぐ。２時間濡れて、凍えて家に着く。１１６km、５時間半の旅であった。

Apr 4, 2004

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久しぶりのロングラン

天気の悪さと寒さの為、長距離の走行はためらっていたけれど、思い切って行ってみた。目的地はBakewellから少し西にある小さな町、Monyash。ピークディストリクトのほぼ中央に位置するこの町は、数年前にウォーキングで訪れていて、カフェの場所も憶えている。ルートを定めると約１００km。きりが良いし、カフェストップをすれば手頃な距離かもしれない。ピークといわれるだけあって、この辺りは丘だらけである。自転車乗りの血が騒ぐーというクライマーの方もいるだろうが、私は坂は苦手である。特に落車体験のあとなので、スピードに対して少々恐怖心が混ざり、さらに冬用バイクは重たいので、下りはよーく加速する。速いは寒いは。登っては下りを繰り返し、カフェに着く。夏場は多くのサイクリストで賑わっているこのカフェも、今日は４ー５人のグループが座っているだけだ。今にも雨が降ってきそうな空では無理もない。時計を見ると、すでに１５００カロリーを消化している。沢山食べておかなければ、と思った私は近くに座っているサイクリスト集団のテーブルをちらりと見て、普段なら絶対食べないフルイングリッシュブレックファストにカプチーノを注文。大きな皿に乗ったそれを、何の問題も無く平らげる。カプチーノとは名ばかりのあまり美味しいとは言えない飲み物だったが、凍えた体には何よりの温かい物だ。有難く飲み終わる。行きにこれでもか、という位坂を登ったので、帰り道はメイン道路を選んだ比較的平らなルート。結局雨も降らず、楽しんだ４時間５０分であった。

Mar 28, 2004

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