濃い一日(そのさん)
昼休憩後、例の怖い本ベル?が鳴って午後の部がスタート。トップは少年少女合唱団。華やかな民族衣装のようなコスチュームで整列。どんな演奏を聴かせてくれるのかな。最初から伸びやかな声でスコーンと歌いだす。声の若さは当然だけど、子どもという概念をあてはめては失礼にあたるほど、しっかりとしたハーモニーを届けてくれた。自由曲2曲目フィンランディアは男声合唱でも有名。男声のような重厚な響きは無いものの、けっして軽々感はなく、とても爽やかで聴いていて心が洗われていくような演奏でした。こんないい演奏をプログラムの最初に聴いてしまうのがもったいないくらい。もっと真ん中あたりで聴きたかったなぁ。3番目に合唱団Aさんが自由曲の小物を携え登場。考えてみるとAさんのチカマツを聴くのは今回で4回目。今日もうひと団体演奏のチカマツをいれると、今年だけで5チカマツとなる。よく聴いたなぁ。今日のAチカマツとOチカマツ、聴き比べが楽しみです。まずはAさんの課題曲G3。中国大会の時もそうだったけど、Aさんの課題曲の演奏は歌い出した瞬間にその場の空気ふわっと流れるような感じを受ける。今回も空気が流れました。同じG3歌っている他団では感じないのに、なんだろうね。不思議です。音楽の勢いかな?AさんのG3演奏は素晴らしいの一言に尽きます。一言一言を丁寧に表現されようとする姿勢と音楽の動きが良く伝わってきます。さて、自由曲。今日のAチカマツ。「また一段と派手にやらかしましたね!」という感想。この曲はきれいなハーモニーの部分と大騒ぎして混沌とする部分の対比を楽しむ曲なのかなぁと最近になって感じ出した。これも慣れのなせる業か、感動や衝撃が薄らいだ分、冷静に曲や動きを俯瞰できるし、聴くことができる。ジックリ聴くとほんとにいい曲いい演奏ですね。そのあとの大騒ぎは、慣れてもついていけませんが、あれはあれでよろしいのでは。(^^;)曲が終わるや否や周りに座ってた大学生たしき若者たちはヤンヤヤンヤの大喝采。自分の周りでは今日一番の喝采でしたね。「すっげ~おもしろ~」「広島すご~い、おもしろ~い」「東京のコンクールではこんなのできないよ。おもしろい~」と少々興奮気味。きっと彼らの記憶に深く刻み込まれたことでしょうね。観客の記憶に残る名演奏でした。さて、後に続くO合唱団のチカマツはどんな演奏になるんだろうね。こちらも楽しみ。濃い一日はまだまだ続く...。(^^;)