選挙版 北風と太陽
選挙戦も終盤に入り、各候補者の方々は朝も早くから挨拶まわりなど忙しそう。そんな候補者の活動振りを見て感じたこと。大物政治家を抱える政党A。会社最寄のJR駅前に勢ぞろいして、駅から会社に向かう社員に政党と立候補者の名前を連呼。お揃いのジャンパーを着て、幟を持って会社までの数百メートルに点々と配置し、あるいは固まって連呼連呼。お願いしますって言われても選挙区違うし。(^^;)ただただ朝一番からうるさい大声を聴かねば鳴らないこの苦痛。必死なのは良く分かるが、名前の連呼にはもうウンザリ。現職でしかも大物。名前を連呼しなければならないほど知名度が低いかぁ?どうせやるんならみんなでハモればいいのに。ピッチがバラバラでfやffで攻められると気持ちが逃げてしまうね。かたや、政党Bの候補者の活動。コチラも現職で上記の方ほど知名度は無いがそこそこ活躍されている方。こちらは自宅最寄の市電電停脇に一人でひっそりと立ってらっしゃる。そして電停に向かう一人一人に「おはようございます」「行ってらっしゃい」「お気をつけて」「お仕事頑張って下さい」と普通のトーンで話しかけられる。思わずこちらも顔をシッカリみて挨拶を返す。ボリュームはpかmpでインパクトは無いが、逆にこの方が心にスッと入ってきて好感が持てる。コレって合唱の世界でも通じるかもしれなない。f、ffで攻めるより、p、ppの方がぐっとお客さんを引き込む力が生じるのかも。ffもppもうまく歌うのが大前提だけど。選挙版北風と太陽を見て合唱版もと思った次第。余談後で聴いた話。上記政党Aの大物政治家の方は地元に帰って選挙戦を戦うのは10数年ぶり。テレビでもよく見る人が会社前に立ってたらなんかチョット変。投票用紙持っていてサインもらっとけばよかたかなぁ。(^^;)