泣き笑いの運動会
遅くなりましたが、ムスコの運動会を振り返って・・・10月最後の日曜日、いつもの河原で運動会が開催されました。台風の影響で大きな石や流木がゴロゴロする河原を先生方や父兄、卒村生の父兄までが協力して走れる状態に均し、準備をしてくださいました。本当に頭が下がります。ありがとうございました。縦割りの幼稚園なので、年長はちいさな子たちをひっぱらなければなりません。ムスコも少しは年長の自覚が出てきて、2学期は運動会に向けて毎朝走ったりいい調子でテンションをあげてきていました。開会式のセリフもうまく言えて、いい感じで競技スタート!だったのですが…年長種目の1発目、しょっぱなの前転で勢いよく河原の石に背中を強打し気持ちがポキンと折れてしまったようです。背中を抑えてべそかきながら走りました。そのあと、応援もせずひたすらメソメソ…その後の名物のランニング(クロスカントリーみたいな感じ)はスタートからどん尻…気持ちの切り替えが苦手なムスコ、もうこうなっちゃうと打つ手がなくぶっちぎりのビリでゴールしました。悲しそうな顔で泣き続けているのでビリが悔しかったのか、と思ったらただただ背中が痛い、との事。見たところ赤く腫れてるわけでもなく、傷跡も見当たらない。瞬間痛かったことで気持ちが折れてしまい、午前中切り替え出来なかったようです。ダンナと私、ついにブチ切れ、お弁当の時間雷を落としました…「お前は悔しくないのかー!!!」(私)「ううう・・・」(ムスコ)「午後も本気出さなかったら河原に置いていくから」(私)「うっ・・・」(ムスコ)午後はこれまた名物の「宝とり陣取り」。タックルありの激しい宝の奪い合いです。こまかなルールはありますが、子供たちの必死な形相と親のこれまた激しい応援も名物。ラグビーを始めて10カ月。去年の陣取りの最中は観客のママたちに話しかけたり他の世界に入っちゃってたムスコですが今年はまあまあ陣取りらしくなっていました。密集に突っ込んで行ったり、敵陣にうまく入ったり、午前中の不出来を少しは挽回できました。ムスコのチームは1点差で優勝できませんでしたがイケてる顔、イケてない顔、いろんなムスコの姿を見られて彼の実態を私もようやく認識できました。期待しすぎて欲張ってしまったり卑下しすぎてあきらめてしまったり親ほど子供の本当の姿をわからないんだなあ、とつくづく思いました。 でも、幼児村最後の運動会。彼らしく泣いたり笑ったり充実した一日でした。これを生かして、残りの日々をたくましく過ごしてほしいです。反省:運動面の指導はダンナに任せ、私はとにかく受け止めることにしました。ダンナは出勤前、ムスコと公園でダッシュの練習やラグビーの練習を20分ほどやり続けています。運動会が終わっていつもの活動の帰り、「今日のランニングも遅かった~」というムスコにも「そうかそうか、毎日頑張ってるからいつか結果は出るよ」と必死にこらえて応えるようにしています。「なかなか結果、出ないね・・・」(ダンナ)「種まきの時期だよ。きっといつか芽が出るよ」(私)と慰めあう日々・・・