商社マンに学んだ恋愛操作術
今回、初めて日本人男性について語ってしまいます。日本語のサイトなので、日本人の元彼のことは、ここでは書かない予定でしたが、今思えば彼らには色々勉強をさせていただきました。恋人として付き合った人、仕事を通して関わった人、また合コンなどで少しだけ関わった男性達、人生の勉強、恋愛の勉強、、、、感謝しています。90年代前半、恋人にしたい職業の常に上位にいるのが、商社マンでした。今は違うかもしれませんが、とにかく私の時代は、商社マンとの合コンは多かったし、お見合いパーティで出会ったこともあります。ただ本当に商社マンについて理解したのは、実際に商社で働いてみて、商社マンとお付き合いをしてからでした。私は以前、日本を代表する某総合商社で、派遣社員として貿易事務をしていました。20代の頃は、1~2年働いては留学したり、長期海外旅行をしていたので、派遣社員として働くほうが私のライフスタイルに合っていたのと、週末に、たまにイベントのお仕事のお手伝いをしたり、International Partyのお手伝いをしたり、冬の間は毎週スキーに行ったりと、お休みをしっかり確保したかったのも理由の一つです。正直、商社の貿易事務のお仕事を紹介された時は驚きました。外資系で登録したのに、何故日本の商社を紹介?しかも全くの未経験なのに?と思いましたが、提示された時給が、当時の派遣社員としては破格だったのと、頭にMの付く有名な商社の実態を知りたかったので、お受けしました。そして、結局、その会社で1年半働きました。その間、私の母親、はたまた友人のお母様からも、「そこに、いい人はいないの?」と聞かれる日々でした。どうやら商社マンは、母親の世代に、受けがよいようでした。さて、その実態は。。。何か物を作って売っているわけではないので、商社は『人』が財産だと思います。一時期「商社冬の時代」と、商社が淘汰される業種と語られる時期がありましたが、相変わらずその高い地位を保っています。一流総合商社は、元々実家が裕福で、高学歴の男性社員が多いです。同じ高学歴の新入社員達でも、外資系証券会社は頭脳系ですが、商社はどちらかと言うと、体育会系出身者が多く文武両道。英語以外に、中国語、韓国語、タイ語、ポルトガル語等、もう一カ国語ができるのが普通、といった男性が多かったです。ただし、社内の男性を見ていても、通常商社マンにありがちなフレンドリーで明るい感じがあまりしませんでした。少し、暗い職場でした。数年前から、一般職の正社員を採用しなくなっていた総合商社は、ベテランの30代後半から40代の女性社員であふれていました。彼女達が辞めると、派遣社員で補充するという形をとっていましたので、仕事内容は正社員と全く同じでした。そうして、商社の一般職女性はアシスタント業務で楽、というのは嘘でした。少なくとも、私のいた部署は仕事はかなり忙しかったです。20年選手のベテラン正社員の女性達と全く同じ仕事量か、それ以上だったと思います。正社員の女性は国内取引をメインに、派遣社員は、多少英語を使う、輸出入をメインにやらせているようなチームでした。取引先、数社を与えられ、受発注、為替予約、船の予約、L/Cの処理、在庫管理、決済まで全て一人で任せられます。任せてくれるがゆえに、自分の裁量でコントロールして仕事ができるので、就業後にフランス語の学校に行ったり、ジムに通うことができました。合コンや友達とのディナーもドタキャンせずにすみました。ただし、就業時間中は、私用メールの返事などはもちろん、無駄話をする暇など一切ありませんでした。3月、9月の決算前は、かなり遅くまで残業しないと仕事が終わらず、家に持ち帰ったこともあります。おまけに、夜はよく接待に付き合わされます。もちろん、これも仕事のうちとして、残業に付けさせてくれましたが、半分ホステスです。接待以外にも、歓迎会、送別会、忘年会、転勤行ってらっしゃい会、お帰りなさい会、何かしら理由をつけては飲み会の多い会社でした。日本の会社の風習なのでしょうか。接待をしている時は、彼らはとにかく飲んで、喋って、盛り上げます。いかに相手を楽しませるか、気持ちよくさせるかが、商社マンの腕の見せ所です。でも、社内の小さなグループの飲み会、はたまた1対1でのお食事となると、彼らは全く人が変わるのです。「僕の慶応の友達がね・・・」「僕がロンドンに赴任していた時なんだけど・・・」「僕の子、慶応の幼稚舎で二谷ユリエの娘と同じクラスなんだ。」商社マンと言うのは、とにかく全てが自分の話題、「俺様」の世界なのです。「すごいですね。 」 「さすがですね。 」と、彼らを持ち上げながら、私は商社マンの実態を知りました。社内で飲む時にまで、気を使いたくない、やはり男性として、自分を持ち上げてほしいのでしょう。そうして、これまた意外にも、どんなに遊んでいる商社マンでも、だいたい30歳前後で落ち着いて(結婚)しまっていました。私の知る限りの、彼らの好きな女性像は以下のとおりです。・男性をたてる人・家柄の良さ、エスカレーター式の女子大出身・一流企業の受付、重役秘書・社交性のある人こういった印象があります。もっとも私が働いていたのは、9年も前のことですので、今は違っているかもしれませんけどね。国際恋愛・結婚の人気blogランキングに参加しています