停電
ここは本当に天下のテクノロジーメッカ?と疑問を抱くぐらい停電が多い。今日は4時間以上復旧しなかった。お陰で娘の歯医者の予約をぶっちぎってしまった。歯医者に行くたびにビデオとおもちゃが楽しみだった娘はショックを受けていた。昼過ぎに早引けしてホルモン治療込みのIUDリングの装着に婦人科に行って息子をデイケアに迎えに行って日本語学校に送っていって停電で2週間にいっぺん来てくれるお掃除のイロイザは掃除機を掛けてくれなかったし、ご飯は作れないし、パソコンは使えないし、で,すっかり歯医者のことなんて忘れてしまったのよ。IUDリングってTの形をしたプラスティックの小さい棒みたいなものだった。なんてリングって呼ぶのかね。これで避妊確実なんてどういう理屈なんだろう。避妊確実を望むなら、しないこと、に限るでしょうに。以前Frontlineだったかな、日系の情報誌にコラムを書いていた女性の意見に甚く同意したことがある。アメリカ人は「中絶」で過激派や政治家がどうこう言う前に、妊娠したくなければ(させたくなければ)セックスするな、と子供たちに教えろ、と説いていたのだ。全くその通り。うちのお客の若くもないアメリカ人の女性達、シングルマザーというか未婚の母がごろごろいる。酷いのなんて母親がドラッグ中毒で祖父母が老体に鞭打って働いたり、なけなしの年金を割いて孫を養っている家庭もひとつふたつじゃない。なんとうちの小学校の校長先生は姪の子供の面倒を見る羽目になりパートタイムになってしまった。ドラッグに溺れているのって実は私たちの年代。ちょっと複雑な気持ち。日々の生活のストレス。先行き不透明な老後の不安。不安定な職。増え続ける物価。でも薬に逃げちゃ駄目よ~。