先日ラジオを聞いていて・・日本の今を感じてしまった
先日ラジオで「旅人中田さん」の話を聞いてしまった。サッカーをしている時の雰囲気とは違って、話し方、その一つ一つの言葉が、とてもやわらかで、とっても若者らしくて、なんだか、色々と思いながら聞いていたら、「世界中を見てあるきたい。まだ全部は行けてないけど、アジアはかなり回って来て、一番印象に深かった国」・・として、ブータンをあげていた彼。電車もない、ものもない。けど本当に人々の生き方が穏やかで「いい国だな」と思ったらしい。その言葉を聞いて、昨年、ブータンのJicaの研修生とホームステイで交流した話をしたときに「私はそんなもののない貧しい国に生まれなくてよかった。日本でよかった。そんな所で生まれたら不幸だ。」といった若いお母さんの顔が浮かんで来た。日本が悪いとは言わない。けど、ものがない=貧しい=幸せでない。と言う図式はどこからでて来るんだろう?ものがあっても家族に会話がなく、一人一人バラバラのテレビを見て、個食をしている・・なんて日本では当たり前の景色が、ブータンの彼には信じられなかったのに。日本人は忙しすぎて、ついて行くのが大変だと行っていた彼。ブータンの彼は日本は豊かだと思わなかった思う。家と家がつまり過ぎて、なんだか息苦しいと言っていたし。そんなことを思いながら、国連人権規約 A規約 13条2(b)(c)を留保しているのは、国連人権規約を締約国151ケ国の中で日本とマダガスカルとルワンダだけだと言う話を予備校の現代社会の先生から聞いて来た娘。もっともっと色々なことを知って、ひろい視野を持った大人になりなさい。私ももっともっとがんばるからね。本当のことを知らない大人が多すぎではないかと思う。昨日のことと良い、本当に豊かな国なのか?日本は。豊かだよ・・と誰かに集団催眠をかけられて、本当に大切なものをどこかに忘れて来ているのかもしれないね。塾にいくのがあたりまえ。習い事が当たり前。子どもを育てるには多額な教育費がかかるのだ・・という集団催眠をかけられて、小さな時から習い事。親と関係を築く前から、習い事。周りと同じにしなきゃついて行けないと、親との関係の中で家庭の中で学ぶことや、学ぶ時期すらも考えにいれず、枠にいれられて行く子どもたち。子どもをきちんと叱ることすらできない大人たち。だって・・受験塾って、お客様相手に商売しているし、口コミで悪い噂が立つことにとても警戒しているから、子どもたちのために叱らないものね。でもって、本当に子どものために塾をしている人たちは口を揃えて言うのだよ。「早い時期に塾にいっても伸びない」という。けど、大手進学塾は「少子時代になって(少子化は終わって、少子時代)青田買いしなきゃ経営が厳しい・・だから2年生くらいから囲い込みを始めるんだよ」と。あーなんだか、・・何だかね。参考までに・・「日本国は、経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約第13条2(b)及び(c)の規定の適用に当たり、これらの規定にいう『特に、無償教育の漸進的(ぜんしんてき=順を追って徐々に目的を実現しようとするさま)な導入により』に拘束されない権利を留保(国際法上、多国間が結ぶ条約において、特定の当事国が条約中の一定の条項を自国には適用しないという意思表示をすること)する。」