ウィーンのコーヒー
ウィーンと言えば、コーヒー、そしてケーキ。ケーキはもちろん楽しみだったんですが、コーヒーもほんと楽しみでした。注文したのはもちろんアインシュペンナー。日本で言うウィンナーコーヒーに一番近いものだとか。コーヒーにホイップクリームがたっぷり。普段からそれほどクリームが好きってわけでもないのに、なぜかこのコーヒーに惹かれていました。で、実際に飲んでみてどうだったでしょうか?うーん・・・普通・・・。それまで想像していた味はクリームがコーヒーに溶けるというよりバニラアイスがコーヒーに溶ける味を描いていたのです。だったらどう考えても期待通りの味ではないですよね。どこで飲んでもコーヒーがそれほど熱いわけじゃないので、いくら混ぜてもクリームと均一に混ざり合うこともなく、さらにクリームがいっぱいいっぱいに入っているので、下手に混ぜるとクリームがこぼれてしまいます。そういうわけでまずクリームをすくって食べなければなりません。さらにコーヒーはいわゆるフィルターコーヒーで、日本の喫茶店で飲むのと別段変わりなく。私はコーヒーもエスプレッソ的な濃いやつだと想像していました。決してまずかったというわけじゃないんですよ。でも私はクリーム+コーヒーより、ミルク+コーヒーの方が好きかなと(ちなみにミルク+コーヒーならメランジェというのがありました。カプチーノのシナモンとかチョコとかがかかってないコーヒーという感じ)。それにどこでも写真のように水がかならずセットで出てくるのですが、これには納得。やっぱりクリームの味がちょっとしつこく口に残るので。どこのカフェでもコーヒーの種類は結構たくさんありました。けれど大半がプラスクリーム。これはすごいことですね。さすがに旅の後半はそのクリームに疲れちゃったんですが、その種類の多さに何が何だかわからなくなり、結局冒頭のアインシュペンナーばかり注文しちゃってました。単なるフィルターコーヒーってのもあったんですけど、日本の喫茶店でも飲めるのをわざわざ注文するのももったいなくて。クリームものでひとつだけ興味がありつつ最後まで注文できなかったのは「マリア・テレジア」。そう、あのマリー・アントワネットの母、ハプスブルグ家そしてオーストリアを背負って立っていたあのお方の名前がついたコーヒーです。しかしクリームにバニラアイスがプラス・・・ケーキと一緒にはとても注文できない代物でした。次回行くことがあれば真っ先に挑戦したいですねぇ。あと、一度クリームにほんとに疲れたときにエスプレッソも注文してみましたが、これはパリのエスプレッソにはかないませんでした。コーヒー部門ではフランスの勝ちと言ったところかな(笑)。 開店休業中。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→