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テーマ:キャンプを楽しむ方法(4855)
カテゴリ:キャンプと山登り
朝、お弁当を包んでいたらにわか雨が降りだした。 勝手口を開けたら、西の方角に大きなくっきりした虹がかかっている。 この夏、何度か虹を見つけたけど、こんなにきれいに見えたのは初めて。 くまとふたりで体を乗り出して、しばらくじっと見る。 なんだか、ちょっと得したような気持ち。 今日もいいことありそう。 * 先週末もキャンプへ行きました。 えらんだのは高原のキャンプ場。 着くまでの道の両側にはなだらかな牧草地が広がって、牛たちがしっぽで虫を追いながら草を食んでいる。 平らで水はけのよさそうな場所をえらんで、いよいよテントを張る。 あちこちのお店を見て、くまとふたりでさんざん悩んで買ったばかりの新しいテント。 くまは腰を据えて慎重に場所をえらび、テントの説明書をじっくり読んでいる。 わたしは例によって、カンと勢いでせっかちに作業を押しすすめようとする。 ああでもないこうでもないと言い合いつつ、大きな布に三本の細長いポールを通してピンを差し込んだら、なんと!テントが立ち上がったではありませんか。 「わあ、ほんとに立った、立った!」と大喜びするわたし。 もちろん、それで作業が終わったわけではないので、くまは相変わらずむずかしい顔をして、説明書とにらめっこをしている。 さまざまな部品と格闘すること2時間、ようやくテントが張れました。ばんざい! ところでテントの右側に置いてある椅子は、背もたれに体重をかけると背中が倒れて足が持ち上がり、半分寝転んだ姿勢で自動ロックがかかるすてきな仕組み。 前回キャンプをしたときは、これで天の川を見ました。 すごく落ち着くので一脚は家の中にも持ち込んで、ふだんから使っています。 天気のいい昼下がり、窓辺で本を読んだり、ひとねむりするのにぴったり。 さて、お楽しみの夕食。 前回は張り切ってふだんも滅多に作らない海鮮パエリアを作ったのですが、今回はいつもの豚汁と、家で作ってきたおにぎり。それに高原名物のソーセージ。 キャンプでは手間ひまかけためずらしい料理より、食べなれたいつもの味がおいしいみたい。 ふたりキャンプだとバーベキューは大げさだし、高原の夜は冷えるから、焼きものはすぐに冷たくなってしまう。 具沢山のスープなら、火を入れながら少しずつよそえば、ずっとあたたかいものを食べられる。 夕食の後は、テントの中にLEDのランタンを吊り下げて、低反発マットの上に敷いた寝袋ではやばやと眠ってしまう。 それにしても最近のテントというのは、おどろくほど居心地がいいのだなあ。 あたたかいのに空気がこもらない。 湿気を閉じこめないけれど、夜露や朝露はしっかり受けとめて中に入れない。 眠るためのスペースは、出入り口を開け閉めするとき以外、ありんこ一匹入り込めないように密閉されているから、虫に刺される心配もない。 芝生のやわらかさも手伝って、前に泊まったツリーハウスの木の床より、ずっとぐっすり眠ることができました。 (明日につづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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