明治 メルティーキッス ミルク & ロッテ ウインターズテール
『冬チョコ戦線激化中』 明治とロッテ、ライバル同士のメーカーから似たようなチョコレートが発売されました。 明治側は冬の定番「メルティキッス」、一方ロッテサイドからは「ウインターズテール」 これは食べ比べてみなきゃならないでしょ。 まずは各商品の概要を。明治のメルティキッスはここ数年の定番商品。立方体のまろやかなチョコレートににココアパウダーの衣を纏った一品。同時に「ミルク」「抹茶」「フランボワーズ」の三つの味が発売されています。どれも美味しそうなのですが、ここはミルクを選択。理由はもちろん、ウインターズテールと比較する為。 ロッテのウインターズテールも基本コンセプトは一緒。なめらかな一口大のチョコレートにココアパウダーをふりかけています。チョコはセミビターチョコの中にミルクチョコレートを入れて二重になっています。こちらの方が手が込んでいるようにも見えます。ですが、メルティキッスを追うように発売なので二番煎じにも感じちゃう。後から出た方が手が込んでいるのは当然といえば当然かも。 パッケージデザインも似た物同士。どちらもグラスの中にチョコキューブが入っている写真です。裏で打ち合わせていたんじゃないかと勘繰りたくなってきます。偶然だったら凄い。 「メルティ~」は温かなベージュを背景にチョコinグラス、そして雪が舞っています。「ウインターズ~」は純白のキャンバスにグラス、周りにはキラキラ光っているような金色のクロスを配置。デザインは甲乙付け難し。 箱を空けてみて笑っちゃいました。似ているも何も、今度は外箱をお互い逆にしたような個包装の配色。「メルティ~」は白地に金色のロゴが、「ウインターズ~」は金色の袋にチョコレート色のロゴ。もう狙ってやっているとしか思えません。 袋の中身比較。袋は「ウインターズ」の方が膨らんでいる、というか余裕があるパッケージングなんですが、中身のチョコはほぼ同サイズ。お互い1.5cm四方のキューブ型をしています。 外観での違いは、「メルティ~」は六面全体にココアパウダーが塗してあるのに対し、「ウインターズ~」は一面だけ。チョコを転がしてパウダーを付けるか、上から降りかけるかの違いですね。その製法の違いからか、転がした「メルティ~」は角が丸くなっており、「ウインターズ~」はエッジが効いています。この辺りは好みかな。 では味の比べっこ。「ウインターズテール」からいってみようかな。なめらかなチョコは程よく甘く、見た目は角張っているけど丸い味です。セミビターチョコも使っているからか、甘すぎると思うことはないですね。 よくある味と言われりゃそれまでかもしれないけど、それだけ親しみやすい味です。柔らかい食感と口どけは冬ならではの贅沢ですね。夏じゃドロドロになっちゃうよ。 対する「メルティーキッス」のお味。一面にココアが付いたチョコ。手が汚れそうなのがちょっと心配。こちらはかなり柔らかい食感。まさに雪のような口どけで、フワッと消えていきます。毎年発売されているだけあって、味はお墨付きでしょう。ミルクチョコを使っていますが、ココアパウダーで甘さを調節しているようにも思えますね。ここは両社で手法が違っていて面白いです。 チョコレートそのものの味は「メルティ~」の方がコクがあるように感じました。柔らかく溶けやすいので味を感じやすかったのかもしれません。スッキリした後味が好みなら「ウインターズ~」がいいかも。ココアパウダーのパフパフした舌触りの有無も選択基準になるかもしれませんね。私は「メルティキッス」が好みかな。 「メルティキッス」は味のバリエーションがあるので、「メルティ~」は抹茶やフランボワーズを、チョコ味は「ウインターズ~」という買い方も一つの手かもね。 冬チョコ度 : ★★★★★斬新度 : ★★☆☆☆話のネタ度 : ★★★★☆ 似たものヒストリー森永 ダースプレミアム トリュフ とろけるビター ~『絹のような口あたり』~グリコ ガナッシュガナッシュ フランボワーズ ~『カカオの苦味とフランボワーズの酸味』~グリコ バンホーテンチョコレート ~『カカオ華やぐ大人のチョコレート』~冬限定チョコ大量発生中 ↓ ↓ ↓