東ハト 大魔王ジョロキア
『最凶の魔王襲来』 世界一辛いトウガラシとしてその名を世に知らしめた「ハバネロ」ですが、その座が陥落してしまいました。2007年2月の時点で、世界一の冠は他のトウガラシに移っていたのです。その名は「バフット・ジョロキア」 原産地はインド北東部、アッサム地方。紅茶で有名なところですね。 現地の言葉で「幽霊のトウガラシ」という意味を持ちます。名前からして怖いです。 辛さの指標として「スコヴィル値」というものが使われます。簡単に説明するならば「辛味を感じなくなるには水で何倍に薄めればいいか」と思っていただければいいかと思います。辛味成分であるカプサイシンを含まないピーマンはもちろん0、それから辛くなるにつれ数値が増えていきます。辛いものの代名詞であるタバスコで30,000~50,000スコヴィル、日本の唐辛子の中には100,000スコヴィルを越えるものもあるみたいです。そして今まで一番だと思っていたハバネロで300,000スコヴィル前後もあります。既にどのくらいの辛さなのか想像できません。そして最強のトウガラシはそれをはるかに超える1,000,000スコヴィル! エキス一滴(0.1ml)を辛さが感じなくなるまで薄める為には、単純に考えて約100リットルの水が必要ってことになりますよね。一滴でこの破壊力。参考までに、純粋なカプサイシンは16,000,000スコヴィルです。 前振りが長くなりましたが、そんな「ジョロキア」を使ったスナックがこの「大魔王ジョロキア」です。暴君ハバネロのライバルとして登場しました。悪夢のような辛さを試してみたいと思います。 私、辛いものって得意じゃないんだけどね。 以前に「超暴君」を食べた時にはギザギザリングになっていましたが、今回はスッキリとシンプルなリング。このシンプルさが逆に怖くなってきます。色からはそれほど辛そうな印象は受けませんね。色で騙されちゃいけません、ってことでしょうか。 では、魔王討伐に向かいましょう。表面に色々くっ付いているけど、これはザコ敵で辛くはないということは「超暴君」で学習してるんだよね。黒幕はスナック内部に潜んでいる筈。見た目に惑わされず突入。ボリボリと噛み応えのあるスナックが細かくなり、舌の表面を覆い…… (;゚Д゚)ウワーーーー!! 後から後からドクドクと辛さが襲ってくる感覚。もうね、美味しく食べられるってレベルじゃない気がするんですよね。開発者悪乗りしすぎだってば。 暴君ハバネロは旨味がある程度感じられたので、それなりに食べられるものになっていたと思うんですが、今回は辛味しか感じない。旨味を出す為のチキンやガーリックのパウダーも入っちゃいるんですが、その旨味が随分弱いんですよね。旨味なんぞ「そんなの関係ねぇ!」って叫びたいくらいに辛さが勝ってます。ただ辛いだけの食べ物なんてそうそう食べられるもんじゃないですよ。辛さと旨さのバランスがオカシイ。このメチャクチャ加減が大魔王の由来でしょうか。 三つほど食べたところで鼻から汗が吹き出てきてます。なんでしょう、この汗。皿に取り出した分だけはどうにか食べ切りましたが、もう口にしたくない…… 負けずに暴君ハバネロも辛さ2倍になって再登場しています。前回の1.5倍から更にパワーアップを成し遂げて対抗するみたいです。この勝負、どちらが勝つのか。その結果は是非あなたの口で確かめてみてください。 どちらもコンビニエンスストア限定での販売になっています。 あぁ、プッカって美味しいね。この魚みたいなタコみたいな形が面白い。甘いチョコレート最高。 ジョロキア?誰それ? 美味しいの? 大魔王度 : ★★★★★斬新度 : ★☆☆☆☆話のネタ度 : ★★★★☆ 似たものヒストリー東ハト 超暴君ハバネロ 1.5倍 ~『ハバネロを1.5倍練り込んだのだ!!』~東ハト 暴君ハバネロ ガーナ秘境篇 ~『ウマ辛さ、スモーキー!』~東ハト 暴君ハバネロ 禁断のタイ篇 ~『トムヤム風味の第四弾』~お菓子の情報はココ! ↓ ↓ ↓