笑いのツボ
昨日から「役に立たないスペイン語講座」始めてみました。不定期更新だけど、本当に役に立たないけど、読んでみたいという方はこちら→「バッタもん」 →「女」VS「メス」 ちなみにスペイン語について何も知らない方でも読んでいただける内容かと思います(しっかり宣伝)先日いつものとおり思い教材を抱えて事務所に行くとトーマスが「持つよ」といって手伝ってくれた。ラテンアメリカじゃ女に重いものを持たせるのは恥ずかしいことなので、普通男性はみんな手伝ってくれる。それでなくてもトーマスは優しいのでいつもいろいろ手伝ってくれる。で、私が「Gracias(ありがとう)」と言うと「Ay,Profe. Yo soy de Cibao(プロフェッサー、僕はCibao出身なんだから・・)」と言うので「Ah…si(あ、そうだね)」と返した。そしたら「Sabe que significa?(意味わかる?)」と言うので「Si(うん)」と言うと「Que es?(意味は何?)」と再び聞いてきた。そこで一言「Caballero!!(ジェントルマン)」というと、トーマスは「がははは」と笑って喜んでいた。・・・このやり取りがわかった方。ドミニカ共和国検定4級合格。どういうことかというと、Cibaoというのはエリア名でCibaoの中心は第二の都市 Santiago。このSantiagoの正式名称はSantiago de los caballeros(ジェントルマンのSantiago)なので、Santiagoや Cibaoと caballeroをひっかけて、Cibao出身だから俺はジェントルマンという一種のギャグなわけです。正確にはこれを使うにはSantiago出身じゃないとだめだけど。トーマスはCibao 地方にあるMoca出身。Santiagoだけじゃなくて、どの街も実はちゃんとした正式名称というかフルネームがある。でも、長いので省略されている。例えばSamana はSanta barbara de Samana だし、Santo DomingoはSanto Domingo de Guzmanだったと思う。使っているのを聞いたことはないけど。Guzmanって誰だ?しかし。いくらスペイン語がわかるようになっても、基本的にラテンアメリカのお笑いって笑えない。やっぱり「笑いのツボ」が違う気がするのですよね。メキシコにいた頃。すご~く苦手だったのがchiste 。chisteとはようするに一種の漫談のようなもので、主にお酒の場で「面白い話」を周りの人にするわけです。たいてい「下ネタ」が多いですね。ま、下ネタはOKなのですよ。(笑)それはいいんだけど、基本的に内容が「笑えない」んですね・・。が、しかし。メキシコ人はchisteが大好き。勝手に盛り上がってくれる分にはいいのだけど、何が嫌かって「お前も日本のchisteを言え」と必ず言われる。これが嫌だ。いくら日本にはchisteはない!と言っても勘弁してもらえない・・。そんな酒の席で披露する「下ネタ漫談」なんか、ないっちゅーのっ!でも、「笑いのツボ」と言うのはやっぱり生まれ育った環境に大きく影響されているものだと思う。私は関西出身なので「吉本新喜劇」見て育った人なのだけど、あれも、関東出身の友人なんかと見ると「なにがおもしろいの?」なんていわれるもんなぁ~。日本の中でもすでに違いがあるわけですよね。あ、ドミニカ人のギャグは笑えないけど、ドミニカ人のすることは笑える!←かなりのほめ言葉。本当に傍から見ていて飽きない人たちなのです。よろしかったら「ぽちっ」とお願いします。