職場の忘年会
職場の忘年会がありました。地元では評価の高い、そして価格も高いフレンチ(もどき)レストランです。先日、レカンなどを堪能してきたところなのであまりウキウキしません。ワインを持ち込ませて頂きました。用意したのはKistler Mccrea vineyard 2011先月届いたモノ。あまり、トロピカルではなくやや苦みがあるシャープな感じでした。Faiveley Nuits St Georges Les Saint Georges 2007先月、近所のワイン祭で試飲した際、あまりに良かったので購入しました。試飲時と同じくスワリングでじわりとしみ出る酸味。そして鉛筆をなめたような感じのある滑らかというか硬質なタンニン。時間が経つと若干、干し果物や紅茶のようなニュアンスも出てきました。やはり素晴らしいです。今年6月にグランクリュ申請されたのでもうじきグランクリュになるでしょう。買い占めたいところです。 お店ではシャンパンを一本とりました。Lenoble cuvee intenseCh40%, PN30%, PM30%。ピノ系が多いのでブランドノワール的な味わい。しかし、単調。ネットでは3000円前後です。 鹿すね肉とキノコのコンソメ。鹿のエキスは感じられませんでした。フォアグラのねぎ。ホワイトソース。火とおりすぎかなあ。ネギと一緒に食べてもそんなにおいしくはないです。ホワイトソースはミルクみたいでした。蟹は臭みありますが、良しとしてナスと一緒にしてもあまり意味がなかったです。鯛、カシス風味のレンズ豆。ちょっとぱさついてました。これまた、合わせて食べてもどうということはありません。なんかソース忘れたっぽい感じ。シャラン産窒息鴨、蜂蜜とこしょうのキノコソース。火入れは好みもあるでしょうがえぬうはもう少しオーブンでおいて周辺3割くらいピンクに変性した方がすきです。ソースは作り置きでしょうか。トリュフもレカンのリードヴォーの時ほどあまり香りません。 料理のスタイルはどっちかというとイタリアンに近いのでしょうか。あまりソースは重視されておらず、全体的に塩とバターは控え気味です。今風の薄い味付けでロワゾーのような水の料理といえばそうでしょうがちょっと違います。また、素材の組み合わせやソースはあまり活かしあってません。と、まあ、辛口評価になりましたが、地方としてはがんばってますし、クラッシックなフランス料理を食べ慣れない地元の方々も喜んでいるからまずまず繁盛しているのでしょう。ワインのつまみ程度にはなりました。