原状回復と敷金
一昨年、駅が出来て以来、建築ラッシュのこのあたり。 近所の公園友達も、この春で3家族がお引越しです。 いづれも市内に新居を建築して。 私たちの年齢的にも、30年近いローンを組むならそろそろ…というのもあるし、 今後金利もこのあたりの地価もするでしょうからね。 そんななかで、昨日、そのうちの1家族、今まで住んでいたアパートの引渡し日だったんです。 新築で住んで4年。 で、敷金だけじゃ足らなくて、プラス7万払った、という話を聞きました。。。 クロスの張替えなんかも請求されたらしい。 えっ、そうなの?という印象。 私自身は過去3回引越ししてるけど、いづれも敷金はほぼ全額戻ってきています。 1軒目は学生時代で、退去は98年。 老夫婦で経営されていたアパートで、とにかく敷金は返却する!というおじいさまの方針でした。 2軒目は学生時代~結婚するまでで、退去は2002年末。 このときは、当時の建設省の『原状回復に関するガイドライン』が出ていて、これに則って、返却してくれました。 3軒目は結婚~今の家が建つまでで、退去は2005年末。 ダンナがタバコを吸っていて、私が実家に戻って出産している間に、寝煙草で畳を焦がしたので、その分はお支払いしましたが、それ以外は返していただきました。 このときは、クロス張替えと清掃費を請求されたんだけど、 東京都が2004年に『原状回復問題に関する紛争を防止するための条例』を出していて、 うちは入居が2002年なので、これには該当しないんだけど、 クリーニングは次の入居者のために貸主がすべきことだし、 クロス汚れも通常の生活で発生する以上は汚していないので、交渉し、返却してもらいました。 今の住まいは埼玉県。 都の条例のようなものがないから、ガイドラインより入居時の契約書の方が、たぶん効力があるのよね。 立場は弱いかもしれないんだけど、でも、借主に何でも負わせるのはどうなのかなぁ。 まだそういう貸主さんのほうが多いのかなぁ。 もしかしたら、“交渉”が嫌、という借主もいるのかも。 でも、私は、納得のいかないお金を払うのは嫌だし、そこは主張すべきことではないかなぁと思うのだけれど。