新年会以上に、大はしゃぎ。
翌4日。新年の御用始のような会議は、この際どうでもいいんです。会社の新年会があるけど出るの?、などと当日の夕方に聞くなんてナンセンスだと思いませんか?だいたい誘われてもいないかったし。「要するに、私は、招かれざる客ってことでしょうね(爆)!」などと同僚に毒を吐いてしまったが、実はすでに先約が入っているから、別にどーだっていいのです。この日は、オールナイトで日本のポップスを回しまくるイベントに誘われていたので、こちらにお世話になることに決めていました。クラブイベント、なんて歳でもなくなりつつあるのだけれど、10年ぐらい前からJ-POP(←この言い回しもどうにかならんかと思うね)中心のクラブイベントには時折顔を出していて、北は札幌から南は博多までいろいろ見て回ってきました。最近の場合は、特に「ハロプロ系」すなわちモーニング娘。らを旗艦とする所属事務所の若者達の楽曲が中心になりすぎていて、正直言って辟易していたのであります。思えば10年前は小室さんでしたし、言うなれば、かのTK氏がその後に沖縄系のコ達を連れてきて、んでもって「顔が無表情な無機質体操」と毒を吐いて私が言い斬った「パラパラ」がその後のトレンドの中心に来るわけです。まぁ、そんなこんなでいろいろあった10年間でしたが、そうしたイベントの中でのお付き合いが非常に長い現役カメラマン氏が今回VJをなさるということで事前にメールを頂いていたものだから、「今回は映像つきか!」と重い腰を上げることにしたのであります。名古屋市内のCBCテレビ本社の近くにあるビルで催されたそのイベントには、他の名古屋のイベントでの顔なじみのお客さんやDJさんもいて、まさに「新年交礼会」。お店のご厚意で振舞い酒も出る賑わい様。なぁに、今宵はホテルをとってあるし、翌晩から夜勤。まったく心配は要らないのです。私の場合、気心知れる仲間といる方が酒も進みつつもしゃべくりまくってるから悪酔いしない。真逆に一人でもマイペースで飲めるからよし。むしろ社交辞令の多い会社の飲み会こそ、返酌を断れないし、そんなにビールばっかし飲めねぇんだよ!と顔は笑顔も心はバカ怒り・・って感じで、どうも居心地が悪い。でも今日は違います。マイペースにグラスを傾けながら、目近にDJプレイを堪能できるというのもいいもんです。しかもすべて邦楽なのです。すなわち、これは(私にとって)わからない曲がほとんどないということを意味するんですね。 さて今回のDJの中には現役のインディーズミュージシャンもいたりします。こちらのユニットの女性もその一人で、新年ということもあって着物で登場した彼女は、オリジナル曲や衣装に合わせて懐かしの「はいからさんが通る/南野陽子」を披露。実は松浦亜弥などを振りマネしてしまうほどアイドル願望全開のボーカリストでもあるのでした。彼女はセットリスト(いわゆる当日プレイする曲の順序をまとめること)をキッチリと組んでいなかった様子だったので、コレクター魂全開のほっけは、あらかじめ持参した次の曲をリクエスト。TITLE:NOVAうさぎのうた ~いっぱい聞けて、いっぱいしゃべれる~ARTIST:our hour (アワアワ)RELEASE:2003/04/23CD NUMBER:SCDC00248LABEL:SCITRONACQUISITION(入手容易度):☆☆☆☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆このCDはプロモーションビデオが収録されたエンハンスドCDですが、同じCDの中だからプロジェクタに映像が出せないので失敗。あらかじめ編集をして持ってこればよかったと痛感しきり。暗くて見づらいですが、下の画像はVJ風景。ノートパソコンとプロジェクターをビデオ編集機でつなぎ、さらに自前のDVDレコーダを持ち込んで接続しているので、楽曲にあわせた映像をリアルタイムで繰り出してゆけるのであります。よくぞそんな素材があったな、と思わせる過去の映像も出てきて懐かしい懐かしい。やはり日本人はまずJ-POPであると再認識した夜なのであります。 他にも、栄で店を開く若者ショッパーDJ(店はここらしい)も登場。実はまったく存じ上げていなかったのだが、かなりのDJスキルをお持ちで、検索をかけると意外によくひっかかる。担当時間を外れてからお話しさせていただいたのだけど、超が付くほどのアイドルマニアにびっくり。私もその当時のことであればかなり詳しいつもりでいるのだが、その頃のグッズまでお店に持ち込んでヨタ話始めちゃうあたりは(それ以外にもCDも持ってきているわけで)、なかなかのツワモノ。さすが、小室哲哉とCoCoをDJプレイでつないでしまうあたり(註:双方のファンの間では有名な異名同曲-歌詞も違う-である)からそのマニアぶりを垣間見た気がしていたが、その期待を裏切らぬほどのコテコテなマニアぶり。ちょっと見づらい下の画像では、やはり内容の濃さをわかっていただくにはちょっと辛いかもしれないけど、中で映っているプロモや左端のポスターののアーティストが判った方は、次のこのイベントに来る資格が十分あるといえますかね。 以下は、当夜にプレイされたアーティスト達を順不同で並べてみましたが、まさに邦楽のごった煮であります。噂に聞きしプルプルンのキュッのボン!♪はこの日初めてフルコーラスで聴いたけど、コレクターズアイテムに加えるべきと我がメモ帳に書き加え。しかし笑えるネタとして熟成するには10年ぐらいかかるかな。小沢健二,スーパービューティミカリン+K With キューティーモンすたーズ,SMAP,Priere,YMO,藤本美貴,くるり,及川光博,capsule,大滝詠一,Perfume,globe,TM NETWORK,B'z,SPEED,鈴木あみ,m-flo,小室哲哉,CoCo,広瀬香美,原田知世,松浦亜弥,渡辺満里奈,プッチモニ,Qlair,小倉優子,TPD DASH,TPD,木村由姫,W,BON BON BLANCO,dream,電気グルーブ,宇多田ヒカル,Folder5,ViVa from TPD,ECD,ribbon w/z ピラニアンズ,カントリー娘。に紺野と藤本,A・K・Iプロダクション,エコモニ。,穴井夕子,田中陽子,森高千里,美少女クラブ21,C.C.Girls,上戸彩,あぁ,平家みちよ,bird,モーニング娘。,jazztronic,BoA,クレージーケンバンド,Berry'z工房,SweetS,Goタリモにミニカレー,Negicco(ネギッコ),安達由実,はのあきw/zウゴウゴルーガ,Folder・・・Folderの『パラシューター』が鳴り出したトコでホテルの門限午前3時を迎えたため撤収しましたが、次からはそんなホテルを予約すべきではないな、と実感するほど久々に楽しい夜でありました。